ギークス、「CSRレポート2022」を発行

News Release
2022年5月19日
ギークス株式会社

(証券コード:7060)


ギークス、「CSRレポート2022」を発行


ギークス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:曽根原 稔人、以下ギークス)は、5月19日(木)に「CSRレポート
2022」を発行することをお知らせします。




ギークスは「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンを掲げ、持続可能な社会の実現と継続的な企業価
値の向上の両立を推し進めております。私たちがどのような社会課題に取り組み、事業活動を通じてどのように課題解決へと導
いていくのか、より多くの方々にお伝えする機会を設けたいと考え、ギークスとしては初めて「CSRレポート2022」の発行に至りま
した。


「CSRレポート2022」では、代表の曽根原のトップメッセージをはじめ、IT人材事業、ゲーム事業、x-Tech事業、Seed Tech事
業それぞれの事業本部長が、事業部が解決すべき社会課題とその社会貢献性について説明している他、ギークスグループが取
り組む「5つのマテリアリティ」や「SDGsへの取り組み」、「健康経営推進に向けた社内制度の紹介や取得した認定」など、2021年
4月から2022年3月までの期間で実施した取り組みについてまとめております。


ギークスは昨年4月にESGステートメントを策定し、同5月に発行した中期経営計画「G100」において、ESG経営を進めていくこ
とを宣言しました。東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場へと移行を果たす中で、ギークスが求められる企業としての
社会的責任は増してきております。今回の「CSRレポート2022」発行を通じて、ギークスグループの社会貢献の現在地をお伝え
することができればと思っております。


◇「CSRレポート2022」目次
・グランドビジョン/ESGステートメント/ESGマップ
・トップメッセージ
・事業本部長メッセージ(IT人材事業、ゲーム事業、x-Tech事業、Seed Tech事業)
・5つのマテリアリティ
・SDGsへの取り組み
・健康経営推進の取り組み
・Well-being Weekレポート
・SDGsアンバサダーメッセージ
・会社概要/事業概要


◇SDGsアンバサダー・佐々木よりコメント
今回、ギークスグループとして初めて発行した「CSRレポート」は、私たちがこの1年間でどのように社会貢献してきたのかを伝え
るものであり、事業を通じて組織的に社会課題解決を推進した取り組みから、メンバー個人の気づきや意識変革より生まれた日
常的な取り組みまで、様々な角度から活動をまとめました。ギークスの未来を担う方々にも読んでいただければと思い、親しみや
すい報告書にまとめました。より多くの方々に届けられればと願っております。


【写真&プロフィール】




2020年、パラアスリート採用としてギークスに入社。仕事とスポーツの二刀流を実践し、SDGsアンバサダーとしてギークスグルー
プの社会貢献活動を推進。社員投票による表彰であるBuddy賞を2021年度上期に受賞。2022年4月より経営企画部広報チーム
リーダー。シッティングバレーボール日本代表強化指定選手。


◇「CSRレポート2022」の入手方法
下記リンクよりPDFデータにてダウンロードいただけます。
ペーパーレスの観点から、製本等は実施しておりませんので、予めご了承ください。
https://geechs.com/sustainability/




■会社概要
会社名:ギークス株式会社
所在地:〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39階(WeWork内)
事業内容:IT人材事業、ゲーム事業、x-Tech事業、Seed Tech事業
代表取締役CEO:曽根原 稔人
Webサイト:https://geechs.com/
CSRレポート2022
目次




グランドビジョン、ESG ステートメント ・・・・・・・・・・・・・・ 03

ESG マップ ・・・・・・・・・・・・・・ 04

会社概要 ・・・・・・・・・・・・・・ 05

事業概要 ・・・・・・・・・・・・・・ 06

社長メッセージ ・・・・・・・・・・・・・・ 07

事業本部長メッセージ ・・・・・・・・・・・・・・ 09

5 つのマテリアリティ ・・・・・・・・・・・・・・ 13

SDGs の取り組み ・・・・・・・・・・・・・・ 15

健康経営 ・・・・・・・・・・・・・・ 17

Well-being Week ・・・・・・・・・・・・・・ 19

おわりに ・・・・・・・・・・・・・・ 21





グランドビジョン




「21 世紀で最も感動を与えた会社になる」をグランドビジョンに掲げ、
IT フリーランス人材の活用を軸に事業領域の拡大を進めています。
ギークスが手掛ける事業の根幹にはこのグランドビジョンがあります。
サービスやコンテンツの提供を通して顧客にとって価値となる成果をお届けし、
継続的に喜んでもらうことで大きな感動へ繋げること。
このビジネスの上で最も大切な考え方を守ろうという想いを込めています。




ESG ステートメント




「21 世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンのもと、

ギークスはグループ一丸となって、フリーランスという新しい働き方の推進や人材育成、

自社の技術力を活かした DX 推進やプロダクト開発などの

事業活動を通じて社会に貢献し、企業成長を続けています。



これからもギークスグループは、持続可能な社会の実現、

継続的な企業価値の向上を両立させるため、

ESG 経営に取り組んでまいります。




ESG マップ



安心して仕事に取り組める社会へ
■ 企業のIT人材不足の解決、IT人材増強の推進
■ 技術革新、 開発領域のインフラの役割
■ 働き方の多様性を推進
■ フリーランスの福利厚生サポート
■ 従業員のライフイベントに対応した社内制度、 福利厚生の整備
■ 健康経営への取り組み




社会への貢献




ESG経営


環境への貢献 ガバナンス強化




環境負荷低減のプライド コーポレートガバナンスの強化
■ 気候変動時の業務復旧体制の確立 ■ 安心、安全、公正な取引
■ ペーパーレス、電子ファイル化の徹底 ■ リスクマネジメントの強化
■ クールビズ/ウォームビズを前提としたオフィス ■ セキュリティポリシーの遵守
■ 廃棄物ゼロに向けた企業風土の醸成 ■ コンプライアンス、 内部統制
■ 社員の環境保全活動への支援 ■ グループ企業の統治体制
■ 環境負荷軽減への企業投資 ■ ジェンダー、 国籍に左右されない役員登用





会社概要



社名 ギークス株式会社(東証プライム:7060)

代表者 代表取締役 CEO 曽根原稔人

設立年月日 2007 年 8 月 23 日

本社所在地 東京都渋谷区渋谷 2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39F(WeWork 内)

資本金 1,101 百万円(2022 年 3 月 31 日現在)

役員構成 代表取締役 CEO 曽根原稔人 常勤監査役(社外) 佐々木貴
取締役 CFO 佐久間大輔 社外監査役 秦信行
取締役 成末千尋 社外監査役 花木大吾
社外取締役 松島俊行 執行役員 桜井敦
社外取締役 花井健 執行役員 高原大輔

事業内容 IT 人材事業 ゲーム事業 x-Tech 事業 Seed Tech 事業

売上規模 5,388 百万円(2022 年 3 月期)

従業員数 384 人 (2022 年 3 月 31 日現在 )

拠点 東京支店 大阪支店 福岡支店 名古屋サテライトオフィス




グループ会社




IT人材事業 x-Tech 事業




ゲーム事業 Seed Tech 事業





事業概要


事業紹介


IT人材事業
ITフリーランスの働き方を支援し、
企業とマッチングするサービスを展開。登録者数19,000名
を超える日本最大級の技術リソースのシェアリングエージェントとして業界を牽引する。


ゲーム事業
大手のライセンサーやゲームメーカーとパートナーシップを組み、Unityをベースとしたス
マートフォン向けアプリゲームの企画 開発 運営を行う。
・ ・



Seed Tech 事業
法人向けSaaS型DX/IT人材育成サービス
「ソダテク」の提供やプログラミングスクール「Seed
Tech School」
の運営を中心に、 人材の育成とオフショア開発を行う。
IT



x-Tech 事業
オウンドメディアの運営 開発やD2C構築の他、
・ インフルエンサーを活用したエージェントと
してゴルフ業界のデジタルマーケティングを支援する。




2022 年 3 月期の売上高、営業利益


ゲーム事業 IT人材事業 ゲーム事業 IT人材事業
58% 34% 37% 62%

22 年 3 月期 22 年 3 月期

売上高 営業利益

5,388 百万円 1,133 百万円
x-Tech 事業
6%
Seed Tech 事業 x-Tech 事業
2% 1%
2022 年 5 月 13 日決算開示資料より

社長メッセージ


ギークス株式会社 代表取締役 CEO
曽根原 稔人
1975年生まれ。ホテル業界、不動産業界を経験した後、共同創業した会社で株
式上場を実現。日本にITフリーランスという新しい働き方を普及させること
を目的として、2007年8月にギークス株式会社を設立し、代表取締役CEOに就
任。2019年3月東証マザーズ上場、2020年4月に東証一部への市場変更、2022
年4月には東証プライム市場への移行を果たす。現在は、ITフリーランスの働
き方支援による技術リソースのシェアリングエージェントを主軸に、DX/IT
人材を育成する事業を展開し、社会貢献を目指す。




トップメッセージ
 ギークスグループでは「21 世紀で最も感動を与 くなっていることを実感しています。
えた会社になる」というグランドビジョンを掲げ  ESG 経営は、環境・社会・ガバナンスの 3 つの
ています。 観点から、長期的な成長を見据えた企業活動を進
 グランドビジョンは、私たちが目指す姿である めていくための指標ですが、本質的には「持続可
一方で、私たちの事業に向き合う考え方やスタン 能な社会の実現のために、事業活動を通じて、ど
スを表現しています。ギークスグループが提供す のように社会的責任を果たしていくのか」という
るサービスによって、顧客への継続的な成功体験 問いへの回答だと考えております。
を提供することこそが、私たちの事業の目的であ  私たちが解決すべき社会課題は「IT 人材の不足」
り、この想いを込め掲げました。グランドビジョ です。経済産業省の IT 人材需給ギャップ観測では、
ンの達成が持続可能な社会の実現・継続的な企業 2030 年には国内の IT 人材が最大で 79 万人不足す
価値の向上の両立に繋がると信じ、事業活動を推 ると想定されており、IT 人材の育成・確保は企業
進しています。 の経営課題でもあります。私たちはその課題にい
 当社は、2021 年 4 月に ESG ステートメントを ち早く着目し、IT フリーランスという働き方を広
策定、5 月に発表した中期経営計画「G100」にお げ、IT 人材をシェアリングする時代を導くという
いて、ESG 経営を進めていくことを宣言しました。 解決策を提示しました。
同年 6 月に改訂されたコーポレートガバナンス・  創業事業である IT 人材事業は「働き方の新しい
コードでは、気候変動対策を中心とした環境問題、 『当たり前』をつくる」を事業ミッションとしてい
人権の尊重や多様性の確保、従業員の心身両面の ます。正社員として採用しなければならないとい
健康への配慮、自然災害等への危機管理などの う固定概念にとらわれず、優秀な人材のスキルを
ESG 課題へ積極的に取り組むことが求められ、ま 社会全体でシェアリングするという考え方を拡張
た、本年 4 月 4 日の東京証券取引所の市場再編に していくことが、社会課題解決へつながると信じ
伴い、プライム市場への移行を果たしましたが、 ています。
上場企業の社会的責任は、時を重ねるごとに大き  中長期的に見れば「IT 人材を増やすための取り


組み」も必要です。グループ企業のシードテック  また、コロナ禍によって働く環境が揺らぐ中、
株式会社では、法人向け SaaS 型 DX/IT 人材育成 ギークスグループ全体としてハイブリッドワーク
サービス「ソダテク」の提供を開始します。志を を推進し、メンバーそれぞれが自身にとって生産
共にする企業の集合体で優秀な人材を育て、スキ 性の高い働き方を自らが選択できるようになりま
ルをシェアしながら、プロジェクトベースで組織 した。WeWork への本社移転をはじめとして、様々
間を流動させ、社会全体で「IT 人材を育てて、シェ な制度や環境を整えることで、私たち自身も働き
アする時代」の確立を目指します。 方の新しい『当たり前』をアップデートしています。
 社内へ目を向けると、ESG 経営は経営陣を中心  今回、初めて「CSR レポート」を発行しましたが、
としたトップダウンに近い手法で推進しているこ 社会課題を解決するための事業活動であるという
とに対し、SDGs への取り組みや Well-being を基 軸をぶらすことなく、誠実に社会的責任を果たし
軸とした健康経営・福利厚生などの制度設計はメ ていかなければと、身の引き締まる思いでおりま
ンバー主導のボトムアップ型の体制で実現してい す。今後も持続可能な社会の実現に向け、ギーク
ます。「SDGs17Action プロジェクト」や スグループ全体の成長を加速していきます。永続
「Well-being Week」といった企画が自発的に立ち 的な企業価値の向上に努めてまいりますので、引
上がり、社会や共に働く仲間への貢献に対して強 き続き、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、
い想いをもつメンバーが多いことを喜ばしく感じ 心よりお願い申し上げます。
ています。
 多様な働き方という観点では、パラアスリート
採用で入社したメンバーが、昨夏開催された東京
2020 パラリンピック競技大会において、シッティ
ングバレーボール日本代表として出場、見事に 8 2022 年 4 月 28 日
位入賞を果たしました。仕事とスポーツの両立と
いうチャレンジへの後押しは今後も継続していき
ます。
曽根原 稔人

事業本部長メッセージ


ギークス株式会社 取締役 / IT人材事業本部長
成末 千尋
大学卒業後、総合商社、PRコンサルを経て、2009 年ギークス株式会社に入社。
新規事業や新サービスの立ち上げに従事し、2016 年よりIT 人材事業本部長、
2018 年11 月に取締役に就任。 働き方の新しい
「 『当たり前』をつくる」を事業
ミッションに掲げ、ITフリーランスの働き方を支援し、企業とマッチングする
サービスを展開。同社の主幹事業を牽引している。また、中央大学商学部にて
キャリア教育分野の特別講師を務める。




ITフリーランスという選択肢を当たり前のものに 
 私たち IT 人材事業本部は「働き方の新しい『当 ビスを提供するだけでなく、フリーランスという
たり前』をつくる」を事業ミッションに掲げ、IT キャリアへのチャレンジを下支えするために、満
人材不足に悩む企業に対して「IT フリーランスの 足のいく暮らしを実現するために、どのように貢
活用」という選択肢を提供しております。 献していくのかを常日頃から考えています。
 政府の働き方改革による「雇用によらない働き  また、ギークスグループの SDGs への取り組み
方」の推進、案件ごとに人員を配置する流動的な 「SDGs17Action プロジェクト」にメンバーととも
雇用形態を採り入れ始めてきた企業側の動向、コ に参加したことがきっかけで、毎週水曜日は定時
ロナ禍によるリモートワーク中心の働き方へのシ で帰ろうという「Dream Wednesday」を事業部全
フトや地方移住者の増加など、ここ数年で IT フリー 体で始めました。「自分のために時間を使うこと」
ランスがフィットする社会へと変遷しています。 を応援することで、ディーセントワークの一助と
全国どこにでも優秀な IT フリーランスがおり、地 なればと考え、メンバーの働き方にも、変化と進
域を問わずに案件への参画が可能となった今、私 化が問われていると事業本部長として感じていま
たちに求められているのは「IT フリーランスの皆 す。
さまの幸福追求」かもしれません。  東証プライム上場企業となり、IT フリーランス
 年齢や勤続年数ではなく実力で勝負でき、キャ の市場を牽引する役割を求められるとともに、企
リアプラン・人生設計の幅が広がるフリーランス 業・IT フリーランス両面にとっても、安心安全で
は、IT エンジニアのキャリアの選択肢として定着 適正な契約を結ぶ責任があります。IT フリーラン
しつつありますが、企業に属さずに働くという性 スという選択肢を当たり前のものにするためには、
質上、正社員と同様の福利厚生が受けられないと 大胆さと繊細さを併せ持ち、それぞれが直面する
いう課題が存在しています。 であろう課題を解決しながら、市場を啓蒙してい
 私たちは IT フリーランス向けの福利厚生プログ かなくてはなりません。今後も、雇用にこだわら
ラム「フリノベ」 5 年前より運営しておりますが、
を ない人材活用で社会の IT 人材不足の解消を目指し
心身の健康の増進、経理事務の効率化といったサー てまいりたいと考えております。



事業本部長メッセージ


G2 Studios 株式会社 代表取締役社長
桜井 敦
2012年にギークス株式会社に中途入社し、IT人材事業本部に所属。IT人材事
業本部長として4年ほど従事した後、2016年にゲーム事業推進室長に任命さ
れる。ゲーム事業の拡大に伴い、2018年にゲーム事業推進室を「G2 Studios」
として子会社化し、代表取締役社長に就任。 アソビ創造集団」
「 をミッション
に掲げ、ユーザーの喜びにこだわったゲーム創りを進めている。




ゲームがもたらす多様的な社会価値
 昨今、SNS をはじめとしたオンラインでのコミュ イターを志すようになり、「小学生のなりたい職業
ニケーションやコミュニティが日常的なものとな ランキング」の上位にゲームクリエイターがラン
り、インターネットの世界に自身の居場所や舞台 クインする時代になりました。eSports の登場に
を見出す方も増え、その媒介のひとつに「ゲーム」 よって、ゲームを楽しみ、極める延長線上にもプ
が選ばれるようになりました。 ロフェッショナルが存在しています。ゲームを取
 今までは「遊び」だったものが「自身の存在承 り巻く環境は大きく変わりました。
認を感じられる」ものや「人のつながりをもたらす」  G2 Studios では、ゲーム業界を志す大学生・専
ものに変わりつつあり、そう遠くない未来には社 門学校生のインターンシップの受け入れ、子ども
会インフラの機能を有しているかもしれません。 たちの職業人インタビュー対応など、ゲームづく
親世代がいわば「ファミコン世代」であり、ゲー りの楽しさを感じてもらい、将来のキャリアの選
ムに対する抵抗感が薄らいでいることも追い風な 択肢を増やす取り組みを進めてきました。本年度
のではないでしょうか。 は小・中学生向けのプログラミングスクールと提
 子どもの発育においても、喜怒哀楽といった感 携し、ゲーム開発の体験会を実施する予定もあり、
情を体験する機会として、友達と協力して何かを 将来のゲーム業界を支える人材の育成に貢献でき
成し遂げる経験を得られるコンテンツとして、工 ればと考えております。
夫や改善、トライアンドエラーなどの重要性を学  「ゲームが私を救ってくれた」というメンバーも
ぶ教材として、ゲームは存在しています。小学校 いますし、「推しのために生きている」というメン
でのプログラミング教育の必修化が 2020 年度より バーもいます。ゲームが人生における彩り、支え、
始まりましたが、子どもへの興味喚起やプログラ 張りとして、また、現代社会において「なくては
ミングそのものの構造理解においても、ゲームは ならないもの」として存在しつつあることを私た
有用です。 ち自身が認識し、その社会を支えられる企業とし
 野球が好きな子どもがプロ野球選手に憧れるの て、成長を遂げられればと考えております。
と同じく、ゲームが好きな子どもがゲームクリエ



事業本部長メッセージ


シードテック株式会社 代表取締役社長
高原 大輔
2011年に世界40カ国を巡った後、グローバルIT人材を育成するための「IT留
学」の機会を提供するため、2013年にフィリピン セブ島にてNexseedを創

業。これまでに2,300人以上の卒業生を輩出。2021年1月にシードテック株式
会社を設立し、法人向けSaaS型IT人材育成サービス「ソダテク」の提供、
「Seed Tech School」の運営、オフショア開発の推進を行っている。




世界一周旅行を経て気づいた、日本の社会課題
 2011 年、私は 1 年をかけて世界中を旅しました。 へ。」をミッションに、世界を前進させるテクノロ
約 40 ヶ国を巡る旅の過程で、国籍を問わず、グロー ジーの種(原動力)となるサービスと人材を、こ
バルに活躍する方々にお会いしましたが、そこで れまで以上に加速させながら産み出していきたい
感じたのは、日本のグローバル化が急務だという と考えています。
こと。日本は戦後、高度経済成長を経て発展した  国内の IT 人材不足を解決する手段として、今年
バイタリティのある先進国であるにも関わらず、 度より法人向け SaaS 型 IT 人材育成サービス『ソ
現在は言語力(英語力)と異文化適応力が非常に ダテク』の提供を開始します。インターネット環
弱く、今後の将来が厳しいと実感しました。 境さえあれば場所や時間に関わらずオンライン受
 当時も今も、世界はとてつもないスピードで変 講できるという特性によって、IT 人材の採用にお
化しており、その柱となっているのは IT テクノロ ける地域間格差の解決を目指し、企業の DX/IT 人
ジーです。2013 年に「優秀なエンジニア/グロー 材の育成を推進していきます。
バル人材の育成」という課題に全力で取り組むた  将来の DX/IT 人材輩出へつなげる手段として、
めに立ち上げたのが NexSeed
(ネクシード) フィ
で、 広島県の私立中学校・高校にオンラインプログラ
リピン・セブ島にてプログラミングと英語を同時 ミング授業を実施したり、小学生・中学生を対象
に学べる「IT 留学」を提供する事業を開始し、こ とした「スタートアップ Jr. アワード 2021」に協
れまでに約 2,300 名以上の卒業生を輩出しました。 賛し、出張授業を行ったりと、子どもたちとプロ
また、現地の IT エンジニアを活用したオフショア グラミングの接点を作り続けています。
開発の環境も構築しました。  グローバルな社会課題もローカルな社会課題も、
 日本企業への販路開拓を意図し、2021 年 1 月に どちらも解決できるオンリーワンな企業となれる
シードテックを立ち上げましたが、これまで培っ ように、事業と組織の拡大を進め、持続可能な社
たグローバル IT 人材育成のノウハウ、そして、国 会の実現を目指していきます。
際力が高く豊富な IT 人材を抱えるフィリピンとい
う国の力を借り、「テクノロジーの力で、世界を前



事業本部長メッセージ


ギークス株式会社 x-Tech事業本部長
池田 陽太
2012 年、ギークス株式会社に新卒入社し、IT 人材事業本部に所属。ゴルフ
×IT でゴルフ業界を盛り上げたいという入社動機を現実化すべく新規事業
を立ち上げ、現在はゴルフ専門情報サイト「Gridge(グリッジ)
」の運営や
ゴルフ業界のデジタルマーケティング支援などを進める。2022 年 4 月に
x-Tech 事業本部長となり、さらなる事業推進に取り組んでいる。




ポストコロナ社会におけるスポーツの楽しみ方を支援する
 私たちは「テクノロジー × データ」によるビジ  私たちは「ゴルフの楽しさをすべての人に」を
ネスモデル変革のテクノロジーパートナーとして、 コンセプトにしたゴルフ専門情報サイト「Gridge
ゴルフ業界のデジタルマーケティングを支援して (グリッジ)」を運営し、メディア EC の展開や
きました。 D2C 構築、SNS の運用代行などを行っていたこと
 ゴルフに限らず、様々なスポーツにおいて、「ス もあり、少しずつではありますが、多様なユーザー
ポーツを楽しむユーザー側」と「アイテムやサー のニーズに応えられるよう、お声かけいただくこ
ビスを提供するクライアント側」の接点が多様化 とが増えてきました。直近では YouTube を活用し
しておりますが、2020 年初旬以降からのコロナ禍 たプロモーションの支援に注力し、ユーザーとク
によって生活が劇的に変わり、巣ごもり需要のよ ライアントの接点強化を進めております。 
うな外に出ない楽しみ方、感染リスクを極力抑え  年齢や性別問わず、生涯スポーツとしても楽し
た楽しみ方など、スポーツの楽しみ方がこれまで めるゴルフですが、「敷居が高い」と感じている方
とは違うものになりつつあります。その中で「デ もいらっしゃいます。ゴルファーが気軽に参加で
ジタルの力」を強く求められたのがゴルフ業界で きるアマチュア競技ゴルフ大会「Gridge Cup」を
した。 2019 年より開催しておりますが、これは若手ゴル
 競技人口の半分以上が 60 代を超えているゴルフ ファーが競技ゴルフに対して感じる「ハードルが
ですが、ソーシャルディスタンスを保ちながらプ 高い」「一人では参加しづらい」という不安を払拭
レーできる、感染リスクの低いアウトドアスポー するための取り組みでもあります。
ツという特徴から若いゴルファーが増え、情報収  スポーツが生きがいや心の支えとなっている方
集のチャネルとして YouTube や Instagram が重 は一定数いらっしゃいます。ゴルファーの多様性
宝されるようになりました。雑誌などのマスメディ や楽しむことへの障壁に対して、適切に情報を届
アや店舗での販促などオフラインのマーケティン けられる施策を提供し、また、ゴルフを楽しむ方々
グが盛んだったゴルフ業界において、これは大き の裾野を広げていくことで、収益性と社会貢献性
なうねりでした。 の両面から事業を推進できればと考えております。



5つのマテリアリティ


ギークスグループでは、持続可能な社会の実現・継続的な企業価値の向上の両立を目指して、5 つの
マテリアリティ(重要課題)に取り組んでいます。



1 技術リソースのシェアリングで IT 人材不足を解決

2030 年に最大 79 万人の IT 人材が不足するという想定に対し、企業の枠を超え、複数のプロジェクトに携わる
IT フリーランスの活用を通じ、課題解決に取り組んでおります。IT フリーランスの方々の技術スキル・経験・
志向性、そして企業の案件をデータベース化し、
「技術力をシェアするプラットフォーム」の役割を担うことで、
雇用にこだわらない人材活用を啓蒙し、社会の IT 人材不足を解消します。


・IT フリーランス専門の案件検索サイト「geechs job」
・IT フリーランスの方々向けの情報配信
・企業向け / IT フリーランス向けセミナーの実施




2 フリーランスが安心して働ける社会・環境の整備

政府の働き方改革、雇用形態の多様化、コロナ禍によるハイブリッドワークの拡大により、フリーランスとい
う働き方を選択する方が増加しています。ギークスでは、IT フリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」
を 2017 年より運営するなど、IT フリーランスの声をもとに働き方を支援するサービスを生み出してきました。
フリーランスというキャリアの選択を後押しし、安心して長く働き続けられる環境づくりを目指しています。


・IT フリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」
・案件探し、契約事務の代行
・スキルアップのための学習機会提供




3 DX/IT 人材の育成・リスキリング

シードテックでは、2013 年よりプログラミングスクール「Seed Tech School」を提供し、IT 人材の育成・母
数拡大に貢献。2022 年 4 月には法人向け SaaS 型 DX/IT 人材育成サービス「ソダテク」の提供を開始し、リス
キリングやリカレント教育の機会を通じ、企業内で IT 人材を育成する環境づくりを進めております。「DX/IT
人材は社内で育てる時代」を目指し、サービス開発に取り組んでおります。


・法人向け SaaS 型 DX/IT 人材育成サービス「ソダテク」
・プログラミングスクール「Seed Tech School」
・フィリピン、セブ島での IT 留学




5つのマテリアリティ



4 コーポレート・ガバナンスの強化

IT フリーランスのネットワークの創造と普及という事業の性質上、社会からの信頼を得ることは必要不可欠で
あり、健全性の高い組織を構築し、永続的に維持していくことが会社存続のために重要であると考えています。
この認識とコンプライアンスの重要性をコーポレート・ガバナンスの基本的な考え方として、社会的信頼の確
保を図ってまいります。


・安心、安全、公正な取引
・リスクマネジメントの強化
・セキュリティポリシーの遵守




5 パートナーシップ

持続可能な社会の実現を達成するためには、ステークホルダーとのパートナーシップが重要であると考えてい
ます。社員・家族・IT フリーランス・パートナー企業・株主・社会との接点において、ギークスグループが果
たす役割を最大化させます。



・社内におけるサスティナビリティ活動の推進、啓蒙
・ワークライフバランス、育児と仕事の両立支援
・共同開発(パートナー協業、オフショア)




「G100」達成に向けて
ギークスグループでは、2021 年 5 月に中期経営計画
「G100」を発表しました。2025 年 3 月期に「売上高 100 億、
営業利益 25 億、技術リソースシェアリングプラット
フォーム国内 No.1 を目指す」といった目標を掲げまし
たが、これは事業収益性と社会貢献性を両立させ、取り
組むべきことです。
  つのマテリアリティ」に記載しているように、当社
「5
のサービスは社会課題の解決を目的とした事業モデルを
構築しております。「G100」の目標をギークスグループ
一丸となって追いかけることが社会貢献につながると信
じ、メンバーの達成意欲を下支えするために組織作りや ギークス株式会社 取締役 CFO
制度設計に取り組むことができればと考えています。 経営管理本部長 佐久間大輔

SDGs の取り組み ① 17 Action プロジェクト


ギークスグループでは、2022 年 1 月からの 3 ヶ月間、SDGs への取り組みの一環として「17 Action
プロジェクト」を実施しました。SDGs の 17 の目標を 17 人のメンバーがそれぞれひとつずつ担当し
「目標達成につながる日常的にできる行動を実践してもらおう」という活動でした。



メンバーの取り組みと感想


節水3ヶ条
K.U 経営管理本部

子どもとともに「節水」について考える機会にしようと、「こまめに
蛇口やシャワーを止める」「トイレは小で流す」「うがいはコップで」
といったシンプルな取り組みを親子で実践しました。
「もったいない」
と蛇口を自分で止めるようになり、子どもの意識が変わるきっかけ
につながりました。




働く母の肩の荷を下ろす
S.I  IT人材事業本部

育児休暇を経て職場復帰し、「働く母として何が大変なのか」「どの
ような困りごとがあるのか」を当事者目線から社内チャットツール
にて発信しました。「名もなき家事」をテーマにした投稿に、社内の
ママ・パパメンバーのコメントが並び、仕事と家庭の両立に関する
リアルな声を知ることができました。




容器一杯分のゴミを拾う
M.S G2 Studios

新卒1年目ながら、今回のプロジェクトを機に、最寄り駅でポイ捨
てされているゴミを拾おうと決意し、帰り道で買ったコーヒーの空
きコップにゴミを拾いました。コップ 1 杯分の予定が、駅の広場の
花壇まわりすべてのゴミを拾い、今では夜にぶらっと散歩すると、
ちょっとゴミを拾おうかなと思えるようになりました。



SDGs の取り組み ② ゼロ・ウェイスト活動


ギークスグループでは、SDGs「12. つくる責任 つかう責任」の達成に向けて、
「自分にとっては不要なモ
ノでも、誰かにとっては必要なモノかもしれない」というお譲りの文化が広がっています。オフィス移
転をはじめ、ゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト」の考え方を採り入れ、環境整備を進めております。




オフィス移転
WeWork 渋谷スクランブルスクエアへの本社移転に伴い、
「引っ越しごみを減らす」取り組みを進め、引っ越し資材
面でのゴミを減らすことはもちろん、各自で不要になった
ものを集約し、お譲り会を開催しました。




チャリボン
古本の買取金額が NPO や社会福祉法人などの活動資金へ
の寄付として充てられるチャリボンをギークスグループで
は定期的に実施し、年末の大掃除などのタイミングにて企
画しています。




フードバンク
様々な理由により処分せざるを得ない食料品などを寄付す
る「フードバンク」を通じ、賞味期限が近づいた防災備蓄
を困窮者などに配給する活動を行い、オフィスで実施でき
るフードロスの問題に取り組んでいます。





健康経営


ギークスグループでは、様々な事業活動を通じて社会に貢献するために、まず当社従業員とその家族の
心身の健康が不可欠であり、重要な経営資源の一つであると考えています。グランドビジョンの実現に
向け、従業員が十分な力を発揮し、活躍できる環境作りに取り組み、健康経営を積極的に推進しています。




1 健康管理・促進

健康促進と安全快適を目指し、心身共に快適な状態で仕事に取り組めるよう環境を整備しています。コロナ禍
による労働環境・健康習慣の変化に対応し、従業員が身体を動かす機会を提供するためのイベント「エクササ
イズウィーク」を実施するなど、会社と従業員のヘルスリテラシー向上を図っています。



・定期健康診断、婦人科健診実施
・新型コロナウイルス予防接種の機会提供、インフルエンザ予防接種補助
・エクササイズウィークの実施(オンラインエクササイズ/オフィスでできるストレッチ動画配信)




2 ワークライフバランス

柔軟な勤務体系や制度を軸に、ハイブリッドワークへの対応や長時間労働の抑制を図っています。ライフステー
ジにおけるお祝い金の支給や様々な休暇制度によって、従業員だけではなく、その家族までサポートできる体
制を整え、安心して仕事に取り組める職場環境を提供し、持続可能な働き方を提案しています。



・子どものバースデー祝金、育児介護休暇、子どもの看護休暇、慶事祝金、弔慰金
・リモサポ手当、フレックスタイム、時短勤務制度、アニバーサリー休暇
・勤続手当




3 メンタルヘルス対策

メンタル面での不調者を減らすだけではなく、未然に予防することに重きを置き、基本知識の習得機会の提供
やセルフケアの促進、毎月 1 回の組織サーベイの実施を通じた従業員のエンゲージメントの可視化などを実施
しています。現場の声を反映した社内活性化や職場環境の改善などへの対策に積極的に取り組んでいます。



・ストレスチェック、社内外相談窓口設置
・復職支援プログラム
・組織サーベイの実施


健康経営


ギークスグループ全体で健康経営に取り組むために、下記のような推進体制を整備し、従業員の心身
の健康を導いています。メンタル不調者や休職者に対するサポート体制、衛生委員会との連携など、
予防・対策の両面から迅速に対応できるよう、組織化を進めています。




推進体制図

経営会議




健康推進チーム

健康経営責任者
健康保険組合
連携 (取締役) 連携
衛生委員会

メンバー
産業医
(人事労務・総務)


サポート


従業員




ギークスグループでは、従業員の健康管理に対する取り組みや成果が認められ、健康経営に関する
2 つの認定を取得しました。本年度は、もう 1 ランク上の認定を取得できるように取り組みます。



健康経営優良法人 2022(大規模法人部門)とは、日本健康会議が進め
る健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法
人を顕彰する制度です。大規模法人に対しては、健康経営の考え方を普
及拡大していく「トップランナー」としての役割が期待されています。



健康優良企業(銀の認定)とは、健康促進に取り組むことを内外に宣言
する「健康企業宣言」を実施した企業のうち、「100%健診受診」の宣言
をはじめ、職場の健康づくりの環境を整えるうえで一定の評価を得た企
業が取得できる認定です。


Well - being Week


2022 年 3 月 7 日から 3 月 11 日の 1 週間を「Well-being Week」と題し、ギークスグループ全体で
Well-being
(ウェルビーイング)の働きかけに取り組み、様々なイベントを実施しました。肉体的 精神的・

社会的に満たされた状態のことを指す「Well-being」は、メンバーの健康やワークライフバランスを整
えるために重要な要素であるという認識が広まりつつあり、企業経営において必要不可欠なものです。




Women’s Day! オンラインワークショップ
3 月 8 日の国際女性デーに合わせ、イベントを開催。参加した女性メンバーはいくつかのグループに
分かれ、周囲と対話しながら自身と向き合い、「やりがいをもって長く働き続けていくために、自分
にとって大切な価値観は何か」などを言語化しました。



Well - being Week




オンラインエクササイズ
コロナ禍において、運動習慣が薄れるメンバーがいる中で、オフィスワーク・リモートワークのどち
らでも対応できる「仕事の合間にできるエクササイズ」を考案。全社イベントとして、オンラインで
生配信し、多くのメンバーが一緒になって身体を動かしました。




健康経営&SDGs 勉強会
健康経営を実現するための社内制度の紹介、SDGs 達成に
向けたギークスグループの取り組みを学ぶオンライン勉強
会を開催しました。毎年春に新入社員研修のカリキュラム
として同じ勉強会を実施し、社内への啓蒙に努めています。




防災に関する取り組み
Well-being Week の期間が「3.11」と重なることもあり、も

しオフィスで仕事中に災害が起こったら」という観点から、
東日本大震災の被災当事者であるメンバーを中心とし、防
災に関する様々な情報発信を行いました。



おわりに


2021 年度を振り返って

 ギークスは 2019 年 3 月の東証マザーズへの上場以降、東証一部、
東証プライムへと市場移行を果たし、
企業としての社会的責任は大きくなり続けています。

 今回、初めて発行した「CSR レポート」は、社会における私たちの役割を示したものであり、この 1
年間でどのように社会貢献してきたのかを伝えるものです。事業を通じて組織的に社会課題解決に邁進
した取り組みから、メンバーの気づきや意識変革からの日常的な取り組みまで、様々な活動をまとめま
した。ここには大きいも小さいもなく、ひとつひとつが等しく尊いものです。


 2021 年度を振り返ると、 月の ESG ステートメントの発表 ESG マップの策定を機に、
5 ・ ギークスグルー
プ全体が ESG 経営へと大きく舵を切りました。上期は、オフィス移転に伴う「ゼロ・ウェイスト」活
動や健康経営宣言を基軸としたメンバーの心身の健康を充足させるための取り組みなど、ESG の考え
方を組織に取り入れるための半年だったことを思い出します。


 下期は「SDGs17Action プロジェクト」や「Well-being Week」など、
メンバー主導の企画が発案され、
事業部門・役職・年齢・キャリアを問わない横断型のプロジェクトが立ち上がりました。ギークスグルー
プとしての社会貢献活動に対する仲間を集めることができた半年であり、下期の全体会議にて「プロジェ
クト賞」という社内表彰を得られたことも大きな成果です。


 ただ、今回の CSR レポートにまとめられた内容は、ギークスグループとして何を実施したかという
報告であり、年間の数値目標や定量的な成果、そしてその検証を発表しているものではありません。今
年度は各事業本部とより強固に連携し、KGI/KPI といった目標を設定した上で、目に見える形での成果
を導けるよう、取り組みを進められればと考えています。また、昨年度の下期に手を挙げてくれたメン
バーとともに活動を続け、その先には新規事業の立案や既存サービスの改良などへ繋げられればと感じ
ています。



佐々木一成(SDGsアンバサダー)

2020年ギークス株式会社にパラアスリート採用として入社。仕
事とスポーツの二刀流を実践し、SDGsアンバサダーとしてギー
クスグループの社会貢献活動を推進。2021年度上期Buddy賞受
賞。2022年4月より、経営企画部広報チームリーダー。東京2020
パラリンピック競技大会シッティングバレーボール日本代表。




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