『scorobo for Infrastructure』を活用した社会インフラ向け劣化検知ソリューション提供

2019 年6月 19 日
テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社
(証券コード:7046 東証マザーズ)


TDSE、『scorobo for Infrastructure』を活用した

社会インフラ向け劣化検知ソリューション提供

テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社(本社:東京都新宿区、
代表取締役社⾧:城谷直彦、以下「TDSE」)は、ディープラーニング技術を活用
した AI 画像映像解析エンジン『scorobo for Infrastructure』を活用して、社会イ
ンフラ向け劣化検知ソリューションを 7 月より提供開始いたします。

TDSE は、高度な AI 技術を持ったプロフェッショナル集団であり、2013 年の創業以来、
金融、サービス業、製造業などの大手企業で 300 以上の技術ライブラリー「scorobox」を蓄
積してきました。業界・市場調査を行い、大量にあるライブラリー群から、将来有望となる
AI 製品やモジュール『scorobo』の開発を加速させ、サブスクリプションサービス充実を推
し進めています。
労働人口の減少や設備老朽化により、社会インフラ診断業務の効率化が様々な業界や自
治体で将来大きな課題になることが予測されています。具体的には、橋梁や道路、コンクリ
ート建造物などの画像・映像を活用し、迅速かつ高精度な“老朽化検知”および“ひび割れ検
知”の需要が拡大傾向にあります。また、労働人口の減少・働き方変革に伴う労働時間の適
正化に伴い、従来型の熟練者による目視や打音による検査から、AI を活用した業務効率に
むけた投資が続くとみられています。


社会インフラ領域における AI 市場拡大予測について
年度 2018 年見込み 2022 年予測 2030 年予測
規模 300 億円 800 億円 1600 億円
㈱富士キメラ総研[2019 人工知能ビジネス国内市場予測](2019 年 3 月公表)


当社ではこれら業界が抱える課題を解決するため、AI 技術を活用した設備保全業務の効
率化、高度化を実現するための AI ソリューションの開発・提供に力を入れてきました。
2017 年度より開始した東京電力パワーグリッド株式会社様との共同研究開発では、送電
線の異常診断業務に対し、これまで作業員が確認していた VTR による点検作業を当社開発
AI が行うことで、異常検知の精度向上と点検作業時間の 50%以上の大幅な短縮を見込んで
おります。今後、当社がサービス提供を見込んでいる建設業界や社会インフラ業界において
も、高度な画像解析エンジンによる業務効率化効果が極めて高いことが想定されます。
今回、提供する社会インフラ領域向けの劣化検知ソリューションは、橋梁や道路、コンク
リート建造物などの画像・映像データを活用し、検査業務の効率化、精度向上を行うための
ソリューションです。ソリューションには、先端のディープラーニング技術を活用した映
像・画像を高度且つ迅速に解析できる当社独自の AI 画像映像解析エンジン「scorobo for
Infrastructure」を採用します。ソリューションの導入・活用にあたっては、検知対象物ごと
に最適な AI エンジンとして改善し、劣化検知の結果に関連する業務システムとの連携やイ
ンターフェイス開発をおこない、高精度な検知機能を提供することで、業務の効率化と最適
化を目指したソリューションを実現します。大手ゼネコン、建築業など数社から引合いがあ
り、この 3 年で、総計5件、約3億円の売上を見込んでいます。なお、2020 年3月期の業
績へ与える影響は軽微であり業績予想に変更はありません。
社会インフラ領域では、劣化検知業務以外にも、需要予測・故障予兆・監視制御・施工計
画・重機制御の分野が、AI 技術を適用することで課題解決につながるため、当社は社会イ
ンフラ業、建設業向けソリューションの充実を図り、サブスクリプションサービスを推し進
めていきます。


■検知ソリューションによる効率化イメージ




■本件に関する報道関係者からの問い合わせ先
・テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社
東京都新宿区西新宿 3-20-2 オペラシティタワー27 階
TEL:03-6383-3261(代表) 平日 9 時~18 時
MAIL:info@tdse.jp
WEB:https://www.tdse.jp/
■参考
東京電力パワーグリッド株式会社様と進めた事例




https://www.tdse.jp/case/1163/

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