ポジティブ・インパクト・ファイナンス契約締結に関するお知らせ

2023 年 3 月 31 日
各 位

会 社 名 株式会社エノモト
代表者名 代表取締役社長 武内 延公
(コード番号:6928 東証プライム)
問合せ先
役職・氏名 経営管理グループ担当執行役員
企画管理部長 武井 勉
電 話 0554-62-5111




ポジティブ・インパクト・ファイナンス契約締結に関するお知らせ

当社は株式会社山梨中央銀行(以下「山梨中央銀行」 )と「ポジティブ・インパクト・ファイ
ナンス 」に関する融資契約を締結しましたので、お知らせいたします。
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP
FI) ※ 1 が策定したポジティブ・インパクト金融原則 ※ 2、 及び実施ガイドに基づき、企業活動が
環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分
析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資です。
本契約の締結にあたり、山梨中央銀行が定性的、定量的なインパクト評価を実施し、株式会
社日本格付研究所より評価にかかる手続きのポジティブ・インパクト金融原則への準拠性、活
用した評価指標の合理性について第三者意見を取得しております。
当社は、 「経営の中心は人であり、健全なものづくりを通じて、 豊かな社会の実現に貢献する」
という経営理念のもと、事業活動を通じて環境・社会課題の解決に取り組み、企業価値の向上
と持続可能な社会の実現を目指してまいります。

【本契約の概要】
契約締結日 : 2023 年 3 月 31 日
融資額 : 6 億円
融資期間 : 5年
資金使途 : 環境投資資金
貸出人 : 山梨中央銀行

【取組項目と評価指標】
内 容 取組内容と KPI(指標と目標) SDGs

【取組内容】
・子育てのしやすい環境の整備(プラチナくるみん)
・在宅勤務制度の実施
・男性の育児休暇取得を推進
・誰もが活躍できる ・スマートファクトリー化の推進
社会の実現
【KPI(指標と目標)】
制度活用推進によるプラチナくるみんの継続取得
・男性の育児休業取得率 …30%以上
・出産後の女性の子が 1 歳時の在職率 70%以上である




【取組内容】
GX(グリーントランス ・パワー半導体向け製品の提供
フォーメーション)と ・産学官連携による燃料電池部品開発
パワー半導体分野への
貢献 【KPI(指標と目標) 】
・2030 年度までの燃料電池部品の事業化




【取組内容】
・食品副産物使用数量の増加

みんなが幸せになれる
【KPI(指標と目標)】
社会の実現
・地元拠点のプロスポーツチームへのスポンサード
の継続
・フードバンクへの寄付活動の継続



【取組内容】
・健康優良企業「銀の認定」認定
・労災ゼロへの取組み
従業員の健康づくり
【KPI(指標と目標)】
・健康優良企業「銀の認定」更新
・労災事故ゼロの継続的な取組み
【取組内容】
・1 時間単位での有給休暇の取得が可能でフレキシブル
な働き方
・残業代の 1 分単位の支給
ワークライフバランス
・出退時に IC カードをかざすと残りの有給日数や残業
の充実
時間が表示される見える化の取組み


【KPI(指標と目標)】
・有給取得率 60%以上の達成と維持





【取組内容】
・ISO14001 への取組み(継続認定取得)
・サステナビリティ基本方針の制定
・再生可能エネルギー(太陽光発電所の設置)の
利用促進
環境負荷の低減
・廃棄物の種類・量などの把握と、削減計画の策定
・環境側面管理規定の制定


【KPI(指標と目標)】
・ISO14001 の継続認定取得



【取組内容】
・太陽光パネルの設置
・照明の完全 LED 化推進
・温対法に沿って GHG 排出量の把握と排出量の削減
脱炭素社会の実現 計画策定


【KPI(指標と目標)】
・2030 年までに生産プロセスにおける GHG 排出量削減
(2012 年度の総量から 33.33%の削減)
【取組内容】
・ISO9001、IATF16949 への取組み(継続認定取得)
・サステナビリティ基本方針の制定
品質管理の維持・向上 ・品質管理体制の構築


【KPI(指標と目標)】
・ISO9001、IATF16949 の継続認定取得
【取組内容】
・安定した製品供給による短納期かつ大量生産の実現
・海外拠点での一貫生産による品質確保
・パワー半導体向けの製品の提供
環境に配慮した自動化・ ・工場のスマートファクトリー化
効率化への取組み
【KPI(指標と目標)】
収益力強化にむけ自動化と一貫生産体制の強化
・一貫生産体制強化への投資 7 億円(3 年間)
・営業利益率 1%超の改善( 2024 年 3 月期までに)
※1.国連環境計画(UNEP)は、1972 年に「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」の実行機関として設立
された国連の補助機関です。国連環境計画・金融イニチアティブ(UNEP FI)は、1992 年に設立された UNEP
と世界の金融機関によるパートナーシップであり、金融機関、政策・規制当局と協調し、経済的発展と
ESG(環境・社会・ガバナンス)への配慮を統合した金融システムへの転換を進めています。
2.UNEP FI が 2017 年1月に策定した、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた金融の枠組です。企
業は達成貢献度を KPI で開示し、融資を行う銀行は指標をモニタリングしインパクトが継続している
ことを確認します。 以 上

7586

新着おすすめ記事