映像圧縮システム・VMS・IoT技術を活用した映像事業の取組み強化 -映像圧縮ゲートウェイ「VC1000」発売開始-

平成 30 年 1 ⽉ 16 ⽇
各 位
サクサホールディングス株式会社
サクサ株式会社
株式会社システム・ケイ


映像圧縮システム・VMS・IoT 技術を活⽤した映像事業の取組み強化
〜映像圧縮ゲートウェイ「VC1000」発売開始〜

サクサグループは、映像事業として、ネットワークカメラや NVR(ネットワークビデオレコーダ)など監視カメラシステムを
中⼼に映像ソリューションを提供しております。
また、中期経営計画で、映像圧縮システムや画像認識、解析等の技術を活かした付加価値の⾼いアプリケーション
サービスを提供することで映像事業拡⼤を掲げております。
サクサグループの事業中核会社であるサクサ株式会社(代表取締役社⻑ 磯野⽂久)は、映像事業分野での
新規創⽣を⽬指しており、第⼀弾として、圧縮した⾼画質映像をリアルタイムに配信できる映像圧縮ゲートウェイを
開発、製品化し、「VC1000」として平成 30 年 3 ⽉ 1 ⽇から発売いたします。
また、昨年 10 ⽉、サクサグループの株式会社システム・ケイ(代表取締役社⻑ 鳴海⿎⼤)は、主に既存市場向け
に映像処理の集中を軽減する独⾃の分散処理を実装し、拡張性と耐障害性の⾼い VMS(注 1)(映像管理システム)
「SKVMS」の提供を開始いたしました。
サクサグループは、今後も幅広く様々な映像ソリューションを提供し続けてまいります。


近年、ネットワークの⾼速・⼤容量化やクラウドを⽤いたデータストレージの⼤容量化が進展したことで、ビッグデータや
AI を活⽤した⼈物の⾏動分析や機械の故障予測など、IoT をキーワードとした解析ソリューションの市場拡⼤が
様々な分野で期待されております。特に映像ソリューションの市場は、従来の防犯⽤途において映像を単に録画するだけ
でなく、遠隔による⼈物や設備などの状況・状態把握から、映像解析による業務の⾒える化・効率化およびマーケティング
⽀援など、多岐に渡る業務ソリューションの需要が⾼まっております。
しかしながら、伝送・蓄積する映像データの⼤容量化に伴い、ストレージ容量の増⼤やシステムへの負荷増加のため
維持管理・追加投資が必要となり、運⽤コストが増加する問題が起きております。
その問題を解決する⼿段のひとつとして、映像圧縮技術の活⽤がありますが、これまでの映像圧縮技術では、映像
圧縮処理により遅延が発⽣するため、リアルタイムに⾼解像度の映像を解析するような業務に展開するには⼤きな
課題となっております。


今回販売する「VC1000」は、独⾃の圧縮処理技術により最⼤ 8 台のネットワークカメラの映像(H.264(注 2))を
符号化形式、解像度(フル HD、HD、VGA)、フレームレート(5〜30FPS)を変更することなく、⼈が⾒て画質の
劣化のない⾼品質な映像を遅延なく、リアルタイムで最⼤約 10 分の 1 に圧縮することが
できます。
これにより、⾼解像度の映像を必要としている場合や低速なネットワーク環境下のため
解像度を落さなければならない場合などに、カメラやネットワーク等に新たな追加投資
することなく、また圧縮した映像はそのまま H.264 で閲覧可能であり、既存の仕様のままで
[圧縮GW 「VC1000」外観]
⾼い付加価値を実現できます。
利⽤シーンとして複数拠点を監視する事業所・オフィス、⻑期映像保管やリアルタイムな解析を必要とする⼯場
(フードディフェンス、品質管理等)、およびレガシーネットワークを使⽤している交通機関、その他マーケティング⽀援
需要のある各種店舗等に対し、簡単に構築できる映像圧縮システムとして提供してまいります。


今後、映像事業拡⼤に向けた取組みを継続強化するために、サクサグループは、VMS を映像システムのプラットホーム
として提供し、映像圧縮および顔認識や⾞両ナンバー認識等のアプリケーション連携により映像解析による業務⽤
映像ソリューション展開を⾏います。さらには、映像・IoT ソリューションとして、ネットワークカメラ映像の解析結果から
「IoT ゲートウェイ」と連動させ表⽰やアラームなどによる状態の可視化や、各種センサ情報を「IoT ゲートウェイ」で受信し、
VMS により映像情報と関連付けし記録するなど、映像センシングと IoT を組合わせ、様々な業務向けに付加価値の
⾼いサービスを提供してまいります。


■システム構成例
VC1000 のシステム構成例




VMS のシステム構成例




【スマート⼯場 EXPO2018 の出展について】
今回の「映像ソリューション」および「IoT ソリューション」の内容について、1 ⽉ 17 ⽇から 19 ⽇まで東京ビッグサイト
で開催される「スマート⼯場 EXPO2018」(⻄ホール 2 階 ⼩間番号:W16-60)に出展し、その⼀例をご紹介します。





■主な仕様
フル HD : 4 チャネル Axis Communications 社
圧縮チャンネル数
HD/VGA : 8 チャネル ・ネットワークカメラ全般
16:9 最⼤ : 1920x1080 ネットワーク システム・ケイ社
最⼩ : 640x360 カメラ ・SK カメラ(SKB10/SKD10/SKDV10)
対応解像度
4:3 最⼤ : 1600x1200 NSS 社
最⼤ : 640x480 ・ネットワークカメラ全般
配信⽅式 RTSP(注 3)
サクサ社 : NR200 シリーズ
電源 24W 12V AC アダプタ 対応 NVR
システム・ケイ社 : NVR200 シリーズ
サイズ(W x D x H) 179 x 121 x 45 (mm)



■販売計画
標準価格 ネットワークカメラ 8 台構成 1,314,400 円(税抜)〜
VC1000:1 台、ネットワークカメラ:8 台、PoEHuB(注 4):1 台、NVR:1 台
発売開始 平成 30 年 3 ⽉ 1 ⽇(⽊)
提供開始 平成 30 年 4 ⽉2⽇(⽉)
販売⽬標 平成 31 年度末までに 30 億円(VMS、IoT ソリューション含む)


■⽤語解説
(注 1)VMS
VMS とは Video Management Software/System の略称で、専⽤のソフトウェアをサーバなどにインス
トールし、監視カメラの映像の録画や再⽣などを管理する拡張性の⾼いシステム
(注 2) H.264
ITU-T で企画化された映像符号化⽅式であり、DVD などで使⽤されている MPEG-2 の 2 倍以上の圧縮
率があるといわれており、次世代光ディスク「HD-DVD、Blu-Ray Disc」などに採⽤され広く普及
(注 3)RTSP
RTSP とは Real Time Streaming Protocol(リアルタイム・ストリーミング・プロトコル)の略称で、 IETF
で標準化されたプロトコル。リアルタイム性のあるデータの配布 (ストリーミング) を制御するために使⽤
(注 4)PoEHuB
イーサネットで使⽤される LAN ケーブルを利⽤して、 接続する PoE 対応機器(ネットワークカメラ、無線
アクセスポイント等)に電⼒を供給できる技術




<販 売 に関 するお問 い合 わせ>

サクサ株 式 会 社 新 規 事 業 推 進 部
担 当 :⻄ 尾 (にしお)、斎 藤 (さいとう) TEL:03-5791-5521
<報 道 機 関 からのお問 い合 わせ>
サクサホールディングス株 式 会 社 総 務 ⼈ 事 部
担 当 :末 ⽥ (すえた)、福 ⽥ (ふくだ) TEL:03-5791-5511





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