第1回 アフィリエイト参加者に聞く副業実態調査

2017 年 12 月 14 日
報道関係者各位
株式会社ファンコミュニケーションズ


【第 1 回 アフィリエイト参加者に聞く副業実態調査】
政府の副業原則容認の流れも、副業 OK の企業に属する会社員は 4 割程度
副業 NG の企業は近畿に多く首都圏少なめ。企業の副業への理解に地域差あり
毎日副業する会社員の 3 人に 1 人は「ランチ副業」を実践

インターネット広告事業を展開する株式会社ファンコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:柳澤安慶
東京証券取引所市場第一部:2461)は、運営する国内最大級のアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」
<https://www.a8.net/>のメディア会員(アフィリエイト参加者)1,013 名を対象に、副業に関する実態調査を実施しました。

■調査背景
2016 年 12 月に厚生労働省の「モデル就業規則」の副業・兼業禁止規定の見直しが発表され、政府が「原則禁止」から「原
則容認」に転換したことから、2017 年は「副業解禁元年」と言われています。PC やスマートフォンがあれば時間や場所を選
ばず費用もかけずに始められることからアフィリエイトは副業としても人気が高く、2000 年のサービス開始以降緩やかな上昇
傾向を続ける A8.net の新規メディア会員登録数は、2017 年は毎月平均 12,000 人で増加するなど伸び率が拡大しました。
多様な働き方や副業解禁に注目が集まる中、今後もアフィリエイトを新たに始める人が増えることが予想されます。そのような
背景を踏まえ、今回は副業でアフィリエイトをする方々の実態を調査しました。

■主な調査結果

【1】3 年前の調査比でアフィリエイト専業率が 3 倍に。特に「主婦」を本業に挙げる女性が大幅減

→2014 年に実施した調査と比較して、アフィリエイト専業者率は 6%から 19%に増加。女性の属性は「主婦」が 2014 年の
46%から今回は 30%に大幅減した一方、「会社員」が 29%から 36%、「自営業」が 9%から 14%、「その他職業」が 14%か
ら 18%と、会社員やフリーランスなど仕事を持つ人が増えた。

【2】政府の副業原則容認の流れも、副業 OK の企業に属する会社員は 4 割程度

→所属企業が副業 OK と回答した会社員は 42%。26%は副業 NG、30%は副業可否不明。地域別では近畿地方が副業
OK:36%(全国平均比-6 ポイント)、副業 NG:35%(同+9 ポイント)と副業に厳しい様子が目立った。副業 OK:46%(同+4
ポイント)の東京都を除く首都圏も副業 OK:38%(同-4 ポイント)と副業を許可している企業が少なく、東京都あるいは地方の
方が副業への許容度が高い傾向が見られた。

【3】毎日副業をする会社員では 3 人に 1 人が、副業会社員全体では 4 人に 1 人が、昼休みに副業に勤しむ

→副業会社員の主な作業時間帯で最も多いのは「夜・帰宅後」で 88%。次いで「昼休み」25%、「朝・出社前」19%という結
果だった。毎日副業する会社員では「夜・帰宅後」83%、「昼休み」36%、「朝・出社前」32%となった。

【4】アフィリエイト参加者は「投資・運用」にも関心が高く、実践中または検討中、運用資金はアフィリエイトで獲得

→「投資・運用」は「副業収入の主な使いみち」で 3 位、「実施中の他の副業」4 位、「来年チャレンジしたい副業」3 位にランク
インしており、アフィリエイト参加者が投資・運用に積極的であることが伺える。

【5】実施中の副業では手堅く労働比例型、来年やりたい副業は仕組みを作って大きく稼ぐ“成功報酬型”が人気

→実施中の副業は 1 位:アフィリエイト、2 位:ポイントサイト、3 位:その他、4 位:アンケートモニター、5 位:株・FX・その他投
資。来年チャレンジしたい副業は 1 位:アフィリエイト、2 位:その他、3 位:株・FX・その他投資、4 位:アンケートモニター、5
位:ポイントサイト。作業した分だけ対価を得るタイプから大きく稼ぐ仕組みを自作し労働時間に関係なく報酬が得られるタイ
プへ関心が移っている。
【1】3 年前の調査比でアフィリエイト専業率が 3 倍に。特に「主婦」を本業に挙げる女性が大幅減

専業でアフィリエイトをする人の比率 副業でアフィリエイトをする人の本業

総計(2014) 6% 94% 総計(2014) 43% 14% 24% 3% 17% 0%

総計(2017) 19% 81% 総計(2017) 48% 15% 15% 5% 16% 1%
0%
男性(2014) 8% 92% 男性(2014) 57% 20% 4% 19% 0%
0%
男性(2017) 18% 82% 男性(2017) 61% 15% 7% 14% 1%

女性(2014) 5% 95% 女性(2014) 29% 9% 46% 2% 14% 0%

女性(2017) 19% 81% 女性(2017) 36% 14% 30% 3% 18% 1%

専業 兼業 会社員 自営業 主婦 学生 その他 未選択


2014 年に実施した調査と比較して、アフィリエイト専業者率は 6%から 19%に増加。アフィリエイトでの平均月収が 30 万円
以上と回答した人が 2014 年の 3%から今回は 5%に増えるなど 3 年前より稼げる層が厚くなっており、兼業から専業にシフト
した人が増えた可能性がある。女性の属性は「主婦」が 2014 年の 46%から今回は 30%に大幅減した一方、「会社員」が
29%から 36%、「自営業」が 9%から 14%、「その他職業」が 14%から 18%と、会社員やフリーランスなど仕事を持つ人が増
えた。

【2】政府の副業原則容認の流れも、副業 OK の企業に属する会社員は 4 割程度

所属企業の副業可否
42%
46% 46% 36% 48% 46%
40% 38% 40% 35%
2%
26% 26% 29%
23% 23% 25%
19%
禁止されていない 14%
30%
禁止されている
42%
知らない・わからない
未選択
26%
副業OK全国平均ライン
副業NG全国平均ライン


所属企業が副業 OK と回答した会社員は 42%。26%は副業 NG、30%は副業可否不明。地域別では近畿地方が副業
OK:36%(全国平均比-6 ポイント)、副業 NG:35%(同+9 ポイント)と副業に厳しい様子が目立った。東京都を除く首都圏も
副業 OK:38%(同-4 ポイント)と副業を許可している企業が少なく、東京都あるいは地方の方が副業への許容度が高い傾向
が見られた。東京都の副業会社員は 56%が複数の副業を持っているのに対し近畿地方の副業会社員の 69%はアフィリエイ
ト 1 本となっており、全体的に副業に関してあまり活発でない様子が伺える。

【3】毎日副業をする会社員では 3 人に 1 人が、副業会社員全体では 4 人に 1 人が、昼休みに副業に勤しむ

88% 83% 副業会社員の主な作業時間帯で最も多いのは「夜・帰
副業会社員の主な副業作業時間
宅後」で 88%。次いで「昼休み」25%、
「朝・出社前」
19%という結果だった。
「朝活」よりも「ランチ副業」を
36%
32%
25% している人が多いことがわかった。毎日副業する会社員
19% 16%
10% 11% 14% では順序はそのままに夜の比率が少し下がり朝と昼が大
きく伸びる。1 回当たりの作業時間と副業収入も副業会
社員全体より多く、毎日副業する会社員はしっかり作業
ししっかり稼ぐ人が多かった。

会社員全体 毎日副業会社員
【4】アフィリエイト参加者は「投資・運用」にも関心が高く、実践中または検討中、運用資金はアフィリエイトで獲得




実施中の副業では「フリマサービス」を押さえ「投資・運用」が 4 位にランクインした。副業収入の使いみちと来年チャレンジ
したい副業でも 3 位。ただ比率としては全回答者の 2 割程度で、アフィリエイトを始めた理由に「リスクがない」「元手不要」を挙
げる人が多かったことからも、投資・運用はアフィリエイトで余裕資金が作れたらやってみたいという人が多い印象を受ける。

【5】実施中の副業では手堅く労働比例型、来年やりたい副業は仕組みを作って大きく稼ぐ“成功報酬型”が人気




実施中の副業では通勤型よりネット・在宅型が多く、時間や場所を拘束されない副業に人気が集まった。中でも
隙間時間に地道にお小遣い稼ぎが出来る「ポイントサイト」や「アンケートモニター」を実施中の人が多かった。
来年チャレンジしたい副業では「アフィリエイト」は引き続き 1 位になったが、
「株・FX・その他投資」が「ポイ
ントサイト」と「アンケートモニター」を逆転。空き時間を有効活用できるタイプの中でも、仕組みを作ることで
作業時間に対して大きなリターンが得られる可能性のある副業への関心度が高まっている。

■自由回答一覧

(アフィリエイトを始めたきっかけ)
 文章力やものを広める力を付けたいと思ったから(~19 歳学生男性/静岡県)
 未来への投資をするため。資産づくり(20~24 歳専業男性/長崎県)
 ワーカーでは将来が期待出来ない。収入を得られる仕組みづくりがしたかった(25~29 歳会社員男性/東京都)
 Web 完結、在庫なしの副業がしたかったから(30~34 歳自営業女性/沖縄県)
 平日の隙間時間を活用できて「仕事感」なくマイペースでできるものを探した(35~39 歳会社員男性/奈良県)
 転勤族の妻で特技を活かした仕事が難しく、脚の問題で通勤もきつくなったので(40~44 歳主婦女性/大阪府)
 将来の定年にも備え、自己の力で稼げる手段を見つけたい(45~49 歳会社員男性/神奈川県)
 貯金もしたいし、自宅でできる定年のない仕事をしたいと考えたから(50~54 歳会社員女性/東京都)
 子育てと介護とパートを一緒にやっていくため(55~59 歳専業女性/岩手県)
 定年後の年金以外の副収入(60 歳~専業男性/香川県)

(アフィリエイトの良いところ)
 デザインを考えるのが楽しい。ブログを見る人が増えるのが嬉しい(~19 歳専業女性/千葉県)
 時間を売るのではなく、自分が作ったシステムで稼ぐことが出来ること(20~24 歳学生男性/東京都)
 挑戦が楽しい。最新の知識を勉強するきっかけは他の副業では得られない(25~29 歳会社員男性/富山県)
 価値が続く情報をストックしていくことで、ネット上に自動販売機を設置できる(30~34 歳自営業男性/宮城県)
 学歴や経験、職種、性別、時間がないなど関係なくどんな人にもチャンスがある(35~39 歳主婦女性/東京都)
 拘束時間がないところと、作業時間に対する対価が数倍数十倍になるところ(40~44 歳会社員男性/栃木県)
 ブログネタを探すためコミュニケーションを多く取る機会や外出が増え充実した(45~49 歳その他女性/兵庫県)
 低資本で、何度でも取り組める(50~54 歳会社員男性/新潟県)
 パソコンに詳しくなり世の中の流行もわかる。文章を書くのが苦にならなくなる(55~59 歳自営業女性/秋田県)
 副収入であるがゆえに自由になる資金であり人生を豊かにできる(60 歳~専業男性/高知県)

■考察
アフィリエイトを始めたきっかけは本業や将来に不安を抱いたり複数の収入源が必要と感じる人、何らかの事情で働き方を
変える必要が生じた人が多い。行く行くは独立したい、アフィリエイト収入のウェイトを増やしたいと考える人も多い一方、本業
を辞めなくても両立しやすい点に魅力を感じている人も多く、空き時間を有効活用して作業している人が多い。アフィリエイト
が働き方の選択肢を増やすことに貢献している様子が伺える。

一度作った仕組みが上手く回れば手を動かさない時も収入が発生する点に夢や可能性を感じる人が多く、アフィリエイトで
リスクを抑えながら余裕資金が作れたら投資・運用にもチャレンジしたいと考えている人が多かった。

■調査概要
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :全国の A8.net メディア会員(アフィリエイト参加者)
有効回答数:1,013 人(男性:507 人/女性:506 人)
調査実施日:2017 年 10 月 24 日(火)~11 月 22 日(水)

■画像素材(ご自由にお使いください):
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「A8.net」について

「A8.net」は、2000 年 6 月にサービス開始し、今年 17 周年を迎えた ASP(アフィリエイトサービス・プロバイダー)です。PC・
スマートフォン・タブレットに対応しており、累計広告主数約 17,900、アフィリエイトメディア数約 235 万と日本最大級の規模
(2017 年 11 月末現在)となっています。また、NPO 法人アフィリエイトマーケティング協会主催の「アフィリエイト・プログラムに
関する意識調査」では ASP 満足度 7 年連続 1 位を受賞するなど、多くのアフィリエイトメディアにご支持いただいています。
株式会社ファンコミュニケーションズについて

ファンコミュニケーションズ<http://www.fancs.com/>は、日本最大の成功報酬型アドネットワーク企業グループです。アフィ
リエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」<https://www.a8.net/>やスマートフォン向けアドネットワーク「nend(ネンド)」
<https://nend.net/>、リターゲティング広告サービス「nex8(ネックスエイト)」<https://www.nex8.net/>などを運営し、費用
対効果に優れた「効果の見える」広告プロモーションを企画・提案しています。

所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 1-1-8 青山ダイヤモンドビル
設立日:1999 年 10 月 1 日
代表者:代表取締役社長 柳澤 安慶 (やなぎさわ やすよし)
資本金:11 億 3,591 万円(平成 28 年 12 月 31 日現在)

※本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関する報道機関からのお問い合わせ
株式会社ファンコミュニケーションズ 広報室 担当:佐藤・下坂
Tel:03-5766-3792 / 080-4064-4879 Mail:fancs_pr@fancs.com

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