テキスタイル・アパレル印刷用途に向けたミマキ初のDTFプリンタ「TxF150-75」及び DTF専用熱転写顔料インク「PHT50」の販売開始に関するお知らせ

2023 年2月 22 日
各 位
株式会社ミマキエンジニアリング
代表取締役社長 池田和明
(コード番号:6638 東証プライム)
問い合わせ先 常務取締役経営企画本部長 清水浩司
電話番号:0268-80-0058


テキスタイル・アパレル印刷用途に向けたミマキ初のDTFプリンタ「TxF150-75」及び
DTF専用 熱転写顔料インク「PHT50」の販売開始に関するお知らせ



当社は、テキスタイル・アパレル印刷用途に向けて、当社初のダイレクト トゥ フィルムDirect To Film
(以下、DTF)プリンタ「TxF150-75」及び、DTF専用熱転写顔料インク「PHT50」を開発し、2023年4月より
販売を開始しますので、別紙のとおりお知らせいたします。



以上





プレスリリース
2023 年 2 ⽉ 22 ⽇

テキスタイル・アパレル印刷⽤途に向けたミマキ初の DTF プリンタ
「TxF150-75」および DTF 専⽤ 熱転写顔料インク「PHT50」を発表




産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、 プリンタを⼿掛ける株式会社ミマキエンジニアリ
3D
ング(本社/⻑野県東御市、代表取締役社⻑/池⽥ 和明)は、テキスタイル・アパレル印刷⽤途に向けて、当社
初のダイレクト トゥ フィルム[Direct To Film(以下 DTF)
]プリンタ「TxF150-75」および DTF 専⽤ 熱転写
顔料インク「PHT50」を開発、2023 年 4 ⽉より販売を開始します。また、新製品の販売開始に先⽴ち、2023 年
2 ⽉ 28 ⽇より開催の展⽰会「JAPAN SHOP 2023(東京ビッグサイト)」において同新型機を出品します。


DTF プリントとは、テキスタイル・アパレル業界、特に T シャツに代表されるウェアプリント市場で急速に普
及している印刷⽅式です。DTF プリントは、まず、転写⽤の特殊フィルムにプリンタで直接デザインを印刷しま
す。次に、印刷したフィルムにホットメルトパウダーと呼ばれる粉をふりかけた後に熱を加えて乾燥させること
で、フィルム上に転写可能なインクの層を形成します。形成されたインクの層を熱プレスによって T シャツなど
の⽣地に転写させることで、成果物が完成します。


ミマキエンジニアリングが開発した「TxF150-75」 DTF プリントの転写シート作成に⽤いる最⼤印刷幅 80cm
は、
のインクジェットプリンタです。CMYK および⽩の 5 ⾊で構成された DTF 専⽤の熱転写顔料インク「PHT50」
は、繊維の安全性に関する国際規格「OEKO-TEX®(エコテックス)」の取得に必須の ECO PASSPORT 認証を 3
⽉末に取得予定です。


これまでの DTF プリンタは、「インク吐出不良」や「⽩インクの詰まり」が課題となっていましたが、当社は
プリンタのインク包装形態にアルミパックを採⽤する脱気インク設計を採り⼊れるとともに、⽩インク循環機能
MCT(Mimaki Circulation Technology)※1 を搭載することでこれらの課題を改善しています。また、安定稼働を
サポートする Mimaki の技術 NCU(Nozzle Check Unit)※2 と NRS(Nozzle Recovery System)※3 を搭載。仕
事を⽌めずに継続して出⼒し、お客様のお仕事をサポートします。




現在ウェアプリント市場ではシルクスクリーン印刷が広く採⽤されていますが、この印刷⽅式では版を⽤意す
る必要があるため、⼩ロットの⽣産に不向きであり、フルカラーでの印刷は⼿間と⾊の種類分の版作成が必要と
なります。また、ラバーシートを利⽤した熱転写⽅式も多く利⽤されていますが、デザインが印刷された転写シ
ートを⽣地に定着させる際、転写に不要な部分を⼿作業で取り除く「カス取り」作業に⼈⼿を割く必要がありま
す。近年では、インクジェットプリンタを⽤いて⾐類や⽣地に直接デザインを印刷する DTG
(Direct To Garment)
プリントも普及しています。DTG プリントは版を⽤意する必要が無く、フルカラープリントにも対応しますが、
⽣地の前処理が必要で、印刷⼯程ごとにオペレータの⼿作業が発⽣します。


DTF プリントは従来の印刷⽅式で課題となっていた版の⽤意、カス取り作業を不要とし、印刷⼯程は無⼈運転
が可能なため、省⼈化に貢献する技術として市場で急速に導⼊が進んでいます。現




「TxF150-75」は 2023 年 4 ⽉の販売開始を予定しており、本体価格は 130 万円(税別)/ 143 万円(税込)
で、T シャツをはじめとするウェアプリント⽤途を対象に、年間 600 台(全世界)の販売を⾒込んでいます。な
お、DTF プリントに向けて当社が提供する製品はプリンタとインク、RIP ソフトで、転写シートの作成に⽤いる
フィルム、ホットメルトパウダー、パウダー塗布装置および後加⼯機、熱プレス転写機についてはプリンタ販売
時、当社の推奨仕様をお客様に提⽰いたします。




ミマキエンジニアリングでは、
『新しさと違い』を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術⾰新を⽬指し、お客様
が求める「美しさと速さ」の実現を追求し続けてまいります。


※1 Mimaki Circulation Technology:⽩インク循環機能
※2 Nozzle Check Unit:ノズル抜け検出機能
※3 Nozzle Recovery System:ノズル抜けを他のノズルで補う機能





◎展⽰会出展概要
名称:JAPAN SHOP 2023(第 52 回店舗総合⾒本市)
会期:2023 年 2 ⽉ 28 ⽇(⽕)〜3 ⽉ 3 ⽇(⾦)
時間:10:00〜17:00(最終⽇は 16:30 まで)
会場:東京ビッグサイト (東京国際展⽰場)東展⽰棟
東京都江東区有明 3-10-1
ブース:JS4210


◎主な特⻑
1.「インク吐出不良」や「⽩インクの詰まり」を解消し安定稼働を実現
安定稼働をサポートする Mimaki の技術 NCU(Nozzle Check Unit) NRS
と (Nozzle Recovery System)を搭載。
ノズルに問題が発⽣した場合でも、サービスマンの修理を待つことなくプリントが再開でき、⽣産を継続。また、
⽩インクを定期的に循環させることで顔料の沈殿を効果的に抑制する機能 MCT
(Mimaki Circulation Technology)
も搭載し、
「⽩インクの詰まり」といったトラブルを未然に防ぐとともに、インクの包装形態にアルミパック設計
を取り⼊れ、脱気インク設計としたことで「インク吐出不良」を改善し、安定した出⼒を実現。

・アルミパック設計のエコカートリッジインク




・NCU&NRS でノズル抜けを⾃動検知してダウンタイムを最⼩限に




・安定したプリントを可能にする⽩インク循環システム「MCT(Mimaki Circulation Technology)






2.お客様に寄り添う、Mimaki の充実サポート
お客様の問題をすばやく解決し、顧客満⾜度をあげるため、地域密着型のサービスをコンセプトに国内 16 拠点
でアフターサービスを実施。サービス担当者はすべて⾃社スタッフであり、スムーズで充実したサポート体制を
完備。


・国内 16 拠点でお客様のビジネスを強⼒にサポート




3.ECO PASSPORT 認証インクでお客様の安⼼・安全に配慮
繊維製品の安全を保障する国際的安全規格「OEKO-TEX®」取得に必須である ECO PASSPORT 認証を全⾊取得予
定。 ⽉末)環境負荷を低減し、お客様の作業環境にも配慮。
(3





◎主な仕様


項 ⽬ TxF150-75
プリントヘッド オンデマンドピエゾヘッド
プリント分解能 720dpi、1,440dpi
インク 種類/⾊ 熱転写顔料インク PHT50(C,M,Y,K,W)
容量 600ml インクパック(ホワイトのみ 500ml)
循環機能 ホワイトのみ有り
最⼤作図範囲 800mm
メディア 最⼤幅 810mm
厚さ 1.0mm 以下
ロール重量 45 ㎏以下
インターフェイス Ethernet 1000 BASE-T / USB2.0 Hi-speed
電源仕様 本体:単相 AC100〜120/200〜240V±10%、50/60Hz±1Hz×1
消費電⼒ 100V系:1.44kW、200V系:1.92kW
VCCI クラス A / FCC クラス A / IEC 62368-1 準拠 ETL / CE マーキング
安全規格 (EMC 指令、低電圧指令、機械指令、RoHS 指令) / CB 認証 / REACH /
エナジースター / RCM / KC
外形⼨法(W×D×H) 1,965mm×700mm×1,392mm
本体重量 126kg
※記載の仕様、デザイン、⼨法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります




株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタおよびそのイ
ンク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を行っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロ
ダクツ、テキスタイル・アパレルの市場に向け、プリント⼯程のトータルソリューションを提供することにより、
お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを⽬指しています。
企業・IR サイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/




お問い合わせ先

◎報道関係者様からのお問い合わせ先 ◎⼀般のお客様からのお問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング WEB サイト問い合わせフォームより
営業本部グローバルマーケティング部 お問い合わせください。
インサイドセールスグループ https://japan.mimaki.com/inquiry/negotiation/
⻑野県東御市滋野⼄ 1628‐1
TEL:0268-80-0078 / FAX:0268-80-0041
MAIL: press@mimaki.com





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