Tiger-1800B MkII 販売開始に関するお知らせ

2018 年5月 15 日
各 位
株式会社ミマキエンジニアリング
代 表 取 締 役 社 長 池 田 和 明
(コード番号:6638 東証第一部)
問い合わせ先 取締役管理本部長 三宅 洋
電話番号:0268-80-0058



テキスタイル向けベルト搬送方式インクジェットプリンタ 高速レンジモデル

Tiger-1800B MkⅡ 販売開始に関するお知らせ


当社は、2016年9月より販売を開始したテキスタイル向けベルト搬送方式インクジェットプリンタ
「Tiger-1800B」の後継モデルとして、高画質を実現する機能とプリントモードを追加した『Tiger-1800B
MkⅡ』を2018年7月より販売開始いたしますので、別紙のとおりお知らせいたします。



以上





ニュースリリース
2018 年 5 月 15 日

テキスタイル向けベルト搬送方式インクジェットプリンタ 高速レンジモデル
Tiger-1800B MkⅡ販売開始のお知らせ
株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、2016 年 9 月より販売を開始し
たテキスタイル向けベルト搬送方式インクジェットプリンタ「Tiger-1800B」の後継モデルとして、高画質を実現する機能とプリ
ントモードを追加した『Tiger-1800B MkⅡ』の販売を 2018 年 7 月より開始いたします。

『Tiger-1800B MkⅡ』は、高品質なプリントへと導く高い安定性と高精度なプリント技術を基盤に、スピードと美しさを追求
した高速レンジモデルです。用途に合わせ、合計 16 基のヘッドを 8 基 2 列のスタガ配列にしたダイレクト捺染モデルと合計
8 基のヘッドを 4 基 2 列のスタガ配列にした昇華転写モデルの 2 モデルをラインナップいたしました。最高プリントスピードは
どちらのタイプも同様に 385 ㎡/h(※1)を実現。サンプル作成から小ロット生産まで幅広い用途でお使いいただけます。機能
面では 1,200dpi のプリントモードを追加し高画質でのプリントを可能にしております。また、高画質かつ、高速なプリントを実
現するために MAPS(※2)を新たに搭載。通常、直線になるパスの境界は少しのズレで横シマが目立つバンディングや、色ム
ラの原因になります。MAPS はパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションの様にすることでバンディングや色ムラの発生
を軽減します。さらに、高い生産性を維持するために、ノズルを洗浄しても改善されないノズルトラブルに対して、別のノズル
で代替えすることでサービスマンの修理を待つことなくプリントを再開できる NRS(※3)を搭載いたします。

『Tiger-1800B MkⅡ』は、高い設計技術による高速で安定したプリントとそれを維持する安心機能を備えております。さら
に、多彩な布の種類や状態を考慮し、プリント後の収納方法に対応する繰り出しや巻き取りユニット等も充実させ、お客様の
仕事の内容や設置環境に合わせた最適な製品システムをご提案してまいります。

※1 385 ㎡/h:高速(3drop)モード 600×600dpi 1pass 1Layer 生地幅 1,500mm ※2 MAPS:Mimaki Advanced Pass System(次ページに詳細説明) ※3 NRS:Nozzle Recovery System(次ページに詳細説明)


■ダイレクト捺染モデル ■昇華転写モデル




・合計 16 基ヘッドを 8 基 2 スタガで搭載 ・合計 8 基ヘッドを 4 基 2 スタガで搭載
・写真の巻取りは標準ユニット ・写真の巻取りはジャンボロールユニット




◎ 販売予定価格 Tiger-1800B MkⅡ ダイレクト捺染モデル 50,580,000 円(税別)
Tiger-1800B MkⅡ 昇華転写モデル 62,520,000 円(税別)

◎ 販売開始 2018 年 7 月

◎ FESPA Global Print Expo 2018
Tiger-1800B MkⅡを FESPA Global Print Expo 2018 へ出品いたします。
【会期】 2018 年 5 月 15 日(火)~5 月 18 日(金)
【開催地】 ドイツ ベルリン
【会場】 Messe Berlin (Berlin Expo Center City)
◎ 記事に関するお問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
営業本部プロモーショングループ 所 康武
住所:長野県東御市滋野乙 1628-1
TEL:0268-80‐0078 / FAX:0268-80-0041



◎ 特長
1. 仕事に合わせたプリントモードの選択が可能
より高画質なプリントを実現するために 1,200dpi のプリントモードを追加するとともに、マルチパスに対応いたし
ました。決められた印字範囲を 1 回でプリントするシングルパスは、個々のノズルの状態によって微妙なドット径
の違いや、着弾位置のズレが発生することがあります。発生したズレはシマやスジとして現れ、印刷品質の低下
につながります。マルチパスは決められた印字範囲を複数回違うノズルでプリントする事でシマやスジの発生を
抑制し、より美しいプリントを実現します。
『Tiger-1800B MkⅡ』は、生産性を重視した高速プリントから、美しさを重視した高画質プリントまで仕事に合わ
せてお選びいただけます。
■ダイレクト捺染モデル プリントスピード(双⽅向)
モード 解像度 Pass 数 Layer 数 印刷スピード
高速(3drop) 600×600 dpi 1 1 385 ㎡/h
標準(4drop) 600×600 dpi 1 1 295 ㎡/h
高速(3drop) 600×1,200 dpi 2 1 210 ㎡/h
標準(4drop) 600×1,200 dpi 2 1 155 ㎡/h
高速(3drop) 1,200×1,200 dpi 2 1 120 ㎡/h
標準(4drop) 1,200×1,200 dpi 2 1 85 ㎡/h

■昇華転写モデル プリントスピード(双⽅向)
モード 解像度 Pass 数 Layer 数 印刷スピード
高速(3drop) 600×600 dpi 1 1 385 ㎡/h
標準(4drop) 600×600 dpi 1 1 295 ㎡/h
高速(3drop) 600×1,200 dpi 2 1 210 ㎡/h
標準(4drop) 600×1,200 dpi 2 1 155 ㎡/h
高速(3drop) 1,200×1,200 dpi 2 1 120 ㎡/h
標準(4drop) 1,200×1,200 dpi 2 1 85 ㎡/h



2. MAPS:高速プリントを支える、信頼性と安定性
通常、直線になるパスの境界は少しのズレで横シマが目立つバンディングや、色ムラの原因になります。MAPS
(Mimaki Advanced Pass System)はパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションの様にすることでバンディングや
色ムラの発生を軽減し美しいプリントを実現します。(※4)
※4:1Pass のプリントモードでは MAPS は使用できません。



■MAPS あり
パスの境界を拡散させてバンディングや色ムラを軽減し、
美しい画質を実現。



■MAPS なし
パスの境界線でバンディングが発生。横スジや色ムラが
入るため著しく画質を損なう。



3. NRS:「生産性を維持する」連続運転ソリューション
クリーニングしても改善されないノズルトラブルは、サービスマンによる修理が終わるまでプリンタを使用できず生
産を止める必要がありました。NRS(Nozzle Recovery System)はクリーニングでは改善できないトラブルがあるノズ
ルを別のノズルで代替えしてプリントします。サービスマンによる修理を待つことなく生産を再開できます。(※5)
※5:後日対応予定。
プリントモードによっては NRS を使用できない場合がございます。





4. 用途に合わせて選べる、充実したオプション
プリントする布・転写紙の種類や状態、プリント後の収納方法に合わせて選択できるオプション設備をラインナップ。
お客様の生産工程に合わせたご提案が可能です。
1) 繰り出しオプション
① ロールメディアセンタリングユニット
センタリング装置、テンションバーを搭載したロールメディア用
繰り出しユニット




② ジャンボロールユニット(ダイレクト捺染モデル用)
長尺のロールメディア生地をプリンタにセットすることを可能
にするジャンボロールユニット
繰り出しにも巻き取りにも使用することが可能




③ ジャンボロールユニット(昇華転写モデル用)
長尺の転写紙をプリンタにセットすることを可能にするジャン
ボロール繰出ユニット
取付最大径は 1,000mm まで、最大荷重は 1,000kg まで対応




2) 乾燥巻き取りオプション
① 大型ヒーターユニット+振り落としユニット(ダイレクト捺染モデル)
・大型ヒーターユニット
大型ヒーター装置
電気ヒーターを使用した乾燥方式




・振り落としユニット
乾燥後の布を巻き取らずに運用する場合用の振り落としユニット
プリント、乾燥後の生地を受け箱内に畳みながら布を送る
※大型ヒーターにのみ取り付け可能




② ジャンボロールユニット(昇華転写モデル用)
長尺の転写紙をプリンタにセットすることを可能にするジャン
ボロール乾燥/巻取りユニット
巻取り最大径は 500mm まで、最大荷重は 500kg まで対応





◎ 主な仕様

項 目 Tiger-1800B MkⅡ Tiger-1800B MkⅡ
ダイレクト捺染モデル 昇華転写モデル
16 基 8基
プリントヘッド
(8 基 2 スタガ配列) (4 基 2 スタガ配列)
プリント分解能 600 / 1,200dpi 600 / 1,200dpi
プリントスピード 最大 385 ㎡/h(※6) 最大 385 ㎡/h(※6)
(生地幅:1,500mm)

最大作図幅 1,850mm
最大メディア幅 1,900mm
種類 反応:MLRc500
昇華転写:Sb510
(酸性/昇華/顔料)後日対応予定
容量 10 ㎏インクタンク
インク インクセット 反応:C,M,Y,K,Or,Bl,R,Lk
C,M,Y,K
酸性・昇華・顔料:未定
搭載可能

インク数
セット可能紙管径 2inch(※7) 3inch(※8)
繰出し:1,000kg以下(※8)
ロール重量 100kg以下(※7)
巻取り:500kg以下(※8)
繰出し:1,000mm 以下(※8)
ロール外径 400mm 以下(※7)
巻取り:500mm 以下(※8)
インターフェイス USB 2.0 / Ethernet
本体:3 相 380V ±10%、65A 以下
電源仕様
ヒーター:3 相 380V ±10%、40A 以下
動作環境 使用可能温度:20℃~25℃、湿度 35~65%Rh
本体: 5,250×2,010×2,024mm 本体:5,250×2,010×2,024mm
外形寸法 繰出し:2,240×475×1,167mm(※7) 繰出し:2,730×1,703×1,315mm(※8)
(W×D×H) ヒーター/巻取り: ヒーター/巻取り:
2,825×1,300×1,034mm(※7) 2,895×2,400×1,084mm(※8)
本体:4,750 ㎏ 本体:4,750 ㎏
重量 繰出し:130kg(※7) 繰出し:722kg(※8)
ヒーター/巻取り:840kg(※7) ヒーター/巻取り:1,580kg(※8)
※6:385㎡/h:高速(3drop)モード 600×600dpi 1pass 1Layer
※7:繰出・巻取それぞれに標準ユニット(別売)を装着時
※8:繰出・巻取それぞれにジャンボロールユニット(別売)を装着時
※記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。





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