昇華転写インクジェットプリンタ「TS330-1600」発表に関するお知らせ

2022 年2月 24 日
各 位
株式会社ミマキエンジニアリング
代 表 取 締 役 社 長 池 田 和 明
(コード番号:6638 東証第一部)
問い合わせ先 取締役経営企画本部長 清水浩司
電話番号:0268-80-0058


“新しい価値”を追求したフラグシップモデル
昇華転写インクジェットプリンタ「TS330-1600」発表に関するお知らせ



当社は、大判インクジェットプリンタの「330 Series」を新製品として世界同時発表しますので、別紙の
とおりお知らせいたします。



以上





ニュースリリース
2022 年 2 ⽉ 24 ⽇

“新しい価値”を追求したフラグシップモデル
昇華転写インクジェットプリンタ発表

「TS330-1600」
Give your creativity a Glow up




産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタを⼿掛ける株式会社ミマキエン
ジニアリング(本社/⻑野県東御市、代表取締役社⻑/池⽥ 和明)は、⼤判インクジェットプリンタの
「330 Series」を新製品として世界同時発表いたします。


当社は、⾼画質・短納期を求めるお客様のニーズに応えるべく、常に「新しさと違い」にこだわり、新
たな価値を持ったプリンタを市場に投⼊することで、業界をリードしてまいりました。
今回発表する⼤判インクジェットプリンタの「TS330-1600」は、「Give your creativity a Glow up(想
像⼒に輝きを)」をキャッチコピーに、当社が 20 年以上にわたり蓄積してきた技術⼒を結集させ、筐体
「TS330-1600」は、フラグシップモデルにふさわしい⾼画質での⾼⽣
の設計・開発を⼀から⾏いました。
産を可能にし、かつ安定稼働を向上させる新機能を備え、お客様の省作業・省⼈化を追求した昇華転写イ
ンクジェットプリンタです。





印 刷 条 件 ごと に イ ン クの 着 弾 の 順番 を 変 更 させ る 印 刷 技術 「 Mimaki Weaving Dot Technology
(MWDT)」を新搭載。この技術により、プリントヘッドのわずかな個体差や調整の微妙なズレから⽣じ
る意図しないスジやムラを抑制し、当社史上最⾼のベタ※1 品質と美しい画質を同時に表現できます。
印刷速度は、4 ⾊インクセット(Bl,M,Y,K)の Draft モード(600x600 dpi、2Pass)で 69 ㎡/h と、従
来機※2 ⽐で約 138%の印刷速度を実現しました。あわせて MAPS4(Mimaki Advanced Pass System 4)
※3 で低パス時のバンディング(横縞)を低減します。



別機種※4 でご好評を頂いている、ランニングコストの低減を実現する 2 つのオプション品「10kg イン
クタンク供給ユニット」と「ミニジャンボロールユニット」を「TS330-1600」⽤にカスタマイズし搭載
可能。
「10kg インクタンク供給ユニット」※5 は、⼤容量の 10 ㎏インクタンク※6 が装着可能なため、標準の
2L インクパック使⽤時と⽐較して⼤幅なランニングコスト低減が図れます。
「ミニジャンボロールユニット」※5 は、低ランニングコストを実現した約 2,500m 巻の当社純正転写
紙「Mimaki Vision™ Jet-X Mini-162」が装着可能な繰り出し装置です。
これらは、ランニングコスト低減とあわせてインク・メディアの取り換えによるダウンタイム軽減とお
客様の作業負担軽減にも貢献します。


「TS330-1600」では⻑尺巻き取りの搬送ズレ抑制のために新機能を採⽤。
これまで⽚側のみに搭載されていた巻き取り⽤の駆動モーターを左右両側に搭載することで、負荷を
分散し巻き取る⼒を強化しました。また、メディアを V 字にカットすることにより、巻き取り⽤の紙管
に対して真っ直ぐ 1 点でテープ⽌めが可能になる「V 字カット機能」を追加しました。あわせて巻き取り
の補助をする「端⾯ガイド」の⼩型化を⾏い、お客様⾃⾝で取り付け・取り外しが容易になりました。こ
れら 3 つの機能追加により、⼈為的なミスを軽減し搬送ズレの抑制になります。
さらに安定稼働をサポートする当社の印刷技術 NCU(Nozzle Check Unit) 、
※7 NRS(Nozzle Recovery
System)※8、DAS(Dot Adjustment System)※9 などを継承しており、⻑時間の連続稼働も安⼼して⾏
っていただけます。


ユーザビリティを向上する新機能を搭載。
新規メンテナンス機構として、プリントヘッドのノズル⾯に付着した不要なインク滴の除去率を⾼め
るため「布ワイパ」を採⽤しました。従来の「ゴムワイパ」と⽐べてプリントヘッド周りへの⾶散インク
を低減し、メンテナンス性の向上とともに清潔さを保ちます。また、メンテナンススペースの拡⼤や、本
体内部に LED 照明を標準搭載するなど、より⾒やすく、使いやすくなりました。


同⼀セグメントの LAN 環境内であれば、スマートフォン※10 やパソコンからマシンのパネル操作、エ
ラーチェックなど稼働状況の確認ができる「Mimaki Remote Access(MRA)
」に対応。離れた場所から
でも安⼼してプリンタを稼働させることで、お客様が求める作業環境を提供します。





搭載インクは市場実績のある「Sb411」「Sb410」※11 インクを採⽤。

繊維製品の⽣産時に使⽤する染料・顔料・助剤・仕上げ加⼯剤を対象とした、化学物質に対する安⼼・安
全の認証として、国際的安全規格である「ECO PASSPORT」※12 認証を全⾊取得している環境対応型イ
ンクです。
インクセットは 4 ⾊、6 ⾊、7 ⾊、8 ⾊をご⽤意。基本のブルー、マゼンタ、イエロー、ブラックの 4
⾊に加え、ライトブルー、ライトマゼンタ、ライトブラック、蛍光ピンク、蛍光イエローからお仕事に合
わせて 6 ⾊、7 ⾊、8 ⾊の選択が可能です。プリント幅は、テキスタイル・アパレル⽤途で使⽤頻度の⾼
い 1,600mm に対応しています。


新機種は印刷⽤の RIP ソフトとして、使いやすさと⾼機能を両⽴した「RasterLink®7」およびテキス
タイル印刷に適した「TxLink™4 Lite」の 2 種のソフトウェアに対応しており、ご購⼊時にいずれかを選
択いただけます。本体価格は、RasterLink®7 搭載版が 270 万円(税別)/297 万円(税込)、TxLink™4
Lite 搭載版が 300 万円(税別)/330 万円(税込)で、テキスタイル・アパレル⽤途を対象に年間 1,300
台(全世界)の販売を⾒込んでいます。


株式会社ミマキエンジニアリングは「新しさと違い」を経営ビジョンに掲げ、今後もお客様に寄り添っ
た製品を提供するイノベーター企業として邁進してまいります。

※1 1 ⾊でムラなく塗りつぶすこと
※2 当社従来機:TS55-1800 と⽐較した場合
※3 MAPS4:パスの境界線をグラデーション調に印字することで、バンディング(横縞)や⾊ムラ、光沢縞を軽減する機能
※4 TS55-1800、Tiger-1800B MkIII など
※5 オプション品(別売)
※6 ブルー、マゼンタ、イエロー、ブラックのみのご⽤意となります
※7 NCU:ノズルの状態をセンサーで⾃動検知し、ノズル抜けを発⾒した場合は⾃動クリーニングを実⾏する機能
※8 NRS:ノズルクリーニングでも解消されないノズルトラブルがある場合に⾃動で不良ノズルを他ノズルに代替し、安定した
画質でプリントを継続させる機能
※9 DAS:従来⼿作業で⾏っていたドット位置補正や送り量補正を⾃動化する機能
※10 iPhone 対応、Android は後⽇対応予定
※11 蛍光イエロー、蛍光ピンクのみ
※12 「Sb411」
「Sb410」はスイスに本部を置くエコテックス国際共同体が定める「ECO PASSPORT」認証をすべての⾊で取得
しており、環境への安全性が認められています。
「ECO PASSPORT」認証は、⽇本の規制はもちろん、より環境への規制が
厳しい海外の各規制をクリアできる世界トップレベルの安全基準です。


◎概要
・⾼画質を実現する新技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」
・⾼画質での⽣産性能をアップ
・ランニングコストを低減する 2 つのオプション
・新機能による安⼼の⻑時間稼働
・新規メンテナンス機構でユーザビリティを向上
・「Mimaki Remote Access(MRA)
」で離れた場所から本体の稼働状況やパネル操作が可能に
・プリントの美しさと操作性を⽀える選べる 2 種のソフトウェアに対応





◎主な特⻑
1. ⾼画質を実現する新技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」
⾼画質を表現する新技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)(特許出願中)では、より

正確な着弾を実現するため、プリントヘッドの個体差やスタガ調整による影響が画質に出ないよう
に、吐出順序を最適化しました。これにより、濃⾊をムラなく鮮やかに再現し、美しい画質を実現
します。




2. ⾼画質での⽣産性能をアップ
最速モード 135 ㎡/h から、Draft モードの 69 ㎡/h、⾼品質モードの 21 ㎡/h まで、仕事に合わせ
た幅広いプリントモードをご⽤意。また、Draft モードでは当社従来機(TS55-1800)と⽐較して約
138%の⽣産性を実現しました。これにより、1200×2400 ㎜の製作物を出⼒する場合、1 時間当た
りの出⼒数は従来機の約 13 枚から約 18 枚と向上し、市場の⾼⽣産に対するニーズに応えることが
できます。





3. ランニングコストを低減する 2 つのオプション
「10 ㎏インクタンク供給ユニット」と「ミニジャンボロールユニット」2 種類のオプションをご利
⽤いただくことで、ランニングコストを低減します。「10 ㎏インクタンク供給ユニット」では、標
準の 2L インクパックと⽐較して、㏄単価を削減します。また⻑時間の連続出⼒が可能でマシンの
ダウンタイムも低減できます。
「ミニジャンボロールユニット」では⻑尺の転写紙を取り付けられる
ため、より⼀層のランニングコストの削減ができます。




・「ミニジャンボロールユニット」装着イメージ




4. 新機能による安⼼の⻑時間稼働
巻取装置のモーターを左右両側に搭載。従来機では⽚側のみの搭載でしたが、両側に駆動モーター
をつけることにより、巻き取り時の⼒が左右均等にかかるため、巻き取りの安定性が向上していま
す。また新設計の端⾯ガイドの装着でメディア蛇⾏による巻取ズレを軽減でき、⻑時間の印刷も安
⼼です。





新機能「V 字カット機能」でメディアを V 字にカットすることで、紙管へ巻き付ける際のテープ⽌めを 1
点で⾏うことができます。メディアの中⼼を的確に紙管へ取り付けることができ⼈為的なミスを軽減し
搬送ズレの抑制になります。またメディアの端材を使って 1 点⽌めすることでメディアの節約にもなり
ます。ボタン⼀つで「V 字カット」または従来のカットの 2 種類の⽅式から選択できます。




1 点テープ⽌めが可能になり安定した搬送を実現します


5. 新規メンテナンス機構でユーザビリティを向上
新規メンテナンス機構では、プリントヘッドのノズル⾯に付着した不要なインク滴の除去率を⾼めた布
ワイパを採⽤。従来の掻き取り式のゴムワイパと⽐べ、不要なインク滴をしみ込ませる機構のため、プリ
ントヘッド周りなどへのインクの⾶散を低減します。ヘッドやキャップ周りのメンテナンス頻度が減る
ことで、⽇々のお⼿⼊れが簡単になり、マシンを常に最適な状態に維持することができます。




ノズル⾯の⽇々のメンテナンス、お⼿⼊れが簡単に





6. ワイヤレスでプリンタ操作が可能になる「Mimaki Remote Access(MRA)

スマートフォン※10、パソコンからリモートでマシンの状態確認が可能になります。離れた場所から本体
の稼働状況やパネル操作が可能になるため、より効率的に作業を進めることができます。




7. 選べる⼆つのソフトウェア「RasterLink®7」と「TxLink™4 Lite」
購⼊時にいずれかを選択いただけます。




使いやすさと⾼機能を両⽴した RIP ソフトウェア。RIP 処理速度・ユーザビリティ・⽣産性が向上し、
差込印刷(バリアブル印刷)にも対応しています。




⽣産効率を上げる「並列 RIP 機能」「バリアブルプリント機能」などに対応。
・ 「マルチカラープロファイ
ル」機能でプロファイルを独⾃に作成でき、より鮮やかで美しい仕上がりを実現します。プロファイルは
ウィザードに従って、印刷と測⾊※13 を⾏うだけで⾃動作成が可能です。
※13 発⾊後に測定機(別途準備が必要)をご使⽤下さい





◎ 製品仕様
項⽬ TS330-1600
プリントヘッド オンデマンドピエゾヘッド(2 ヘッドスタガ配列)
プリント分解能 300, 600, 900, 1200 dpi
インク(種類/⾊) Sb411(Bl,M,Y,K,Lbl,Lm,Lk)、Sb410(Fy,Fp)
インク容量 2,000ml インクパック /10kg インクタンク
廃インク 2L インクタンク
プリントギャップ ⼿動 3 段階(3.0/3.5/4.0mm)
最⼤作図範囲 1,610mm
メディア 最⼤幅 1,620mm
厚さ 1mm 以下
ロール外形 φ250mm 以下
ロール重量 45kg 以下
紙管内径 2 inch / 3 inch
メディア裁断 ヘッド部カッターによる⾃動裁断※14
巻取装置 巻取(⾃動巻取)
インターフェイス Ethernet 1000BASE-T/(USB2.0 Hi-speed)
電源仕様 単相 AC100〜120/200〜240V±10%、50/60Hz±1Hz
消費電⼒ 最⼤ 1,440W 以下 標準 800W
動作環境 使⽤可能温度:20℃〜30℃、湿度 35〜65%Rh(結露なきこと)
精度保証温度:20℃〜25℃
粉塵:オフィス相当
適合規格 VCCI クラス A / FCC クラス A / IEC 62368-1 準拠 ETL / CE マーキング
(EMC 指令、低電圧指令、機械指令、RoHS 指令)/ CB 認証 / REACH /
エナジースター / RCM / EAC / KC / UKCA
外形⼨法(WxDxH) 3,170 x 820 x 1,305mm
本体重量 240 ㎏
※14 カット形状は V 字カットか直線カットになります
※15 記載の仕様、デザイン、⼨法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります
※16 本記事に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です



株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタおよ
びそのインク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を行っています。サイングラフィックス、インダ
ストリアルプロダクツ、テキスタイル・アパレルの市場に向け、プリント⼯程のトータルソリューション
を提供することにより、お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを⽬指しています。
企業・IR サイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/





お問い合わせ先

◎報道関係者様からのお問い合わせ先 ◎⼀般のお客様からのお問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング WEB サイト問い合わせフォームより
営業本部インサイドセールスグループ 広報チー お問い合わせください。
ム https://japan.mimaki.com/inquiry/negotiation/
⻑野県東御市滋野⼄ 1628‐1
TEL:0268-80-0078 / FAX:0268-80-0041
MAIL: press@mimaki.com





18700

新着おすすめ記事