アナログ捺染のデジタル化を推進する生産性当社最速の昇華転写用プリンタ「Tiger600-1800TS」発表に関するお知らせ

2023 年6月6日
各 位
株式会社ミマキエンジニアリング
代表取締役社長 池田和明
(コード番号:6638 東証プライム)
問い合わせ先 常務取締役経営企画本部長 清水浩司
電話番号:0268-80-0058


アナログ捺染のデジタル化を推進する生産性当社最速の昇華転写用プリンタ
「Tiger600-1800TS」発表に関するお知らせ

当社は、 テキスタイル向けRoll to Roll方式昇華転写用インクジェットプリンタ 「Tiger600-1800TS」を、
2023年6月に開催されるITMA(開催地/イタリア・ミラノ) で世界初披露し、2023年秋から販売を開始しま
すので、別紙のとおりお知らせいたします。



以上





プレスリリース
2023 年 6 ⽉ 6 ⽇

アナログ捺染のデジタル化を推進する
⽣産性当社最速の昇華転写⽤プリンタ「Tiger600-1800TS」を発表
〜デジタル捺染の時代へ、持続可能なテキスタイル産業へ〜




産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、 プリンタを⼿掛ける株式会社ミマキエンジニアリ
3D
ング(本社/⻑野県東御市、代表取締役社⻑/池⽥ 和明)は、テキスタイル向け Roll to Roll ⽅式昇華転写⽤イ
ンクジェットプリンタ「Tiger600-1800TS」を、2023 年 6 ⽉に開催される ITMA(開催地/イタリア・ミラノ)
で世界初披露し、2023 年秋から販売を開始します。⽣産性当社最速の昇華転写プリンタによる捺染市場のデジタ
ル化を推進します。


現在、世界の捺染製品の⼤部分は⼀部の⽣産国に集約され、アナログ印刷で⽣産されています。アナログ捺染
は⼯程が煩雑で⽣産プロセスが⻑期に渡る上に、消費国への出荷リードタイムが⻑くなります。そのため消費国
のアパレルブランドや⼩売業は⽋品による販売機会損失を防ぐために在庫保持する必要があり、売れ残りのリス
クと廃棄処分により発⽣するコストや環境負荷への影響があります。またアナログ捺染はインクの調合や印刷版
の洗浄のため化学物質に触れる頻度が⾼く、作業者の安全性の課題があります。


⼀⽅、近年テキスタイル業界及びアパレル業界ではデザインや⾊使いの多様化により、⾊数に合わせた印刷版
やインクの調合を必要としないデジタル捺染技術が求められています。デジタル捺染は⼯程が少なく設備規模も
⽐較的⼩型のため、需要変動に合わせ必要なものを必要な分だけ消費地に近い場所で⽣産でき、リードタイム短
縮により在庫リスクが削減できます。また印刷版の洗浄廃⽔が無くなることでも環境負荷の削減に貢献します。


この度発表する「Tiger600-1800TS」は、新たに採⽤した⾼速駆動のプリントヘッドと当社独⾃の画質技術に
より、最⼤印刷速度 550 ㎡/h(従来機⽐ 143%)に向上しました。印刷速度向上により、捺染市場のデジタル化
をさらに推進します。
また、従来機では転写紙を装置の後⽅に装着し、印字後に装置の前⽅にて巻き取りする構造でしたが、本機は
装置後⽅にて巻き取りも⾏う構造としたことで、装置奥⾏サイズが約半分になりました。装置の設置スペースが
⼩さくなることにより、お客様が複数台導⼊を検討しやすくなり、さらなる需要変動への対応と⽣産量向上に貢
献します。
さらに、
「Tiger600-1800TS」に搭載される昇華転写インク MLSb510 は bluesign® APPROVED を 2023 年 6 ⽉
に予定しています。これにより、当製品が世界最⾼レベルの消費者や労働者の安全、環境への配慮された製品で

あることを証明し、テキスタイル産業の持続に貢献します。


*bluesign(ブルーサイン) :繊維・アパレル業界において、持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与される認証のひとつ。
スイスに拠点を置くブルーサイン・テクノロジーが運営を⾏っている


「Tiger600-1800TS」は、2023 年秋の販売開始を予定しており、テキスタイル・アパレル⽤途に年間 200 台(全
世界)の販売を⾒込んでいます。
本体価格は 1,500 万円(税別)/ 1,650 万円(税込)となっております。


ミマキエンジニアリングでは、
『新しさと違い』を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術⾰新を⽬指し、お客様
が求める「美しさと速さ」の実現を追求し続けてまいります。


◎展⽰会出展概要
名称:ITMA 2023(国際繊維機械展⽰会)
会期:2023 年 6 ⽉ 8 ⽇(⽊)〜6 ⽉ 14 ⽇(⽔)
会場:Fiera Milano RHO (イタリア・ミラノ)
ブース:H7-C304


◎主な特⻑
1.最⼤印刷速度 550 ㎡/h (当社従来機⽐ 143%アップ)
従来機である「Tiger-1800B MkIII」の最⼤印刷速度 385 ㎡/h に対して、
「Tiger600-1800TS」の最⼤印刷速度は
550 ㎡/h と、143%向上しました。当社最⾼の⽣産性を誇る昇華転写⽤プリンタにより、アナログ捺染市場のデ
ジタル化をさらに促進します。


2.設置スペースが約半分
転写紙を装置後⽅に装着し、印字後の巻き取りも装置後⽅で⾏う構造のため、装置奥⾏を従来機の約半分に設計
したことで設置スペースが⼩さくなりました。これによりさらにお客様が導⼊・増設しやすくなり、お客様のデ
ジタル捺染ビジネスの拡⼤に貢献します。


3. bluesign® APPROVED 予定(2023 年 6 ⽉)
当製品に使⽤される昇華染料インク MLSb510 が世界最⾼レベルの消費者や労働者の安全、環境への配慮された
製品であることを証明され、テキスタイル産業の持続に貢献します。


4.メンテナンス⼯数・タイムロスの削減
印字中のインクタンク交換時、装置の動作を停⽌せずに交換作業が可能なため、タイムロスがありません。
また、ベルト搬送による転写紙搬送⽅式ではなくロール搬送を採⽤しているため、ベルトの表⾯に塗布する地張
り剤が不要になったことで張り替えのためのメンテナンスが不要です。





製品仕様


項⽬ Tiger600-1800TS
印刷速度 最⼤速度:550 ㎡/h
ヘッド数 8 基(2 スタガ×4 インライン)
インクセット 昇華染料インク MLSb510 / 4 ⾊(BL/M/Y/K)
インク容量 10kg インクタンク
最⼤作図幅 1,850mm
最⼤メディアセット幅 1,900mm
最⼤メディア厚み 5.0mm 以下(ヘッドギャップ:1.5mm〜3.0mm)
取付可能ロール仕様 300kg 以下 もしくは Φ600mm 以下 のいずれか⼩さい⽅
本体操作装置 MPC for Tiger600 (液晶タッチパネルモニター)
外部接続インターフェイス Ethernet 10GB-T, USB3.1 ・USB2.0(リムーバブルディスク経
由)
電源仕様 AC3 相 4 線 380-415±5% 50/60Hz±1%、30A 以下
動作環境 使⽤可能温度:20~30℃, 湿度:35~64%RH(結露なきこと)
マシン外形⼨法 5,350mm x 3,300mm x 1,920mm
マシン重量 1,620kg
乾燥ヒーター 本体下部に温⾵式ヒーターを設置
RIP ソフト TxLink4 Standard / TxLink4 Professional
※記載の仕様、デザイン、⼨法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります




株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタおよびそのイ
ンク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を行っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロ
ダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント⼯程のトータルソリューションを提供することにより、
お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを⽬指しています。
企業・IR サイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/




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