日本センチュリー交響楽団×「獺祭」×オンキヨー 共同制作プロジェクトー「交響曲 獺祭 -磨migaki~」が完成ー

報道関係各位 2021 年 2 月24日


日本センチュリー交響楽団×「獺祭」×オンキヨー 共同制作プロジェクト
-「交響曲 獺祭 ~磨 migaki~」が完成-

オンキヨーグループでは、音響機器ビジネスにおいて長年培ってきた音に関する技術やノウハウを異業種に展開し、新しい
ビジネスを創造することを目指して、協業を進めております。
その取組みの中で、当社の振動・音の技術を用いた「食文化」への貢献プロジェクトとして、旭酒造「獺祭」と日本センチ
ュリー交響楽団との共同制作プロジェクト、「交響曲 獺祭~磨 migaki~」と名付けられたお酒がついに完成しました。




前回お知らせの通り、2020 年 11 月 18 日より、加振器「Vibtone」を発酵樽に装着し、もろみに「交響曲 獺祭~磨
migaki~」を聴かせながら、お酒造りを開始いたしました。当初の計画では 2020 年 12 月末~2021 年1月初旬には
上槽し、完成を予定しておりましたが、「交響曲 獺祭~磨 migaki~」の厳しいレベルに応えるため、醸造条件や加振調
整を徹底的に追い込み、日程ギリギリとなる2度目の醸造チャレンジを決行。2 月 9 日に旭酒造桜井会長のコメントで
「香り高く芳醇でありながらぎりぎりのバランスを保っていて、口の中でパワーとまとまりを見せながら長い余韻とともに消えてい
く様を楽しむことのできる酒」として、完成が報じられました。
また、製造現場からは「爽やかな梨のような上立ち香から口に含んだ時に軽快な味が広がります。口の中で転がしてい
ても程よい酸味が味全体をまとめており心地よい音楽をずっと聴いていられるようなそんな味わいが続きます。後味には
交響曲獺祭を聞かせた米のうまみと香りが残る様が、コンサート後の余韻のように感じる、そんなお酒に出来上がりまし
た」 とのコメントも当社に寄せられました。
2021 年 2 月 27 日、28 日に開かれるコンサート会場で販売される予定で、Matured by Onkyo のロゴがラベルに刻
印されています。




日本センチュリー交響楽団×「獺祭」×オンキヨー 共同制作プロジェクト
『交響曲 獺祭 ~磨 migaki~五感で味わうコンサート』
特設サイト:https://dassai-migaki.jp/
加振器による振動および音を利用した発酵メカニズムについては、2020 年7月1日付「加振器による振動および音を
利用した発酵技術の開発について~東京農業大学との「食」に関する共同研究を開始~」にて発表しておりますとおり、
東京農業大学 (東京都世田谷区、学長 髙野 克己) との間で共同研究に関する契約締結を行い、発酵技術の共
同研究を実施しております。


東京農業大学との産学連携研究により発酵過程で加振器を使用し、直接的に振動および音を聴かせることで、醸造
に与える効果・効能に関する技術研究を共同で行うことと共に、日本を代表する酒造ブランド「獺祭」とのコラボレーションに
おいて、「Matured by ONKYO」の提供を進め、オーディオというビジネス分野に囚われない新たな価値提案を行うことに
より、驚きと感動を提供する当社の経営理念である「VALUE CREATION」を実現してまいります。


◆Matured by ONKYO について
1946 年創業以来、当社は音を扱う専門メーカーとしてスピーカー再生だけでなく、楽器や生活家電、アミューズメント
機器に加振器 Vibtone を多く展開してまいりました。
“物理的な正しさで再生純度を高め、音楽表現力を引き出すオーディオ設計を食品に応用し、音楽がもつ自然の力を
使って素材のポテンシャルを最大限に引き出す”をテーマに音楽振動が酵母に与える影響について東京農業大学とともに研
究解明を進めております。
発酵樽専用の加振システムによる「交響曲 獺祭 ~磨 migaki~」が「Matured by ONKYO」を掲げた初の加振酒と
して、今後付加価値のある提案を行ってまいります。




◆東京農業大学との共同研究について
東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 徳田宏晴教授との間で、加振器を使用した発酵時の酵母の成分・
機能の変化などの研究を行っております。様々な条件下で効果的な加振器の設置方法および加振の仕方、また音の周
波数帯域の違いによって、菌体増殖・香気成分・各種有機酸などに与える影響を解明してまいります。
東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 徳田宏晴教授
紹介ページ :http://dbs.nodai.ac.jp/html/397_ja.html
東京農業大学 https://www.nodai.ac.jp/
◆加振器「Vibtone」について
当社の加振器(Vibtone)は、振動を利用して音を出すものです(下右図参照)。
通常のスピーカーでは振動板を振動させることで音を出しています(下左図参照)が、水や湿度が高い環境下での使用
には適していません。加振器はパネルなどを振動させることで音を発生させますので、浴室、キッチン、あるいはインターフォン
など防水性、気密性が必要な空間でも設置・音を鳴らすことができるものです。東京農業大学との研究においても、防水
性、気密性を保持した状態でも適切に振動を加えることができます。
他にも、スマートフォンなどに適した小型タイプからアンプ内蔵タイプなど、用途に応じ6種類のラインナップを開発・商品化
しております。




【関連リンク】
◆ 日本センチュリー交響楽団×「獺祭」×オンキヨー 共同制作プロジェクト進行中-「交響曲 獺祭 ~磨~migaki」
を使った仕込みが開始-(2020 年 11 月 25 日)
https://onkyo.com/news/images/20201125_projectDassai.pdf
◆ 「獺祭」×オンキヨー 共同制作プロジェクト進行中~振動・音を利用した「食文化」への貢献~(2020 年7月
29 日付)
https://onkyo.com/news/images/20200729_PR_Dassai-pj_shinkou.pdf
◆ 加振器による振動および音を利用した発酵技術の開発について~東京農業大学との「食」に関する共同研究を
開始~(2020 年 7 月 1 日付)
https://onkyo.com/news/images/20200701_PR_sangaku-tokyonodai.pdf
◆ 日本センチュリー交響楽団×「獺祭」×オンキヨー共同制作プロジェクト始動(2020 年2月 17 日付)
~日本センチュリー交響楽団と旭酒造「獺祭」のオリジナル楽曲発表~
https://www.jp.onkyo.com/news/information/topics/20200217_dassai_project.pdf
◆ 加振器について
紹介ページ :https://biz.onkyo.com/vibtone/technology/




以上

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