新規開発センサ(超精密高速温度センサ)に関するお知らせ

2021 年5月 26 日
各 位
会 社 名 SEMITEC 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 石 塚 大 助
(コード番号:6626)
問合せ先 管 理 本 部 長 須 川 直 輔
(TEL. 03-3621-1155)




新規開発センサ『超精密高速温度センサ』に関するお知らせ

当社はこの度、八戸工業高等専門学校および弘前大学と共同で、
『超精密高速温度センサ』を開発いたしましたので
お知らせいたします。



1. 開発センサの概要
(1) センサ名称
超精密高速温度センサ (特許出願済み)


(2) センサの特徴:
本センサは、弊社独自技術である温度に俊敏に反応する薄膜サーミスタ(FT シリーズ)を複数個使用した専用デ
バイスと、独自の制御システムから構成されるセンサです。
被測定物の温度正確性(精密計測)は今までの弊社最高性能を保有したセンサと比較し 15 倍以上、温度計測完了
時間は 10 倍以上の超高速計測を可能にした、今までの温度センサの常識を変えるセンサです。
さらに本センサは、ごく微小な温度変化の計測と超高速での計測を実現したことにより被測定物の物性判定も可
能で物質を推定することもできます。


【センサデバイス部】 【センシング部(拡大)

【センサの到達温度と時間の比較】




【応用例】
● 皮膚がんの診断機器
今までの温度計測では皮膚がんと正常な皮膚との微小な物性の差をとらえることはできませんでした。本センサで被測
定物を極めて正確かつ素早い計測が実現したことにより、その差をとらえることができ、接触させるだけで皮膚がんを診
断できる機器への応用が想定されます。


【期待される応用例】
● 物体内部の状態の推定
物性判定する計測方法を応用し物体内部の状態を推定できる可能性があります。今まで困難であった機器や設備などの
物体内部の劣化などの異常を非破壊で確認できることが期待されます。


● 超精密表面温度計測
物体の表面温度を極めて正確に測定できることで、電機機器など最適な熱設計が容易となり省エネルギー設計や小型・
軽量化につなげられることが期待できます。


● 物体内部温度の推定
精密に物体の表面温度を計測することにより、今まで測定できなかった物体内部の温度を推定することができます。


2. 販売開始時期
未定


3. 業績への影響
当期の業績へ与える影響は御座いません。
なお、今後の販売状況等により、業績予想に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合、速やかに開示いたします。



【本件に関するお問い合わせ先】
SEMITEC 株式会社 生体センシング事業化推進本部 布施 宛
E-mail:sales@mail.semitec.co.jp


以 上

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