ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査「CMNRメディカル」第27回調査結果

株式会社インターネットインフィニティー
News (コード番号:6545 東証マザーズ)


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ゲートシティ大崎イーストタワー4 階



2021 年 7 月 28 日



認知症の新薬「広く情報伝えたい」ケアマネジャーの 8 割
~8 割が「早期発見のため負担の少ない検査を紹介したい」~
―ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査『CMNR メディカル』第 27 回―

全 国 の ケ ア マ ネ ジ ャ ー 9.9 万 人 が 登 録 す る ウ ェ ブ サ イ ト 「 ケ ア マ ネ ジ メ ン ト ・ オ ン ラ イ ン 」
( https://www.caremanagement.jp/ ) 、 全 国 に リ ハ ビ リ 型 デ イ サ ー ビ ス 「 レ コ ー ド ブ ッ ク 」
(https://www.recordbook.jp/)を展開するなど、健康寿命の延伸に向け、様々なヘルスケアサービスを運
営する株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別宮 圭一)はケアマネ
ジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス『CMNR メディカル』にて認知症新薬に関するアンケ
ートを実施しました。

■調査概要

調査名:CMNR メディカル(第 27 回) 「認知症新薬に関するアンケート」
期間:2021 年 7 月 9 日~2021 年 7 月 12 日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー(居宅介護支援事業所、地域包括支援セン
ターに勤務)
調査サンプル数:682 名
調査方法:WEB アンケート



■調査結果(サマリー)

認知症治療の新薬(アデュカヌマブ)がアメリカ食品医薬品局(FDA)によって承認されました。日本でも現在承認申
請中となっており、注目を集めています。
この新薬による治療を効果的に行うためには、早期での認知症の発見が求められます。


そこで、本調査では、全国のケアマネジャーを対象に、認知症が疑われる利用者への働きかけや新薬への期待についての
アンケート調査を実施しました。


その結果、ケアマネジャーは認知症疑いの利用者を発見し、その多くに受診勧奨していることが分かりました。
また、「より負担の少ない検査が登場すれば利用者家族に紹介したい」「新薬に関する情報を周囲に伝えたい」と回答し
ているケアマネジャーは、それぞれ全体の約 8 割に上ることが分かりました。


しかし、意外にも、ケアマネジャーにおける新薬についての理解度は高くありませんでした。7 つの質問で理解度を確認した
ところ、FDA によって新薬が承認されたことを知っているケアマネジャーでも、全問正解していたのはわずか 1 人でした。


今後、日本で新薬が承認された場合、ケアマネジャーが介護領域や利用者・家族へ正しい情報を発信するためには、ケ
アマネジャー自身が正しい知識を持っている必要があり、そのための正しい知識啓発が求められています。



調査結果

本調査の結果、ケアマネジャーは認知症疑いの利用者を発見し、その人に受診勧奨していることが明らかになりました。



認知症疑いの利用者に受診勧奨している割合と
その利用者が実際に受診している割合

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%




受診勧奨している
割合




実際に受診してい
る割合




10割(全員) 9割 8割 7割 6割 5割 4割 3割 2割 1割 0割(いない)

ケアマネジャーが、認知症が疑われる利用者に受診勧奨している割合は、平均すると 65.5%でした。そのうち、平均
54.7%の利用者が実際に受診していることが分かりました。


また、ケアマネジャーが認知症を疑っている利用者のうち、実際に認知症が診断される割合は平均すると 69.8%でした。
このように、ケアマネジャーは、利用者の認知機能の低下によく気付いており、受診につなげています。


そして、ケアマネジャーは一人当たり平均 3.0 人の「認知症が疑われる未受診の利用者」を担当していました。これは在宅
の要介護高齢者の約 1 割に相当します。


さらに、利用者家族に対しても認知症の早期発見への意欲は高く、「より負担の少ない検査が登場すれば利用者家族に
紹介したい」と思っているケアマネジャーの割合は 80.8%に上っていました。


利用者や周囲の人の認知症を早期に発見するためには、今後もケアマネジャーからの働きかけが期待されます。
さて、認知症治療の新薬(アデュカヌマブ)がアメリカ食品医薬品局(FDA)によって承認され、注目を集めています。
業務上、利用者の認知症に早期に気づきうる立場にあるケアマネジャーは、新薬についてどう捉えているのでしょうか。


意外にも、新薬の承認を知らないケアマネジャーは少なくありませんでした。



FDAによって、認知症治療の新薬が
承認されたことを知っている割合(n=682)



知らない
26.4%


知っている
73.6%




新薬の承認を「知っている」と回答したのは 73.6%、「知らない」は 26.4%でした。
つまり、認知症に対する関心が高いケアマネジャーの中にも、新薬に関する情報を受け取れていない人がいるようです。


また、新薬に関する理解度を 7 つの質問で確認したところ、承認されたことを知っているケアマネジャーでも、全問正解して
いたのはわずか 1 人だけでした。
例えば、「新薬(アデュカヌマブ)が脳内のアミロイドβプラークを減らせる」ということを知っているのは、57.8%でした。


しかし、新薬に関する情報を知りたいという意欲は決して低くありません。
認知症の新薬に関する情報を
知りたいと思っている割合(n=682)


あまり思わない
1.2%
全く思わない
0.3%
どちらでもない
10.0%




少し思う
31.2% とても思う
57.3%




実際に、認知症の新薬に関する情報を知りたいと回答したケアマネジャーは 88.6%いました。


認知症の新薬に関する情報を
周囲の人に伝えたいと思っている割合(n=682)


あまり思わない 全く思わない
3.4% 0.3%


どちらでもない
16.9%
とても思う
41.2%


少し思う
38.3%

さらに、認知症の新薬に関する情報を利用者やその家族にも伝えたいか尋ねたところ、79.5%がそうしたいと回答していま
した。


このように、多くのケアマネジャーは新薬に関する情報を知りたいと思っており、周囲に伝えたいとも思っています。


一方で、今後、日本での新薬の承認が進むと、様々な情報が出てくることが予想され、理解不足や混乱が懸念されます。
ケアマネジャーが、介護領域や利用者・家族へ正しい情報を発信するためには正しい知識啓発が求められます。


※具体的な項目や結果は調査レポートに記載しています。
■調査レポート販売のご案内
本調査結果を、詳細レポートとして 7 月 28 日より販売いたします。
上記掲載以外にも、
・新薬が日本でも承認された場合に受診勧奨すると思う割合
・ケアマネジャーが新薬について知っていること
・介護家族の認知症の早期発見や治療に対する関心の高さ
等の内容が、収載されています。

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業やメディア、行政などにお届けしています。今後調査を実施してほしい疾患や医薬品のリクエスト等ございましたら、下記
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ットワークを『CMNR メディカル』では活用しています。
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