ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査「CMNRメディカル」第5回調査結果

株式会社インターネットインフィニティー
News (コード番号:6545 東証マザーズ)


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ゲートシティ大崎イーストタワー4 階




2019 年4月 17 日

軽度認知障害(MCI)疑いの要介護者、
ケアマネジャーの勧めにより 7 割が受診
―ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査『CMNR メディカル』第5回―



全国のケアマネジャー9 万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」
( http://www.caremanagement.jp/ ) 、 全 国 に リ ハ ビ リ 型 デ イ サ ー ビ ス 「 レ コ ー ド ブ ッ ク 」
(http://www.recordbook.jp/)を展開するなど、健康寿命の延伸に向け、様々なヘルスケアサービスを運営
する株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別宮 圭一)は、ケアマネ
ジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス『CMNR メディカル』第5回調査「軽度認知障害
(MCI)に関するアンケート」を実施しました。



■調査概要
調査名:CMNR メディカル(第5回) 「軽度認知障害(MCI)のご利用者に関するアンケート」
期間:2019 年2月 22日~2019 年3月3日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー
(居宅介護支援事業所勤務者のみ)
調査サンプル数:625 名
調査方法:WEB アンケート



■調査結果(サマリー)
軽度認知障害(以下、MCI)は認知症ではないが、認知機能が年齢相応のレベルより低い、境目の状態です。1年
あたり MCI の人のおよそ 5~15%は認知症に進行し、逆に 16~41%は正常に回復すると考えられています※。認知症へ
の進行を予防するため生活習慣病の管理や適度な運動をしつつ、もし認知症になってしまったら早期発見、早期治療す
ることが重要です。


本調査において、ケアマネジャーの7割は MCI が疑われる要支援・要介護の高齢者(以下、要介護者)に受診勧奨を
したことがありました。受診を勧められた要介護者のうち、実際に受診をしたことを把握できた割合は約 7 割でした。また、
要介護者の 9 割は MCI や認知症と診断された時に現状維持又は改善を望んでいることや、ほとんどの家族にとって、認
知機能の低下により生じる排便トラブルは在宅介護を続ける気持ちを損なうという結果も示されました。
このような背景もあって、多くのケアマネジャーは MCI が疑われる要介護者への受診勧奨を積極的に行っているようです。
その一方、本調査ではケアマネジャーの MCI に関する知識が十分ではない可能性も示されました。ケアマネジャーは医療
と介護の連携の要として、要介護者や家族に適切な情報提供を行うことが期待されます。今後、ケアマネジャーへの疾
患啓発、教育がより一層求められると考えられます。


※日本神経学会(監).CQ4B-2.軽度認知症障害 mild cognitive impairment(MCI)から認知症へのコンバート率およびリバート率はどのよ

うなものか.認知症疾患診療ガイドライン 2017.p147


■調査結果

MCIかもしれない利用者がいる場合、
本人や家族に受診するよう勧めたいと思いますか?

あまり思わない まったく思わない
0.7% 0.5%
どちらともいえない
13.0%



強く思う
51.0%
少し思う
34.8%




MCI に 疑 わ れ る 利 用 者 が い る 場 合 、本 人 や 家 族 に受 診 す る よ う 勧 め たい ケアマ ネ ジ ャー が 約 85.8% で し た
(n=625)。



受診勧奨をした利用者は、実際に病院受診をしましたか?
分からない
7.1%


いいえ
24.1%




はい
68.8%
MCI が疑われる利用者に病院受診を勧めたいと答えたケアマネジャー534 人のうち、受診勧奨をしたことがあるケアマネジ
ャーは 381 人でした。そのケアマネジャーが受診勧奨をした利用者のうち、実際に受診をしたことを把握できた割合は約 7
割でした(n=381)。




MCIや認知症と診断された利用者は
どのようなご様子でしたか?

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 (%)

積極的に治したい

できれば治したい

現状を維持したい

あきらめる

その他

わからない




MCI や認知症と診断された利用者は、「積極的に治したい」16.3%、「できれば治したい」44.7%、「現状を維持したい」
25.0%であり、9割近くの利用者が現状維持又は改善を望んでいました(n=208)。




認知機能の低下により生じた排便トラブルは、家族が在宅での介
護を続ける気持ちに悪影響を及ぼすことがあると思いますか?

0 10 20 30 40 50 60 70 80 (%)


よくある



少しある



ない



分からない
97%のケアマネジャーが、認知機能の低下により生じた排便トラブルが在宅での介護を続ける気持ちに悪影響を及
ぼす(「よくある」、「少しある」)と回答しました(n=625)。



アルツハイマー型認知症に進行するリスクの高いMCIの
特徴を知りたいですか?

0 10 20 30 40 50 60 (%)

強く思う


少し思う


どちらともいえない


あまり思わない


まったく思わない




9 割のケアマネジャーがアルツハイマー型認知症に進行するリスクの高い MCI の特徴を知りたい(「強く思う」、「少し思う」)
と回答しました(n=445)。




■調査レポート販売のご案内
本調査結果を、詳細レポートとして 4 月 17 日より販売いたします。上記掲載以外にも、


・ケアマネジャーに受診勧奨された MCI 疑いの要介護者の診断結果
・MCI 疑いの要介護者にケアマネジャーが病院受診を勧めない理由
・ケアマネジャーがアドバイスする MCI の診断に適切な医療機関
・MCI の要介護者に対するケアマネジャーのサポート意欲
・ケアマネジャーが認識している MCI の症状や予後


等の内容が、収載されています。




※医薬品マーケティングご担当者様※
本調査レポートの内容、価格等につきましては、下記窓口までお問い合わせください。
■お問い合わせ窓口■
株式会社インターネットインフィニティー Web ソリューション部(担当:江口)
TEL:03-6697-5505 FAX:03-6779-5055 MAIL:neguchi@iif.jp


■CMNR メディカルについて■
『CMNR(CareManager Network Research)メディカル』は、医療と介護連携のキーマンであるケアマネジャーをパ
ネルとした調査サービスです。複数の医療機関を受診することが多い要介護・要支援高齢患者の処方薬や、服薬管理
状況など、医師や薬剤師をパネルとした調査ではなかなか把握しにくい医薬品使用の実態を調査できます。
専門サイト「ケアマネジメント・オンライン」に登録する、日本のケアマネジャー16 万人のうち 6 割に相当する 9 万人のネット
ワークを『CMNR メディカル』では活用しています。
※ケアマネジャー(介護支援専門員)は、適切な介護サービスを受けられるように高齢者とその家族の支援をしており、
医療と介護の連携の要を担っています。


■調査のご依頼について■
「ケアマネジメント・オンライン」では、『CMNR メディカル』をはじめ、ケアマネジャーを対象にした様々な調査を常時行い、企
業やメディア、行政などにお届けしています。今後調査を実施してほしい疾患や医薬品のリクエスト等ございましたら、下記
窓口までお気軽にお問い合わせください。


■記事引用時のお願い■
・「ケアマネジメント・オンライン」調べ、と明記ください。
・WEB 上での引用に際しましては、「ケアマネジメント・オンライン」に http://www.caremanagement.jp/へのリンク
付与をお願いいたします。




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