ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査「CMNRメディカル」第4回調査結果

株式会社インターネットインフィニティー
News (コード番号:6545 東証マザーズ)


Release 〒141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2

http://iif.jp
ゲートシティ大崎イーストタワー4 階



2019 年3月 14 日




糖尿病の治療開始や継続に「介護サービスによる支援」が寄与
―ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査『CMNR メディカル』第 4 回―




全国のケアマネジャー9 万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」
( http://www.caremanagement.jp/ ) 、 全 国 に リ ハ ビ リ 型 デ イ サ ー ビ ス 「 レ コ ー ド ブ ッ ク 」
(http://www.recordbook.jp/)を展開するなど、健康寿命の延伸に向け、様々なヘルスケアサービスを運営
する株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別宮 圭一)は、ケアマネ
ジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス『CMNR メディカル』第4回調査(糖尿病に関するア
ンケート)を実施しました。



■調査概要
調査名:CMNR メディカル(第4回) 「糖尿病のご利用者に関するアンケート」
期間:2019 年 1 月 25 日~2019 年 2 月 4 日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー
調査サンプル数:488 名(居宅介護支援事業所勤務のみ)
調査方法:WEB アンケート
対象医薬品:糖尿病患者(要介護、要支援)への処方薬を中心とした医薬品全般
(糖尿病治療薬、降圧薬、血管拡張剤、利尿薬、抗血小板剤、不整脈用剤、脂質異常症治療薬、眼科用剤、骨
粗鬆症治療薬、抗認知症薬、抗うつ剤、催眠鎮静剤、抗パーキンソン薬、消化性潰瘍用剤、便秘治療薬、止瀉薬、
アレルギー用薬、解熱鎮痛消炎剤など)



■調査結果(サマリー)
糖尿病は加齢と共に増える疾患であり、 65 歳以上の約 5 人に 1 人がこの病に苦しんでいると言われています。しかし、
診断されても未治療のまま放置されていたり、治療を開始しても自己判断で中断してしまったりすることが少なくないのが
現状です。糖尿病による心血管疾患や失明などの合併症の発症は、ADL(日常生活動作)を低下させ、死亡リスクの増
加につながるため、治療されていない患者への対策が求められています。


本調査において、在宅介護を担当する居宅ケアマネジャー(以下、居宅ケアマネジャー)の 3 割が、糖尿病の“前触れ”
とも言える高血糖や糖尿病を放置している利用者がいると回答しました。治療において重要であると考えているのは、
食事療法が最も多く、ほか運動療法、内服薬でした。要介護が必要な患者にとって、食事療法で最も難しいと感じてい
るのは「菓子制限」、ついで「主食制限」「味付けの変更」でした。


一方、治療が継続できている理由としては、家族や介護・医療関係者の支援という回答が多く見られました。治療継続
において、医療と介護の連携の要であるケアマネジャーには重要な役割が期待されています。

■調査結果


血糖値が高いと指摘された又は糖尿病と診断されたのに、
放置されている方は、いらっしゃいますか?


11.2%
33.6%


いる
55.2% いない
わからない




居宅ケアマネジャーの 3 割は、高血糖又は糖尿病を放置している利用者が「いる」と回答しました(n=420)。



糖尿病の治療が必要であると思う理由はなんですか?
0% 20% 40% 60% 80% 100%

糖尿病による合併症が心配
糖尿病になると他の病気の発症リスクが高くなる
糖尿病合併症に伴い家族の負担が増える
糖尿病になると死亡リスクが上がる
頻尿・多尿の原因になりうる
家族や周囲に糖尿病合併症になった人がいる
家族や周囲に糖尿病患者がいる
勉強会、研修会などで糖尿病に関する情報に接した
医療関係者からの治療指示
TV、雑誌などで糖尿病に関する情報に接した
自身が糖尿病と診断されている
その他


糖尿病は治療が必要な疾患であると、9 割以上の居宅ケアマネジャーが考えています(n=488)。その理由は、「糖尿
病による合併症が心配」94.9%、「糖尿病になると他の病気の発症リスクが高くなる」57.2%、「糖尿病合併症に伴い家族の
負担が増える」53.7%の順でした(n=467)。
糖尿病治療のために重要であると思うものはなんですか?

0% 20% 40% 60% 80% 100%


食事療法



運動療法



内服薬



注射薬(インスリン等)



その他




居宅ケアマネジャーが糖尿病治療のために最も重要であると考えているのは、「食事療法」で 94.9%でした。ついで
「運動療法」83.4%、「内服薬」76.2%でした(n=488)。



食事療法を行ううえで難しい点はなんですか?

0% 20% 40% 60% 80% 100%

菓子制限
主食制限
味付けの変更
空腹感
果物制限
我慢した割に効果が出ないと感じる
調理方法の変更
アルコール制限
野菜摂取
食費の増加
その他
分からない



介護が必要な患者にとって、食事療法を行ううえで難しいと感じるのは、「菓子制限」が最も多く 69.6%、
ついで「主食制限」64.6%、「味付けの変更」49.7%でした(n=342)。
糖尿病の治療を継続できている理由は?
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%

家族による支援

本人の自覚

介護サービスによる支援

定期受診、服薬管理ができている

医療従事者による支援

食事制限の代替

その他

分からない



介護が必要な人が治療を継続できている理由は、「家族による支援」が最も多く 26.5%、ついで「本人の自覚」
23.3%、「介護サービスによる支援」13.8%でした(自由回答、n=378)。
糖尿病の治療に対して、本人の自覚はもとより、家族や介護・医療関係者の支援が治療の継続に有効であること
が分かります。




■調査レポート販売のご案内
本調査結果を、詳細レポートとして 3 月 14 日より販売いたします。上記掲載以外にも、
・要介護者の糖尿病患者の割合
・ケアマネジャーが恐れている糖尿病合併症やその他関連疾患
・ケアマネジャーによる受診勧奨方法及び利用者の病院受診率
・要介護者の疾患コントロールと服薬管理主体(介護度別、年齢別、性別別)
・要介護者の治療意欲向上に影響を及ぼす人(介護度別、年齢別、性別別)
等の内容が、収載されています。




※医薬品マーケティングご担当者様※
本調査レポートの内容、価格等につきましては、下記窓口までお問い合わせください。


■お問い合わせ窓口■
株式会社インターネットインフィニティー 事業本部 マーケティング部(担当:江口)
TEL:03-6697-5505 FAX:03-6779-5055 MAIL:neguchi@iif.jp
■CMNR メディカルについて■
『CMNR(CareManager Network Research)メディカル』は、医療と介護連携のキーマンであるケアマネジャーをパ
ネルとした調査サービスです。複数の医療機関を受診することが多い要介護・要支援高齢患者の処方薬や、服薬管理
状況など、医師や薬剤師をパネルとした調査ではなかなか把握しにくい医薬品使用の実態を調査できます。
専門サイト「ケアマネジメント・オンライン」に登録する、日本のケアマネジャー16 万人のうち 6 割に相当する 9 万人のネット
ワークを『CMNR メディカル』では活用しています。
※ケアマネジャー(介護支援専門員)は、適切な介護サービスを受けられるように高齢者とその家族の支援をしており、
医療と介護の連携の要を担っています。


■調査のご依頼について■
「ケアマネジメント・オンライン」では、『CMNR メディカル』をはじめ、ケアマネジャーを対象にした様々な調査を常時行い、企
業やメディア、行政などにお届けしています。今後調査を実施してほしい疾患や医薬品のリクエスト等ございましたら、下記
窓口までお気軽にお問い合わせください。


■記事引用時のお願い■
・「ケアマネジメント・オンライン」調べ、と明記ください。
・WEB 上での引用に際しましては、「ケアマネジメント・オンライン」に http://www.caremanagement.jp/へのリンク
付与をお願いいたします。




■■■ニュースリリース及びサービスに関するお問合せ先■■■
株式会社インターネットインフィニティー 事業本部 マーケティング部(担当:江口)
TEL:03-6697-5505 FAX:03-6779-5055 MAIL:neguchi@iif.jp
■■■その他 IR に関するお問合せ先■■■
株式会社インターネットインフィニティー IR 担当
TEL:03-6779-4777 MAIL:ir@iif.jp

10927