ドイツIKZとの共同研究開発契約締結に関するお知らせ

2023 年 12 月 6 日


株式会社オキサイド
代表取締役社長 古川保典




ドイツ IKZ との共同研究開発契約締結に関するお知らせ



株式会社オキサイド(本社:山梨県北杜市武川町牧原 1747 番地 1 代表取締役社長 古川保典)は、ド
イツの公的研究機関 Leibniz-Institut für Kristallzüchtung (IKZ)と、次世代レーザ用光学単結晶の技術移
転に関する共同研究開発契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。




近年、自動車産業などをはじめとした加工分野や、半導体産業の検査分野において様々なレーザが使用
されており、レーザの高出力化と短波長化の技術開発が活発に行われています。これらを支えているの
は、レーザ光を発生・制御するための機能性単結晶であり、最終製品となるレーザ装置の性能はそこに用
いられている単結晶材料に依存します。
IKZ はドイツのライプニッツ協会に所属する公的研究機関であり、これまでシリコンをはじめとした
半導体結晶から、酸化物・フッ化物を含めた光学単結晶に至るまで、世界最先端の技術を保有していま
す。基礎から応用まで多岐にわたる研究活動に加え、結晶材料の販売サービスや委託研究、技術移転など
も重要なミッションとしています。
オキサイドは、創業以来、単結晶・レーザのグローバルニッチトップカンパニーを目指し、
「研究成果
を社会に還元し、キーマテリアルを世界に向けて発信する」ことを経営理念の一つとして、自社の研究成
果のみならず国内外の大学研究機関で得られた研究成果の社会実装に積極的に取り組んでまいりました。
このような背景のもと、今回、オキサイドと IKZ は、IKZ の研究成果である次世代のレーザ用光学単結
晶材料を、オキサイドに技術移転することに合意いたしました。
現在実用化されているレーザには、用いられている単結晶材料の特性が主要因となって、高出力化や短
波長化に限界をもたらしているものが多くあります。この限界を打破したいというオキサイドと IKZ の
理念が一致し、今回の契約締結に至りました。今回の合意を契機に、さらなる結晶材料の共同研究開発と
社会実装に取り組み、光学分野の発展に貢献してまいります。
本件に関する問い合わせ先
株式会社オキサイド 企画グループ
ir@opt-oxide.com
TEL: 0551-26-0022


【株式会社オキサイドについて】
当社は、国立研究開発法人物質・材料研究機構発のベンチャー企業として 2000 年に設立。山梨県北杜
市に本社と工場、神奈川県横浜市保土ヶ谷区に事業所があります。
創業以来、当社は単結晶・レーザのグローバルニッチトップカンパニーを目指し、
「研究成果を社会に
還元し、キーマテリアルを世界に向けて発信する」
、「顧客へマテリアルソルーションを提供し、社会の発
展に貢献する」「単結晶を核とした製品を開発し、未来の市場機会を創造し続ける」という経営理念の

下、単結晶から光学分野のバリューチェーンに沿って、常に単結晶開発や光学分野での技術で強みを生
かせる事業に注力してまいりました。
主力は、21 世紀の光の時代に必要不可欠な単結晶・光部品・レーザ光源・光計測装置の開発・製造・
販売で、「新領域」「半導体」「ヘルスケア」の3つの事業を展開しています。
、 、
2014 年には経済産業省の「グローバルニッチトップ 100 選」に選定、2021 年2月には Forbes Japan
主催の「スモール・ジャイアンツ アワード 2021」のグランプリを受賞しました。
当社の特徴は、(1)単結晶・光学関連の専門家・技術者が多数在籍し、研究開発型の事業会社として成
長している、(2)国内外の企業から光学関連技術を買収し製品化・事業化するノウハウを有しているーこ
とであり、これらが独創性や競争優位性の源泉となっております。




【Leibniz-Institut für Kristallzüchtung (IKZ)について】
ドイツのベルリン・アドラースホーフにあるライプニッツ結晶成長研究所 (IKZ) はライプニッツ協会
に所属する公的研究機関の一つで、結晶材料に関する最先端科学及びそれらを用いた技術について研究
開発を行っています。基礎から応用まで多岐にわたる研究活動に加え、結晶材料の販売サービスや委託
研究、技術移転なども実施しています。IKZ ではバルク結晶材料から薄膜結晶材料まで広く研究されてお
り、プラントエンジニアリング、数値シミュレーション及び結晶育成技術の専門知識・ノウハウを結集
し、高品質の結晶材料開発を実現しています。

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