UBEマシナリー株式会社及び株式会社セイコーレジンとの業務提携に関するお知らせ

2023 年 11 月 20 日
各 位
会 社 名 株式会社放電精密加工研究所
代 表 者 名 代表取締役社長 村田 力
(コード番号 6469)
問合せ先責任者
役職・氏名 取締役
財務・情報開示担当
大村 亮
電 話 045-277-0330




UBEマシナリー株式会社及び株式会社セイコーレジンとの業務提携に関するお知らせ




当社は、この度、自社が保有する混合溶融技術を用いた取り組みを加速する為、射出成形機メーカーとして成形加
工技術とシステム開発に強みを持つUBEマシナリー株式会社(社長:宮内浩典、以下「UBEマシナリー」
)と、金
型の製造技術に強みを持つ株式会社セイコーレジン(社長:天田誉哉、以下「セイコーレジン」)と業務提携するこ
とで合意致しました。この業務提携を通じて3社が提供する機器や金型をプラスチック廃棄物などの再資源化システ
ムとして供給、喫緊の課題となっているサスティナブルな社会の実現に向けて、新たな一歩を踏み出しました。


今回の業務提携に向けた検討は、当社が開発を行ってきた混合溶融技術と、これまでUBEマシナリーが射出成形
機の分野で培ってきた特殊成形技術(ダイレクトサンドイッチ成形)と、セイコーレジンが永年培ってきた金型製造
技術の融合により、プラスチック廃棄物、木や竹などの未活用天然資源、更にはフードロスとなっていた素材を活用
し、新しいプラスチック製品として生まれ変わらせることのできる機器、及び金型システムをトータルで供給するこ
とを目指すものです。


具体的には、海洋性プラスチックごみなどの分別困難な樹脂同士を分別不要で混合したり、木粉、竹粉、コーヒ
ー・茶殻、貝殻粉などとリサイクル樹脂を混ぜたりした上で、ポリプロピレンの新材などで覆って成形することに
より、リサイクル樹脂の充填率を極限まで高めた状態で成形できる設備と金型をシステムとして供給することに
しています。今回の取り組みにより、プラスチック廃棄物やバイオマスを混ぜ合わせることによる製品の表面品
質や臭気の問題も克服。プラスチックごみの資源循環に向けた取り組みを更に加速させます。


今回、3社の業務提携により事業化を推進し、早ければ 2023 年度中にも自動車や生活雑貨業界への供給を目指
しております。尚、当該システムを使った製品展示を、2023 年 11 月 28 日 (火)~12 月2日 (土)の期間に於いて
幕張メッセ展示場(千葉県)で開催される「IPF Japan 2023(国際プラスチックフェア)
【第 10 回】
」に出展参加を
予定しておられますUBEマシナリーのブース内で行う予定です。


現時点で本業務提携が当社グループの業績に与える影響は軽微であると判断しております。


以上

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