米国生産工場の再編に関するお知らせ

2023年8月9日
各 位
会社名 株式会社ツバキ・ナカシマ
代表者名 取締役兼代表執行役社長CEO 廣田 浩治
(コード番号 6464 東証プライム)
問合せ先 IRマネージャー 森田 郁史
(TEL 06-6224-0193)


米国生産工場の再編に関するお知らせ

当社は、米国において4つの生産工場(ジョージア1,テネシー2、ミシガン1)があります
が、このうちミシガンを除くスチール製品を取り扱う3工場につき、抜本的な再編を行うことと
いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。



1.再編の狙い
1-1. 3工場の特性を明確にし、製品や倉庫の重複を合理化するとともに、北米ロジスティクス
機能の統合強化を行います。
1-2. セラミックおよびエアロスペース関連製品のような持続的成長が見込め、かつ収益性の高
い分野に適応いたします。
1-3. これらの再編により、米国事業の収益性改善を加速化でき、同時にカスタマー対応の充実
を図ることが見込めます。
1-4. さらに、ロジスティクスおよびスチール製品生産の効率化により、CO2排出削減への効果
が期待できます。

2.概要
2-1. ジョージア工場
①特殊少量製品を除く全てのスチールボール生産を、2023年末までに2段階に分けてテネシーの
2工場へ生産移管いたします(既に着手済)。
②北米カスタマーからの需要が旺盛なセラミックボールの増産、および今後成長が見込めるエア
ロスペースビジネス(民間ジェット機エンジンに組み込まれるセラミックやその他材料のボール
等)への本格参入のため、これらの分野に特化した工場に作り変えます。
③北米ロジスティクスセンター機能を持たせることにより、テネシー2工場からジョージア工場
に完成品を集中させ、テネシー2工場で持つ倉庫を廃止いたします。
ピックアップポイントがひとつになり、かつアクセスがよいジョージアへの最終製品の集約に
より、カスタマーサービスの向上、ならびに在庫管理のレベルアップが期待できます。
④以上の再編に伴い規模の適正化を行います。

2-2. テネシーの2工場
①1時間程度で移動可能な2工場を一体運営して、それぞれにあった重複機能の廃止を行います
(実施済)。
②スチール製品(ボール及びローラー)の生産に特化して、生産充実度および効率を上げます。
これにより大量ながら収益性の厳しい製品群のコスト改善を実現いたします。


以上により、米国でスチール製品生産を行う工場は、従来の3つから2つに整理されます。

3.業績に与える影響
3-1. 本件に伴う設備投資は合計10.6億円(2023年3億円+2024年7.6億円)を見込んでおりま
す。
3-2. 上記のうち2023年の設備投資3億円は、2023年12月期の業績予想に織り込んでおります。

以 上





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