サブシー関連のEPCI遂行会社「EMAS CHIYODA Subsea」社設立について

平成 28 年 3 月 31 日
各 位

会社名 千代田化工建設株式会社
代表者名 代表取締役社長 澁谷 省吾
(コード番号 6366 東証第一部)
問合せ先 IR・広報・CSR SL 塚本 朋之
(TEL 045-225-7734)



サブシー関連の EPCI 遂行会社「EMAS CHIYODA Subsea」社設立について

千代田化工建設株式会社(本社:横浜市 代表取締役社長:澁谷 省吾)と Ezra Holdings Limited(本
社:シンガポール、以下、「Ezra 社」)は、このたび、海中・海底(サブシー)関連設備の設計・調達・建設・
据付(EPCI)業務を遂行する”EMAS CHIYODA Subsea”(以下、「ECS 社」)を設立いたしましたので、
お知らせいたします。本件は昨年 8 月 27 日に発表した当社と Ezra 社の基本合意に基づくものです。

ECS 社は、Ezra 社傘下でサブシー関連工事専用の特殊船舶を運用し、メキシコ湾、アフリカ、アジア等
グローバルにサブシー関連事業を展開している EMAS AMC を母体に設立。当社が ECS 社の株式取得
と第三者割当増資を引き受けるもので、これは別途 Ezra 社との間で 締結した Share Sales and
Subscription Agreement に基づき投資を実行したものです。なお、ECS 社は 4 月 1 日より運営を開始い
たします。

当社は 2013 年に策定した中期経営計画の中で、オフショア・アップストリーム事業を成長戦略の 1 つと位
置付け、英国の海洋分野等のコンサル会社 Xodus グループとの資本提携等、遂行力強化に向けて着々
と施策を実行してまいりました。このたびの ECS 社設立により、当社はサブシー分野の開発、設計フェー
ズから EPCI フェーズ、さらにはオペレーションフェーズまでの資源開発バリューチェーンの全てのフェー
ズを遂行できる体制が整うことになります。

一方で ECS 社においては、EMAS AMC の培ってきた実績に加え、千代田・Xodus グループのコンサル
ティング・設計能力・当社のメジャーを中心とする顧客ネットワークや機器資材の調達力を含む大型プロ
ジェクトの遂行能力を相乗的に活用することによって、同社の事業を拡大させることを目指して取り組んで
いきます。

四方を海に囲まれるわが国の領海内に豊富に埋蔵されている資源を有効活用すべく、政府も「海洋基本
計画」の中で日本企業の海洋プラント分野への進出が急務と位置付けております。ECS 社の設立は、日
本のエンジニアリング会社としてはじめてのサブシー関連の EPCI への参入であり、日本独自のエネル
ギーセキュリティ確保に貢献できるよう挑戦してまいります。

以 上

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