エスノンホール(アルミ架台接着工法)、2020年より発売開始のお知らせ

2019 年 12 月3日
各 位
会 社 名 明治機械株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 中尾 俊哉
(コード番号 6334 東証第二部)
問い合せ先 取締役経営管理本部長 小林 敏敬
(TEL.03-5295-3511)

エスノンホール(アルミ架台接着工法)
、2020 年より発売開始のお知らせ

当社独自のアルミ架台接着工法「エスノンホール」は、これまで常設荷重や、陸屋根のスラブ厚(コン
クリート厚)が薄くアンカーボルトの打設が不可能等の理由で、工場や事業所の屋上に太陽光発電設備設
置ができなかった課題を解決するために開発した、弾性エポキシ系接着で架台を固定させる工法です。こ
れまで施工が難しいとされた屋根への太陽光発電設備の設置が可能になります。
当社では、エスノンホールの安全性、耐久性の実証について、一般財団法人建材試験センター様(埼玉
県草加市)の品質性能試験の結果を公表いたします。
1.品質性能試験結果の概要
(1)陸屋根用金具の接着部の引張試験結果
接着剤の引張試験では、20 ㎜点付け4ヵ所に接着剤を塗布して引張試験を行うことで、4.0KN
(㌔・ニュートン)の引張強度が確認されました。これは、一般的に太陽電池モジュール長辺部
に対して4点固定を行う工法における金具1ヵ所当たりの引張強度 2.0KN~3.0KN に比して充分
な強度といえます。
(2)接着剤の性能試験①(経年劣化試験)
接着剤の経年劣化試験として、試験体を温度(23±2℃)相対湿度(50±10%)に 14 日間養
生した後、1000 時間水中浸せきさせた上で、接着剤の「引張強度」
「せん断強度(平行方向の引
張強度)「割裂引張強度(直径方向に線載荷し割裂破壊したときの荷重から計算される引張応力

度)」を計測したところ、設計上許容範囲内の値が得られております。
(3)接着剤の性能試験②(経年劣化試験)
接着剤の性能試験①と同条件の養生期間の後に、温冷繰返し条件(冷却、加熱を各 3 時間交互
に 10 サイクル繰り返す条件)及び、水中浸せき(168 時間)の各条件のものと、
「引張強度」
「せん断強度」 「割裂引張強度」を行ったところ設計上の許容範囲内の値が得られております。


尚、接着工法の安全性については、当社ホームページにて品質性能試験結果の
詳細を公表いたしております。
品質性能試験結果: https://www.meiji-kikai.co.jp/business/Patent/
右の QR コードを読み取ると品質性能試験結果のホームページが閲覧できます。→


2.今後の展開
学校や地方公共団体の施設等、非常用・自家消費型太陽光発電システムの設置提案等、幅広いニー
ズでのソリューションとして提供してまいります。又、太陽電池メーカー様、大手 EPC 事業者様を通
じた販売を行い、初年度販売 10 億円をめざします。
以 上
本件についてのお問い合わせは、環境関連事業本部(長島・中島)電話 03-5295-3521


上記のお知らせは、発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提としています。実際の業
績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。

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