ACSL、日本初、レベル4対応の無人航空機の第一種型式認証書を国土交通省より取得

2023 年 3 月 13 日
株式会社ACSL


ACSL、日本初、レベル 4 対応の無人航空機の第一種型式認証書を国土交通省より取得

➢ 航空法等の一部を改正する法律が昨年 12 月 5 日より施行され、無人航空機(ドローン)の型式認証制
度が開始
➢ ACSLは、レベル 4(有人地帯での目視外飛行)に対応したドローンの開発を行い、3 月 13 日に国土
交通省より日本で初めて第一種型式認証を取得
➢ 2023 年 3 月末までに日本初のレベル 4 飛行を実施予定


株式会社ACSL (本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:鷲谷聡之、以下、ACSL)は、昨年 12
月 5 日より開始された無人航空機(ドローン)の型式認証制度※1 において、本日、第一種型式認証書を日本
で初めて取得しました。
ACSLは今後、2023 年 3 月末までに日本初のレベル 4 飛行(有人地帯での目視外飛行)を実施すべ
く、型式認証を取得した ACSL 式 PF2-CAT3 型(以下「PF2-CAT3」)の第一種機体認証申請※2 を進めて
まいります。




日本初の第一種型式認証を取得した PF2-CAT3 第一種型式認証取得のための試験の様子


■代表取締役社長 鷲谷 聡之 コメント
本日、日本で初めて、第一種型式認証書を国土交通省様から交付いただきました。
昨年 12 月 5 日に制度が開始して以来、国土交通省様やあらゆる関係者の皆様にサポートいただきなが
ら、レベル 4 対応機体の安全性や均一性を証明するための検査や試験を社員一丸となって進めてきた成
果といえます。
レベル 4 飛行においては、生活者の上空を飛行することを想定した機体開発が必要となり、今まで以
上に安全な機体であることが求められます。PF2-CAT3 は、あらゆる環境や条件での試験を実施し、航空
法に基づく安全基準及び均一性基準に適合したと判定いただきました。
ACSLは、新たな市場を創っていくこと、そしてドローン業界をリードしていくことが使命であると
考えています。日本初の第一種型式認証書を取得したことにより、今後ドローンがますます生活者に身近
なものとして社会実装されていくことを、推進していきたいと考えています。




そして、社会インフラに革命を起こし、重労働で危険な業務を無人化していくという目標を実現するた
め、これからも安全、安心なドローンを開発し提供してまいります。


■PF2-CAT3 について
項目 概要
機種名 PF2-CAT3
外寸 1,174mm×1,068mm×601mm
(プロペラ含む)
重量 機体:5.5kg
バッテリー:3.3kg
最大ペイロード:1.0kg
最大離陸重量 9.8kg
最高速度 水平:10m/s(36km/h)
上昇:3m/s
下降:2m/s
最大航続時間 20 分(最低離陸重量時)
17.5 分(最大離陸重量時)
補助安全装置 日本化薬社製パラシュート搭載




PF2-CAT3 パラシュートが開いた様子
提供:日本化薬

■参考
※1 無人航空機の型式認証制度
型式認証制度とは、国土交通省が航空法に基づき、特定飛行に資することを目的とする型式の無人航空機
の強度、構造及び性能について、設計及び製造過程が安全基準及び均一性基準に適合するか検査し、安全
性と均一性を確保するための認証制度です。昨年 12 月 5 日より開始されました。


※2 第一種機体認証申請
特定飛行を行うことを目的とする無人航空機の強度、構造及び性能について、設計、製造過程及び現状が
安全基準に適合するか検査し、安全性を確保するための認証制度です。型式認証を受けた型式の無人航空
機は、機体認証の検査の全部または一部が省略されます。


参考サイト
無人航空機レベル 4 ポータルサイト:https://www.mlit.go.jp/koku/level4/


【株式会社ACSLについて】 https://www.acsl.co.jp/
ACSLは、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、 国産の産業用ドローンの開発
を行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術
と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。既にインフラ点検や郵便・ 物流、防災など
の様々な分野で採用されています。


以 上





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