2022年3月期株主通信

O KM R E P ORT 2022
株式会社オーケーエム│株主通信




東岸の上空より望む琵琶湖
TOP M E S S AG E
OP M E S S AG E 2023年3月期の業績予想について
2023年3月期の業績予想につきましては、売上高は、陸用、舶用ともに
市場環境に明るさが出てきており、受注が回復傾向にあることから、昨
年を上回る水準で推移すると想定しております。
しかしながら、足元では
原材料価格の高騰や物流の混乱といったリスクが存在しており、常に市

場動向に注意を払いながら必要な対策を講じ、戦略的に経営を進めて

取 まいります。

なお、業績予想は増収減益となりますが、当社の配当方針に基づき、配

社 当金につきましては1株当たり35円としております。
長 

奥 ■2023年3月期 通期連結業績予想と配当
村 売上高 9,500百万円 12.3
晋 営業利益 630百万円 ▲4.9

経常利益 635百万円 ▲12.4
親会社株主に帰属する当期純利益 430百万円 ▲49.4

1株当たり配当金 35円/株




Create200 第1次中期経営計画を発表
2022年5月20日に
「Create200 第1次中期経営計画(2023年3月
期∼2025年3月期)を発表しました。 Create200」
」 「 では、第3次中期
経営計画の最終年度である2031年3月期に連結売上高200億円の達
株主の皆様へ
成を目指します。
この3カ年を変革期の仕上げ、以降を成長期と位置づ
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、
厚く御礼申し上げます。 けて事業拡大を進めてまいります。
ここに2022年3月期の事業報告と決算状況をご報告申し上げます。 中期経営計画方針は、脱炭素化に向けたクリーンエネルギー市場を含

む成長市場に対応できる新商品開発と販売体制を確立する」
です。脱炭
素という世界の潮流は、当社グループの成長を後押しする大きな要因で
2022年3月期の連結業績について
す。今後、脱炭素に関連する液化天然ガス
(LNG)アンモニア 水素を含
・ ・
2022年3月期は、連結業績は売上高8,456百万円、営業利益662百 めたクリーンエネルギーや二酸化炭素(CO2)
の回収 有効利用 貯留等
・ ・
万円(営業利益率7.8%)
となりました。 に向けた製品開発や研究開発を進めてまいります。
売上高については、前年同期比3.5%減となりました。陸用が微増とな このように、当社グループはその時代のニーズに細かく応え、バルブの
り、舶用は減少したものの、船舶排ガス用バルブでは造船主要三カ国に 製造販売を通じて、社会課題の解決に挑戦し、持続可能な社会の実現
おける営業戦略が奏功し、
堅調に推移しました。 に貢献します。
営業利益については、売上高の減少に加え、製造経費の増加等の影響 株主の皆様におかれましては、
より一層のご理解とご支援を賜りますよ
により前年同期比34.4%の減益となりました。 うお願い申し上げます。




■2022年3月期 決算サマリー

回次 2021/3期 2022/3期


自2020年4月1日 自2021年4月1日
会計期間
至2021年3月31日 至2022年3月31日

売上高 (百万円) 8,759 8,456

営業利益 (百万円) 1,009 662

経常利益 (百万円) 1,025 724

親会社株主に帰属する四半期
(当期)純利益 (百万円) 749 850

純資産額 (百万円) 7,681 8,520

総資産額 (百万円) 12,006 12,365

1株当たり四半期(当期)純利益額 (円) 40 45

自己資本比率 (%) 64.0 68.9
Create200 第1次中期経営計画(2023年3月期∼2025年3月期)
「2022年3月期決算および
「脱炭素化に向けたクリーンエネルギー市場を含む成長市場に対応できる新商品開発と
中期経営計画説明資料」
販売体制を確立する」
を基本方針として、下記の戦略Ⅰ∼Ⅳを展開します。 はこちら




戦 略

成長市場に対応できる新商品開発と販売体制を確立する

施策 1 脱炭素社会向け製品の研究開発 施策 2 低炭素社会向け製品の販売展開

●アンモニア用バルブ、 ●国内市場の販売拡大に向けた
 CO2用バルブの製品開発  営業活動の推進
●液化水素用大口径バタフライバルブの ●LNG用バルブの海外市場参入に
 研究開発  向けたラインアップの拡充
●産官学連携により、脱炭素化」
「 を ●LNG用バルブのコスト低減を推進
 見据えた事業領域を拡大するための
 施策を展開


施策 3 船舶排ガス用バルブ製造 販売の強化

施策 4 新たな販売体制の構築
●継続的な製品の改良、改善
目標
●最適地生産、最適地販売 世界シェア ●深堀型技術営業体制の構築 ●デジタルマーケティングの推進

No.1 ●顧客情報の全社一元化、
●提案型のメ
共有により販売効率を向上
ンテナンスサービス体制の構築
維持




戦 略
既存の商品力を強化する
Ⅱ ─ 蓄積した流体制御とシール技術を活かしたカスタマイズ製品の開発
─ 生産業務のDX化を推し進め、生産性の向上、品質の安定化、
コスト競争力を強化
─ 加工、組立、塗装、検査、物流工程の自動化 省力化 無人化の実現
・ ・




戦 略
企業風土を変革し、 戦 略

社員満足度を向上させる
Ⅲ サステナブルに成長 発展する
・ Ⅳ

施策 1 人材育成の加速化

●社員教育制度の充実化
●人事考課制度の見直し




施策 1 ガバナンスの向上

●グループ経営の最適化 ●情報発信の拡充
●コンプライアンスの徹底、
リスク管理体制の強化

施策 2 ワーク ライフ バランスの推進
・ ・
施策 2 サステナビリティをめぐる課題への取り組み推進

「働き方改革」
に則した就業環境づくりへの取り組み
●サステナビリティに関する3つの重点目標について各プロジェクトで展開
●風通しのよい職場づく 失敗を恐れない風土づく
り、 り
①地球環境保全への取り組み ②グローバル社会への貢献
③社員満足度の向上 ●福利厚生の充実化
●多様な人材が多様な働き方で安心して働けるよう職場環境の改善を推進
Action



持続可能な社会の実現のため事業活動を通じ、
地球環境の保全と世界の持続的な発展に貢献することを宣言します。
オーケーエムは、SDGsの取り組みが重視される以前より、事業を通じて環境や人に優しいものづくりを推進してきました。
今後、SDGsの事業への取り込みを加速させ、
社内の意識を変革するため、
ここにSDGs取り組み宣言を表明します。


地球環境保全への取り組み グローバル社会への貢献 社員満足度の向上
事業活動を通じ、資源の効率的な活用を 独創的な技術の開発を追求し、
インフラ 社員の多様性を尊重し、
真に豊かなこころ
推進し、地球環境を保全することにより 整備を通じて、地域社会を含めたグロー を持った社員の育成に努めます。
持続可能な社会の実現に貢献します。 バル社会の持続的な成長に貢献します。


オーケーエムの主な取り組み状況

船舶排ガス用バルブ、 ASEAN地域での 水処理設備用バルブ、 太陽光発電設備の導入、 SDGs私募債の導入、
国や団体からの
バラスト水処理用バルブ 水道用バルブ 雨水用バルブ 工場照明に 小学校等へオリジナルの
各種認定取得
の製造、販売 の製造、 販売 の製造、販売 LEDを一部採用 環境啓発絵本を寄贈




S
ESGの取り組み
Social 社会)

G
実施 継続

E ●世界のインフラ整備や環境保全に貢献する製品販売
●社員教育の充実と社員が誇りを持てる会社づくり Governance
(ガバナンス)
●地域社会への貢献
Environment 環境)
( ▼ ●実効性の高いガバナンスの実践
●投資家との建設的な対話(IRの充実)
今後
脱炭素社会に向けた取り組み ●譲渡制限付株式等の株式報酬制度導入を検討
職場環境の整備 ダイ
・ バーシティ経営推進




CORPORATE DATA 多様な認定取得への主な取り組み状況

■会社概要(2022年3月31日)

社 名 株式会社オーケーエム
創 業 1902年1月
設 立 1962年5月31日
資 本 金 1,178,196,655円
従 業 員 数 連結 326名 単体 233名
: :
本社所在地 滋賀県野洲市市三宅446-1
TEL. 077-518-1260 FAX. 077-518-1270
上場証券取引所 東京証券取引所スタンダード市場
(証券コード 6229)


本資料は、当社グループに関する情報の提供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資を勧誘することを目的としたものではありません。

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