ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター・トランスジェニックマウスに関する特許取得のお知らせ

平成30年12月18日
各 位
会 社 名 株式会社フェニックスバイオ

代 表 者 名 代 表 取 締 役 島 田 卓

(コード番号:6190 東証マザーズ)

問 合 せ 先 専務取締役管理部長 田村 康弘

(TEL 082-431-0016)



ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター・トランスジェニックマウス
に関する特許取得のお知らせ


当社は、現在、当社製品として生産しております「ヒト肝細胞を有するキメラマウス」
(当社製品名:PXBマウス®)のホストマウス(親マウス)として使用しておりますcDNA導
入ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター・トランスジェニックマウス(cDNA-
uPAマウス)につきまして、日本、米国、欧州、中国に続いてカナダで特許登録されまし
たので、お知らせいたします。
今回の特許登録により、出願したすべての国及び地域で知的財産権が強化されましたの
で、今後はPXBマウスのさらなる普及に向けて、米国、カナダにある子会社とともグルー
プ一体となって事業を展開してまいります。
なお、本件による業績への影響はありません。

【概要】
cDNA導入ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター・トランスジェニックマウス
は、公益財団法人東京都医学総合研究所、中外製薬株式会社及び当社が共同開発したトラ
ンスジェニックマウスであり、現在、当社の製品である「ヒト肝細胞を有するキメラマウ
ス(当社製品名:PXBマウス®)」のホストマウスとして使用しております。
本マウスは、2012年7月以前に使用していたホストマウス(uPAマウス)に比べて、長期
間安定してヒト肝細胞の置換率と体重を維持できるヒト肝細胞キメラマウスの作製ができ
るようになり、長期間の実験等が可能となりました。

【ご参考】
[cDNA]
細胞内での蛋白質合成においてDNAの遺伝子として働く部分(情報)を人工的に合成し
たDNAであり、complementary DNA(相補的DNA,cDNA)と呼ばれています。


[uPA]
ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子(uPA)は様々な蛋白質を溶かすことがで
きる酵素の一つです。体内で凝固した血餅を溶解し除去する線溶系としての働きがよく知
られています。
以 上

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