「ベトナム事業企画室」新設のお知らせ

平成 29 年 5 月 18 日
各 位
会 社 名 株式会社グローバルグループ
代表者名 代表取締役 中正 雄一
(コード:6189、東証マザーズ)
問合せ先 取締役
財務IR部長 生川 雅也
(TEL.03-3221-3770)



「ベトナム事業企画室」新設のお知らせ


当社は、ベトナムでの保育関連事業の本格進出を目指し「ベトナム事業企画室」を平成 29 年 5 月 1 日付で
新設しましたので、下記のとおりお知らせいたします。


1.国内の業界見通しと当社の現況
わが国では、女性の就業者数増加を反映して保育需要が増加しており、政府・自治体が待機児童解消加速化
プランに基づき保育の受け皿拡大を進めております。しかし、想定以上の保育需要拡大により全国の待機児童
数は平成 28 年 4 月 1 日時点で 23,553 人と 8 年連続で 2 万人を超える水準となっており、平成 29 年度末まで
に待機児童を解消する政府目標の達成が困難な状況です。待機児童解消のため 6 月に政府から新プランが公表
される見込みで、保育市場は今後も拡大が続くとみられます。こうした状況下、当社グループでは、中長期的
にも安定的な利用者が見込まれる首都圏都心部を中心に年間 15~20 施設の新規開設を続ける方針です。
一方で、新たな成長源を模索する中で海外での事業展開を検討して参りましたが、このたび、将来的にも大
きな成長が見込まれるベトナムに進出することといたしました。


2.ベトナム市場
ベトナムでは、人口約 9,000 万人に対し 30 歳以下の若い世代が人口の 60%を占めています。出生数は年間
130 万人で人口が毎年 100 万人増加しており、保育需要の増加が見込まれます。また、中間所得層が膨らんで
おり、質の高い保育が求められております。
こうしたなか、ベトナムは日本語を第一外国語に採用するなど親日国としても知られており、日系企業が運
営する質の高い幼稚園(ベトナムでは、日本のような幼保の区分は無く、すべて幼稚園となります。
)は、同
国から受け入れられやすくニーズが高まると想定されます。


3.ベトナムにおける今後の事業展開の見通し
当社の連結子会社である株式会社グローバルキッズは、ハノイ大学(学長: Nguyen Dinh Luan、キャンパ
ス:ベトナム・ハノイ市)及び、ハノイ大学学長の直属組織であるベトナム日本コラボレーションセンター
(センター長:Pham Thu Huong、/以下 JVCC)と協力して、ベトナムおよび日本における就学前の保育と教
育について調査・研究を行うため、産学連携に関する覚書(MOU:Memorandum of Understanding)を平成 28
年 12 月 3 日に締結しております。
その後、株式会社グローバルキッズにおいてベトナムにおける保育事業進出に関する調査を行っておりまし
たが、平成 29 年 5 月 1 日に当社に「ベトナム事業企画室」を新設し、事業を更に推し進める方針です。
今後の具体的な事業展開としては、①ベトナム人保育士の育成(ハノイ大学と連携)、②ベトナムでの現地
法人設立、③ベトナム都市部での幼稚園開設準備、に重点的に注力し、3 年以内にベトナムでの幼稚園の運営
開始を目指します。将来的には、10 年間で運営施設数 100 施設を目指して取り組んで参ります。

以 上

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