新型ダイヤモンドワイヤ製造装置「PHX-01」の販売開始のお知らせ

2021 年 3 月 9 日
各 位


会 社 名 株 式 会 社 中 村 超 硬
代 表 社 名 代表取締役社長 井 上 誠
(コード番号:6166 東証マザーズ)
問 合 せ 先 取締役管理本部長 藤 井 秀 亮
(TEL:072-274-1072)



新型ダイヤモンドワイヤ製造装置「PHX-01」の販売開始のお知らせ


当社は、これまでの太陽電池用ダイヤモンドワイヤ生産事業で培った技術と経験を活か
し、新たな技術開発を行い、高品位なダイヤモンドワイヤをローコストで生産出来る新型ダ
イヤモンドワイヤ製造装置「PHX-01」を開発いたしましたので、下記のとおりお知らせい
たします。





1.装置名称
「PHX-01(ピーエイチエックス ゼロワン)」


【PHX-01 外観】




2.PHX-01 の特長
(1) ダ イ ヤ モ ン ド ワ イ ヤ ( 以 下 、 DW) の 4 本 同 時 生 産 が 可 能 で あ り 、 生 産 能 力 は 月
6,000km。
中国における代表的な DW 製造装置(以下、中国製 DW 製造装置) 本同時生産)
(6
と比較し、装置の全長は 1/3、全幅は 8 割と非常にコンパクトであるにも関わらず、
1 台あたりの生産能力は 1.5 倍以上。





(2) 中国製 DW 製造装置の約 2 倍となる生産速度毎分 40m で「高密度・高分散」の DW
が生産可能(分散剤使用時)


【PHX-01 で生産したダイヤモンドワイヤ】




(3) 当社独自の画像認識装置によるフィードバック制御により、DW に固定する砥粒数を
列毎に自動制御。4 本全ての DW を高品位かつ均質に生産(特許出願中)。
(4) 小容量メッキ槽の採用により、ダイヤモンド砥粒使用量を大幅に低減。
中国製 DW 製造装置と比較し、ダイヤモンド砥粒使用量を約 1/3 に大幅低減。製造
コスト低減に貢献(特許出願中)。
(5) ダ イ ヤ モ ン ド 砥 粒 の 自 動 補 充 機 能 お よ び メ ッ キ 液 の 給 排 液 機 能 を 搭 載 し 、 オ ペ レ ー
ターが手を加えることなく 9 日間(2,000km)の DW 連続生産が可能(特許出願中)。
(6) 中国製 DW 製造装置が 6 列×1 系統レイアウト(6 本同時生産)に対し、PHX-01 は、
2 列×2 系統(4 本同時生産)レイアウトを採用。装置の両側から作業者が同時にア
クセス可能であり、段取り性やメンテナンス性を大幅に向上。
また、2 系統が独立して駆動するため、機械トラブルにより 2 系統のうち 1 系統が停
止した場合も、残りの 1 系統は影響を受けることなく継続生産が可能。
(7) 独自の低テンション対応設計により、素線径φ30μm(0.03mm)まで対応。


□「PHX-01」と「中国製 DW 製造装置」の性能比較表




※上記性能は当社指定材料を用いて、当社工場に設置したプロトタイプ(日
本製)での実績値であり、その性能を保証するものではありません。
※装置の仕様は予告なく変更される場合があります。



3.製品詳細 HP
以下の URL に本製品の詳細な内容を掲載しております。
また、併せて「PHX-01 紹介動画」も掲載しておりますので、是非ご覧ください。


URL: http://www.nakamura-gp.co.jp/business/diamondwire_producing.html


4.販売開始時期 : 2021 年 3 月 9 日(火)


5.業績に与える影響
本件が、当期業績に与える影響は軽微であります。


<本製品に関するお問い合わせ先>
高機能機器事業部 営業部 小原、朴
E-mail:phx-sales@nakamura-gp.co.jp



以 上





4613