当社初の「グリーンボンド」(別称:OSG Beyond the Limit Bond)発行に関するお知らせ

2023 年3月9日
各 位
会 社 名 オ ー エ ス ジ ー 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 大沢 伸朗
(コード: 6136 東証プライム・名証プレミア)
問 合 せ 先 経 理 部 長 川村 淳一
(TEL. 0533‐82‐1113)




当社初の「グリーンボンド」(別称:OSG Beyond the Limit Bond)発行に関するお知らせ



オーエスジー株式会社(以下、 当社」
「 という)は、当社グループの中期経営計画「Beyond the Limit 2024」
において、2024 年 11 月期までを事業効率の再強化と企業体質の強化を図るステージと位置付け、カーボ
ンニュートラル時代に向けた世界のモノづくり産業に貢献することを目指しております。今般、当社初と
なるグリーンボンド(以下、
「本グリーンボンド」という)を4月以降に発行する予定です。切削工具メーカ
ーとして世界初のグリーンボンド発行に向けた当社の脱炭素への強い意志を込め、本グリーンボンドの別
称を「OSG Beyond the Limit Bond」としました。
本日、本グリーンボンド発行に向けた訂正発行登録書を関東財務局に提出しましたので、お知らせいた
します。





1. 本グリーンボンド発行の背景・目的


当社グループは 1938 年創立以来、精密切削工具の製造販売を行う総合工具メーカーとして、世界のモ
ノづくり産業を地球規模で支えることを使命に世界の切削工具市場を切り拓いてきました。カーボンニュ
ートラル時代に本格的に移行する 2030 年を見据え、近年は効率性・利便性の追求だけでなく地球環境に
配慮したサステナブルな社会づくりの取り組みも重要な経営課題と考えております。そして、
「地球会社」
という企業理念のもと、長期ビジョンである「世界のモノづくり産業に貢献するエッセンシャル・プレー
ヤー」を目指しており、その実現にむけた最初のステージとして 2022 年1月に中期経営計画「Beyond the
Limit 2024」を策定いたしました。その実現のために優先的に取り組むべき8項目のマテリアリティ(重要
課題)を特定し、ESG 経営を推進しております。
本グリーンボンドの発行により調達する資金は、上記マテリアリティの1つである「気候変動への取り
組み」として、「3. 本グリーンボンドの対象となる適格プロジェクト」記載の適格事業区分「省エネルギ
ー」及び「環境配慮型の製品」に該当するプロジェクトに関する設備投資資金及び研究開発資金に充当す
る予定であります。本グリーンボンドの発行により、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向けた取
り組みをより一層加速させていきます。
2. 本グリーンボンドの概要
社債の名称 オーエスジー株式会社第3回無担保社債(社債間限定同順位特
約付)(グリーンボンド)
(別称:OSG Beyond the Limit Bond)
発行年限 5年
発行額 50億円
発行時期 2023年4月以降(予定)
主幹事証券会社 野村證券株式会社、SMBC日興証券株式会社及びみずほ証券
株式会社
ストラクチャリング・エージェント※1 野村證券株式会社
※1 ストラクチャリング・エージェント:グリーンボンド・フレームワークの策定及び第三者評価取得の
助言等を通じて、グリーンボンドの発行支援を行う者のこと。


3. 本グリーンボンドの対象となる適格プロジェクト
適格事業区分 GBP カテゴリー※2 適格クライテリアとプロジェクト

省エネルギー ◼ グリーンビルディング ◼ 以下のいずれかの環境建物認証をグリーンボンド発行日
から遡って過去 24 か月以内に取得又は更新した建物。
又は、将来取得又は更新予定の建物
・ CASBEE 建築(新築、既存、改修)、CASBEE 不動産
認証 : B+ランク、A ランク、S ランク
・ ZEB 認証における ZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、
ZEB Oriented
・ BELS : 3 つ星、4 つ星、5 つ星
・ DBJ Green Building 認証 : 3 つ星、4 つ星、5 つ

<プロジェクト例>
◼ 大池工場の改修費用(CASBEE 認証:B+ランク取得予
定)

◼ 製品開発プロセスにお ◼ 試作品を削減することで従来比 30%以上のエネルギー

けるエネルギー効率 効率向上を実現するシステム導入及び維持費用

<プロジェクト例>

◼ CAE 解析による切削シミュレーション

環境配慮型の ◼ 環境適応製品、環境に ◼ 従来比 30%以上のエネルギー効率向上を実現するため

製品 配慮した生産技術及び の研究開発、製造に係る設備導入や費用

プロセス及び/又は、 <プロジェクト例>

認証を受けた高環境効 ◼ 省電力に資する環境配慮型製品(ドリル)

率製品 ◼ 工程集約による省電力・廃棄物削減に資する製品

(PDZ)

※2 GBP:グリーンボンド原則(Green Bond Principles)
当社は、グリーンボンドの発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)による「グリーンボンド原則(Green
Bond Principles)2021」及び環境省の「グリーンボンドガイドライン 2022 年版」に適合しており、4つ
の要件(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価と選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティ
ング)を定めたグリーンボンド・フレームワークを策定しました。
上記「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2021」及び「グリーンボンドガイドライン 2022
年版」への適合性及び透明性の確保ならびに投資家への訴求力向上のため、第三者機関である株式会社日
本格付研究所(JCR)より「JCR グリーンボンド・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green 1
(F)」
の評価を取得しています。


株式会社日本格付研究所(JCR)によるグリーンボンド・フレームワーク評価結果
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/green/


<ご参考>
グリーンボンド・フレームワーク
https://www.osg.co.jp/about_us/ir/news/file/green_bond_framework_jp.pdf


ご注意:この文書は、グリーンボンド発行に向けた訂正発行登録書の提出に関して一般に公表するための
発表文であり、投資勧誘又はそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。




以上

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