不動産データサービス事業の開始に関するお知らせ

News Release
報道関係各位
平成 29 年 10 月6日

会 社 名 株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 本 間 英 明
(コード番号:6093 東証第一部)




不動産データサービス事業の開始に関するお知らせ


当社は、平成29年10月6日開催の取締役会において、Remine, LLC(米国バージニア州、代表取締役:Reo
Pareja、以下「リマイン」
)との合意に基づき、AI(人工知能)による登記情報・不動産取引履歴情報・そ
の他不動産データの分析結果から得られる情報提供を目的とするサービス事業を国内で開始することを決
議致しましたので、下記のとおり、お知らせいたします。


1. 背景と目的
わが国は、不動産に関連する情報が多様かつ複雑に散在し、情報の取得主体が独自に構築されたデータ
ベースで管理されている為、一元的かつ総合的な不動産情報の統合管理が行われておりません。
また、行政においても、法務省が管轄する登記情報、国土交通省が管理する土地総合情報システム、自
治体が管理する固定資産台帳・農地台帳・林地台帳等の個別情報がそれぞれで管理されています。
その為に各事業者及び消費者が不動産に関わる様々な地理空間情報を一元的に把握・調査する為には多
大な労力と時間を費やす事となっています。


しかし、米国では、エスクロー・タイトル会社によって不動産に関わる精緻な履歴情報がタイトルプラ
ント(取引保証会社のデータベース)によって長年に渡り蓄積され一元的に管理されて来ました。
その結果、これらのデータベースを活用することで安全な取引保証が提供され、また公開されている行
政情報や民間情報を組み合せて様々なアナリティクス(分析・解析)サービスが提供されています。
これらの基盤が、米国の不動産取引の安全と情報の透明化に大きく寄与しております。


この度、日本版エスクローの業態を目指す当社は、取引保証機能には欠かせないプラットフォームとし
て不動産登記情報を基軸とした精緻な不動産情報を統合型不動産データベースとして構築して参ります。
さらに様々な不動産に関わる情報を蓄積している企業の皆さまと連携を図り、その蓄積された情報や公
開されている行政情報の解析をリマインの実効性の高いデータアナリティクスを活用することで、透明度
の高い不動産取引の向上に寄与して参りたいと考えております。





2. リマインとの合弁事業の経緯
リマインは、米国 MLS(*)を始めとした様々な不動産に関わるビッグデータを対象に、AI を活用した
独自の予測分析アルゴリズムを構築し、その分析結果を統合プラットフォームとしてデータサービスを提
供している先進的な企業であります。
この度、その最先端の技術力とビジネスモデルの先進性を評価し、また、現在、急激に米国で普及する
事業モデルが日本においても高いニーズがあると判断し、リマインとの合弁事業の合意に至りました。


* MLS … Multiple Listing Service の略。全米の売買物件情報を不動産事業者間で共有させる登録
型メンバーシップ組織。地域ごとに規模の異なる組織団体が存在し、登録事業者間の相互
協力を促し、公正な自由競争と消費者に対する透明性を担保する機能を提供している。




×
【Remine 提供サービスのイメージ図】





3. 合弁相手先の概要
(1) 名 称 Remine, LLC
(2) 所 在 地 米国バージニア州
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 CEO Reo Pareja
MLS(Multiple Listing Service)に対するデータサービス及び不動
(4) 事 業 内 容
産エージェント向けデータソリューション事業
(5) 設 立 年 月 日 平成 28 年 10 月
資本的関係 ございません
上場会社と当該会社と
(6) 人的関係 ございません
の 間 の 関 係
取引関係 ございません


4. 今後の見通し
現時点において、本件による当社の連結業績及び財務状況に与える影響につきましては軽微でありま
すが、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
以 上


【本件リリースに関するお問合せ】
■株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン 広報IR室
TEL:03-6703-0500 E-mail:contact@ea-j.jp





5763