「バーチャルパワープラント構築実証事業/アグリゲータ事業」に採択

News Release
各 位
2016 年 7 月 29 日
会 社 名 株 式 会 社 エ ナ リ ス

代表者名 代表取締役社長 村 上 憲 郎

(コード番号:6079 東証マザーズ)



「バーチャルパワープラント構築実証事業/アグリゲーター事業」に採択
~バーチャルパワープラントの実現に向けた実証事業を実施~


エネルギー情報業を手がける株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村上憲
郎、以下、エナリス)と京セラ株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:山口悟郎、以下、京
セラ)、KDDI 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中孝司、以下、KDDI)
、日産自動
車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長兼最高経営責任者:カルロス ゴーン、以下、日産)
、フォー
アールエナジー株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:牧野英治、以下、4R エナジー)

エコ・パワー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:荻原宏彦、以下、エコ・パワー)の 6
社がコンソーシアムを組成して実施する「IoT とビッグデータを活用した先駆的 VPP 実証事業(以下、
本事業)
」は、経済産業省の「バーチャルパワープラント構築実証事業/アグリゲーター事業(以下、本
実証事業)
」について、本実証事業の補助事業者である一般財団法人エネルギー総合工学研究所より、間
接補助事業者として採択されましたのでお知らせいたします。
本事業では、各社連携のもと、需要家側の創エネ・蓄エネ・省エネの取り組みによって生じるエネル
ギーリソースを統合的に制御し、一つの発電所のように機能させる「バーチャルパワープラント」の構
築と技術開発、関連するビジネスモデルの確立を目指します。




「バーチャルパワープラント」イメージ
平成 27 年 11 月 26 日開催
「第3回 未来投資に向けた官民対話」
配布資料より抜粋




株式会社エナリス 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台 2-5-1 御茶ノ水ファーストビル 14F TEL 03-6657-5453 FAX 03-6657-5429
1. 背景
東日本大震災以降、従来の大規模集中電源に頼った供給システムへの依存度を下げるとともに、急
速に普及している再生可能エネルギーを安定的かつ有効に活用していくことが喫緊の課題となって
います。
これを受けて経済産業省は、高度なエネルギーマネジメント技術により、電力グリッド上に散在す
る ①再生可能エネルギー発電設備、②蓄電池等のエネルギー設備、③ディマンドリスポンス等、需
要家側の取り組みを統合的に制御し、あたかも一つの発電所(仮想発電所)のように機能させる実証
事業「バーチャルパワープラント構築実証事業」の実施を決定しました。
本実証事業により、再生可能エネルギーの導入拡大と更なる省エネルギー・負荷平準化を図ること
を目指しています。


2. 「IoT とビッグデータを活用した先駆的 VPP 実証事業」の事業概要
本事業では、エナリスを幹事企業とする 6 社がコンソーシアムを組成し、アグリゲーターを中心と
したバーチャルパワープラントのサービススキームの検証を行うとともに、今後普及拡大が見込まれ
る太陽光発電と蓄電池の創蓄連携システムのアグリゲーション共通規格化、電気自動車をエネルギー
リソースとして活用するためのシステム開発等を行います。

(1)実施体制と各社の役割
○エナリス(代表申請者)→ 高圧向けおよび家庭向け上位アグリゲーターシステムの構築
○KDDI → 家庭向けアグリゲーターシステムの構築、蓄電池導入の一般家庭への電力サービス、
クラウド型の HEMS を用いた蓄電池・太陽光発電制御、VPP 制御によるお客様へ
のインセンティブ付与
○京セラ → 家庭向けに HEMS および太陽光発電と蓄電池の創蓄連携システムの販売・取り付
け・管理、アグリゲーターシステムとの連携
4R
○日産、 エナジー → 電気自動車行動予測システムの開発、蓄電池の共通規格(ECHONET Lite)化
○エコ・パワー → 風力モニタリングシステム導入、風力予測システムの開発
(2)実施場所
高圧需要家:東京、中部、関西
低圧需要家:東京、中部、九州

(3)実施時期
交付決定日(2016 年 7 月 28 日)~2017 年 2 月 28 日


3. 今後の展開
本事業は、経済合理性に合わないピーク用電源への投資の抑制や、風力発電も含めた再生可能エネ
ルギーの拡大にも貢献できるものと考えています。
また、IoT を活用する本事業の取り組みは、IoT や人工知能、ビッグデータといった、現在注目さ
れている最新技術の先進的な活用例として、今後の新産業の創出を促すものと考えています。
エナリスは、本コンソーシアム参加企業とともに、本事業を通じて将来のエネルギー社会に貢献す
ることを目指し、2020 年までに 50MW 以上のバーチャルパワープラントを構築することを目標に取
り組んでまいります。

※「バーチャルパワープラント構築実証事業」に関する詳細は、下記、経済産業省資源エネルギー庁および一
般財団法人エネルギー総合工学研究所のホームページよりご覧いただけます。
●経済産業省資源エネルギー庁
平成 28 年度予算 「バーチャルパワープラント構築事業費補助金 (バーチャルパワープラント構築実証事業)

に係る補助事業者(執行団体)の公募の結果について
www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer_result/1603/160308a/
●一般財団法人エネルギー総合工学研究所
平成 28 年度バーチャルパワープラント構築事業費補助金 (バーチャルパワープラント構築実証事業)の公募
について
www.iae.or.jp/2016/05/19/vpp/



エナリスについて
エナリスは、「エネルギー情報業」を営む会社です。
「エネルギー情報業」とは、電力が流通するプロセスにおいて偏在するエネルギー情報を管理、提供するこ
とで、これまでエネルギーを自由に取引できなかった需要家が最適な電源や電力会社の選択を可能にする事
業です。
エナリスはその先駆者として、新電力の需給管理代行業務などを通じて培った需要予測や気象予報士によ
る発電予測など、エネルギーの流通情報に関する独自の技術と経験を持っています。エナリスは、再生可能エ
ネルギー電源の増加、蓄電池の普及とエネルギーマネジメントシステムの構築により、これまでの電力流通
の仕組みを変え、あらたなエネルギーインフラを創ることを目指しています。電力システム改革の将来を見
据え、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。
株式会社エナリス HP www.eneres.co.jp



《報道関係者お問い合わせ先》

株式会社エナリス [コーポレートコミュニケーション室]

電話:03-6657-5453 E-mail:pr@eneres.co.jp

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