分析事業の開始について

PRESS RELEASE
平成27年11月2日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ア サ カ 理 研
代 表 者 名 代表取締役社長 野 納 敏 展
(コード番号:5724)
問 合 せ 先 経営企画室長 金 澤 拓 哉
TEL. 024-944-4744(代)


分析事業の開始について
~貴金属事業で培った技術で分析ソリューションを提供~


当社は、下記の通り、分析事業を開始いたしましたので、お知らせいたします。





1.事業開始の趣旨
当社の主力事業である貴金属回収事業においては、貴金属そのものの純度の確認はもとより、電子部品
をはじめとした様々な形態の貴金属含有物の中に、どれだけの貴金属が含まれているかを確認する「分析」
作業が不可欠です。
このたび、当社は、長年にわたり貴金属回収事業に取り組むことで得た分析の経験と実績を活かし、分析
事業を開始することといたしました。
資源の有効利用の観点はもちろんのこと、環境保全の面において、廃棄物に含まれる有害物質の排出規
制は強化される方向にあり、コンプライアンスの観点からも、物質の構成を正しく理解するニーズは高まっ
ているものと考えております。


2.事業の概要
(1)事業の内容
・対象物に含まれる有価素材・その他の物質を、分析・評価いたします。
・成型品、製品、スクラップ、廃液、汚泥、触媒など、様々な形状の対象物に対応します。
(2)当社の分析事業の特徴
・ご要望により、短納期での対応も可能です。
・微量・微細な試料も評価可能です。
・毒物が含まれる対象物も取扱可能です。
(3)分析例
①高純度金(Au)地金中の不純物の定量
回収・精製した金地金は、定められた規格に基づきその品位を保証する必要があります。当社では、
長年にわたり蓄積したノウハウと機器分析を駆使して、純度や不純物元素濃度を確定いたします。
②スラッジ(汚泥)中の有価金属の評価
産業廃棄物として扱われるスラッジ(汚泥)中には、排出源によって有用な金属類を含むことが多々あ
ります。スラッジの組成評価により、有用な金属をリサイクルできるだけでなく、産業廃棄物の削減にもつ


ながる重要な評価となります。
③使用済み廃触媒中のレアメタル・貴金属の評価
さまざまな化学工業プロセスで使用される触媒には、レアメタルや貴金属など有価金属が含まれてお
り、これらのリサイクルの過程で組成・含有量の把握は重要な要素となります。
(4)保有分析装置例
①高周波プラズマ発光分光分析装置
溶液中に含まれる微量な金属元素の定性、定量分析を行う。
②波長分散型蛍光 X 線分析装置
固体試料の元素組成を分析する。
③原子吸光分光光度計
溶液中に含まれる微量な金属元素の定量分析を行う。
④微小部 X 線回折装置
無機、金属などの結晶化合物の同定を行う。
⑤走査電子顕微鏡(エネルギー分散型 X 線分析装置付)
固体表面の画像解析と表面の組成の定性分析を行う。
⑥フーリエ変換赤外分光光度計
有機化合物(液体または固体試料)の特定を行う。顕微鏡付なので微小な固体試料でも測定可能。
⑦イオンクロマトグラフ
溶液中の陰イオンの定性、定量分析を行う。
(5)担当部門
技術開発本部 技術管理部 分析 Gr.
(6)事業紹介ホームページ
http://www.asaka.co.jp/undertaking/analysis/01.html


3.お問い合わせ方法
対象物の分析の可否、納期、お見積り等については、以下の方法でお気軽にお問い合わせください。
(1)お問い合わせフォームから
ホームページの「お問い合わせ」フォームから、お問い合わせ先「分析事業」をお選びいただき、
お問い合わせ内容をご送信ください。
https://www.asaka.co.jp/inquiry.html
(2)メールでの問い合わせ先
info-any@asaka.co.jp
会社名、氏名、連絡先、お問い合わせ内容を明記して、お問い合わせください。
(3)電話でのお問い合わせ先
024-944-4744(代表)
技術開発本部 技術管理部 分析 Gr. 遠藤、平岡 まで、お問い合わせください。


4.今後の見通し
本新規事業開始による、平成 28 年 9 月期業績に与える影響は、軽微であると見込んでおります。

以上



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