産総研 平成27年度「被災地企業のシーズ支援プログラム」採択について

PRESS RELEASE
平成27年4月16日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ア サ カ 理 研
代 表 者 名 代表取締役社長 野 納 敏 展
(コード番号:5724)
問 合 せ 先 経営企画室長 金 澤 拓 哉
TEL. 024-944-4744(代)


産総研 平成27年度「被災地企業のシーズ支援プログラム」採択について


国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所による「被災地
企業のシーズ支援プログラム」の平成27年度公募において、当社が応募したテーマである「分子結
合チタニアシリカを適用した太陽電池パネルの性能評価および信頼性評価」が下記の通り採択され
ましたのでお知らせいたします。
当社としては、平成26年度に続く採択となります。前年度得られた成果である「カバーガラスの
透過率の向上」「高温高湿条件下での特性維持」を踏まえ、平成27年度は、より実用に近い形での
性能評価、検証実験を行う計画です。これにより、当社の太陽光発電パネル向け光触媒のさらなる
性能向上と、実証データの蓄積による販路拡大を図ってまいります。





1.被災地企業のシーズ支援プログラムについて
産総研は、政府の被災地復興のための基本方針を受けて、再生可能エネルギーの技術開発から
実証までを行う福島再生可能エネルギー研究所を福島県郡山市に平成26年4月1日に開所しました。
この研究拠点のミッションの一つとして、産業集積と復興への貢献を掲げており、「被災地企
業のシーズ支援プログラム」は、東日本大震災により甚大な被害を受けた被災地(福島県、宮城
県、岩手県の3県)に所在する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した技術やノウハウに対
する技術支援を産総研が経費を負担して実施し、その成果の当該企業への技術移転を通じて、地
域における新産業の創出を支援する事業です。
平成27年度公募は本年1月に公示され、25件が採択されました。


【参考】
産総研:福島再生可能エネルギー研究所 平成27年度公募の採択結果
http://www.fukushima.aist.go.jp/seeds/koubo_kekka_h27.html
分子結合チタニアシリカを適用した太陽電池パネルの性能評価および信頼性評価(当社テーマ)
http://www.fukushima.aist.go.jp/seeds/results_detail_h27_04.html
(いずれも産総研ホームページへのリンク)





2.採択テーマの概要
(1)支援課題名
分子結合チタニアシリカを適用した太陽電池パネルの性能評価および信頼性評価
(2)当社が保有する技術シーズ
・光触媒として、従来の酸化チタンの機能を向上させた分子結合チタニアシリカを開発。
・本材料を太陽電池モジュールのカバーガラスに塗布することで、反射率の低減・防汚効果に
よってモジュールの変換効率の向上を図る。
(3)産総研による技術シーズの評価方法
・評価用のセルおよびモジュールの作成
・作製したモジュールの性能および信頼性評価
(4)平成26年度の成果
・本材料をガラス表面に塗布することで、透過率が約2%向上し、その結果、モジュールの変換
効率も増加することを実証した。
・高温高湿試験においても膜の剥離などがなく良好な特性を示した。
(5)波及効果(どのように役立つか?)
・太陽電池モジュールのカバーガラスの反射防止効果と、防汚効果とにより、屋外設置におけ
る発電量の向上が期待される。


以 上





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