株式会社アサカ理研との共同研究開発契約の締結について

2021年8月10日
各 位
会 社 名 : 東 邦 亜 鉛 株 式 会 社
代 表者 名 : 代 表 取 締 役 社 長 丸崎 公康
(コード番号:5707)

問 合せ 先 : 執行役員 佐藤 義和
金属・リサイクル事業部長
TEL. 03-6212-1708


株式会社アサカ理研との共同研究開発契約の締結について



当社は株式会社アサカ理研との間に、リチウムイオン電池(以下、「LiB」=Lithium-ion
Battery)からのレアメタル抽出・精製にかかる前処理プロセスの確立を目的とした共同研究開発契
約を締結いたしましたのでお知らせいたします。


1. 本研究の概要
脱炭素社会の実現に向け、急速な拡大が見込まれている電気自動車市場を始め、LiBの活用が広が
る中、当社を含めた東邦亜鉛グループは、長年にわたり培ってきた非鉄金属の製錬技術を活かした
有価金属の資源循環を実現させるべく、電池寿命を迎えた使用済みLiB(以下、「廃LiB」)リサイ
クルについての研究を進め事業化に向けて検証して参りました。

当社の強みは1990年に小名浜製錬所(福島県いわき市)にて事業化した、使用済み二次電池にお
けるリサイクル技術(分別・解体・乾式処理)ですが、事業化に向けた課題の一つが、廃LiB乾式処
理以降のレアメタルの抽出・精製処理プロセスにありました。この課題解決には、株式会社アサカ
理研の強みである湿式処理による高回収率でレアメタルを抽出する技術(溶媒抽出法)が有用であ
り、事業化に向け強い相乗効果を生むと判断いたしました。また、同社の廃LiBからLiB材料を生産
する『LiB to LiB』という理念に強く共感したことも、同社を信頼できるパートナーとした大きな
理由のひとつです。

以上から、まずは株式会社アサカ理研がLiB電池材料として有用なレアメタルを抽出・精製するた
めの乾式処理原料(以下、「ブラックサンド」)の製造を目指すべく、共同研究開発契約を締結い
たしました。

なお、同社とは共同研究開発の範囲にとどまらず、事業化フェーズ移行後についても、同じ福島
県いわき市内という工場立地条件を活かし、共同で事業を進めていく方針です。



2. 契約相手先の概要

名 称 : 株式会社アサカ理研
本社所在地 : 福島県郡山市田村町金屋字マセロ47番地
代 表 者 : 代表取締役社長 油木田 祐策
資 本 金 : 504,295,600円
事 業 内 容 : 貴金属事業、環境事業、システム事業 等
創立年月日 : 1969年8月25日
量 産プ ラ ント
: 福島県いわき市泉町黒須野字江越246-23
設 置 場 所



以上

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