「陶板」の屋根材利用に向けた工法の開発開始に関するお知らせ

平成29年5月22日

各 位

会 社 名 株式会社 鶴 弥
代表者名 代表取締役社長 鶴見 哲
(コード番号 5386 東証第2部・名証第2部)
問合せ責任者 常務取締役管理本部担当 山内 浩一
(TEL.0569-29-7311)


「陶板」の屋根材利用に向けた工法の開発開始に関するお知らせ

この度、当社は壁材として販売している「スーパートライWall」を、屋根材として利用を可能
にする工法の開発を開始しましたので、下記の通りお知らせいたします。



1.開発案件名称
「陶板屋根材マット工法 1 段タイプ(仮称)





[ 施工イメージ ] [ 固定状況 ]

2.開発の背景
当社は主たる事業である粘土瓦の製造販売に加え、長年培ったその生産技術を生かし 2015 年
10 月に陶板壁材を発売いたしました。陶板壁材は粘土瓦同様、原料である粘土を 1,130 度とい
う高温で焼成することにより耐久性、焼き物の高級感をそのまま保った上に、中空形状による軽
量化、押出し成形およびローラーハースキルン焼成により大判化を実現しています。
また、粘土瓦は、屋根材としてその耐久性・高級感が高く評価され、長きに亘りご採用頂いて
おりますが、その一方で更なる軽量化、施工の省力化が求められている事も事実です。
その要望を実現できる製品として、壁材の陶板を屋根材として使用可能にするシステム工法の
開発に着手いたしました。また、今後の ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対策として、
屋根の更なる断熱性能向上が求められると考え、断熱材のポリスチレンフォームをシステム工法
に組み込みました。
3.概要
現在の屋根材としての粘土瓦の施工方法は、形状は様々ですが一般的に 300mm~350mm 角を、
1 枚ごと横桟木に引っ掛け、釘打ちする引っ掛け釘打ち工法が主流となっています。
今回、当社では屋根材として利用可能にするために、下地材にビーズ法ポリスチレンフォーム
(EPS)マット、専用固定金具、金具陶板接着材、目地クリップで形成されるシステム工法の開
発を進めています。
大判で中空形状の陶板を屋根材として利用する事で、人手不足をカバーする省力化と同時に、
屋根重量の軽量化も図れます。軽量化については 20kg/㎡を目標としています。


4.開発の進捗状況について
プロトタイプとして必要部材を開発し、現在、防水試験・耐風圧等の各種試験、各部位の納ま
り部材の開発、施工マニュアルの作成を進めています。また、屋根材専用の陶板形状の開発、陶
板の更なる軽量化、様々なシステム工法の検討も進める予定であります。なお、下地 EPS マット
は断熱材としての役割も果たします。今後の ZEH 対策を見据え、カネカケンテック株式会社
(東京都千代田区:代表取締役社長 堀江康則)に生産を依頼しています。


5.発売予定時期
平成 29 年 10 月


6.本件商品の詳細に関するお問い合わせ先
開発部 田中正幹
TEL:0569-77-0797
FAX:0569-28-5566
E-mail:m-tanaka@try110.com


以上


報道関係者様向け お問い合わせ窓口
社長室 山本
TEL:0569-29-3436 FAX:0569-28-5891 E-mail:m-okumura@try110.com
本件に関する取材等のお問い合わせは上記広報担当者までお願いします

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