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2023 年 6 月 16 日
各 位
会 社 名 クリングルファーマ株式会社
大阪府茨木市彩都あさぎ七丁目7番 15 号
住 所
彩都バイオイン キュベータ 207
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 安 達 喜 一
(コード番号:4884 東証グロース)
問い合わせ先 取締役経営管理部長 村 上 浩 一
TEL.072-641-8739



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当社が創薬開発を進めている HGF や代表の安達に関する記事が共同通信より配信され、同社のニュースサ
イト「47NEWS」に掲載されました。
現在、治験が進んでいる「声帯瘢痕」や「脊髄損傷急性期」の開発状況も紹介されていますので、是非ご
覧ください。



■ 47NEWS における記事掲載ページ URL
https://nordot.app/1038674215027605829?c=39546741839462401


HGF(Hepatocyte Growth Factor, 肝細胞増殖因子)について
HGF は、成熟肝細胞の増殖を促進する生体内タンパク質として日本で発見されました。その後の研究から、
HGF は細胞増殖に加えて細胞運動促進、細胞死抑制、形態形成誘導、抗線維化、血管新生など多彩な生理活性
を有し、肝臓のみならず、神経系、肺、腎臓、心臓、皮膚など様々な組織・臓器の再生と保護を担うことが明ら
かになりました。

脊髄損傷について
脊髄の外傷による損傷のことで、受傷原因は平地転倒・交通事故・転落などの順に多いとされています。近
年は、人口の高齢化に伴い、転倒による受傷が増加傾向にあります。国内では、年間に約6千人の脊髄損傷患
者が発生しており、慢性期までを含めた患者総数は 10~20 万人と言われています*。適切な初期治療と専門的
なリハビリテーションにより一定の回復が望めますが、運動麻痺や筋の痙性、拘縮、知覚麻痺、体幹内臓機能
不全(膀胱直腸障害、発汗体温調節機能障害、内臓機能低下、呼吸機能低下)などの複合した重度の後遺障害
が残る場合が多く、治療薬の開発が強く望まれています。

出典:Miyakoshi N et al. Spinal Cord 2021 Jun;59(6):626-634.
坂井宏旭ら「わが国における脊髄損傷の現状」(2010)

声帯瘢痕について
声帯瘢痕は、声帯の炎症・外傷等に起因して声帯粘膜内に線維成分が蓄積することで声帯粘膜が硬化し、声
帯の機能が障害される結果、重度の発声障害をきたす線維性疾患です。発声障害により、日常のコミュニケー
ションすら困難となり、QOL(Quality of Life)の著しい低下を招きます。患者の苦悩は非常に大きいものの、
現時点では有効な治療法は確立されていません。日本における声帯瘢痕の患者数はおよそ1万人と推定されて
います 1)。


1) 平成 21 年厚生労働省科学研究費補助金(難治性疾患克服事業)
「声帯溝症の診断治療の確立と、標準化に
向けたガイドラインの作成に関する研究」 (研究代表者:角田晃一、16,17)

クリングルファーマ株式会社について https://www.kringle-pharma.com/
当社は「難治性疾患治療薬の研究開発を行い、難病に苦しむ患者さんに対して画期的な治療手段を提供
し、社会に貢献すること」を企業理念とし、希少疾病を対象に HGF タンパク質医薬品の自社開発を推進する
バイオベンチャー企業です。
現在、当社が有する HGF タンパク質医薬品の開発パイプラインでは、脊髄損傷急性期を対象とする開発
と、声帯瘢痕を対象にした開発の2つのいずれもが、それぞれ医薬品開発の最終段階である第Ⅲ相臨床試験
に進んでおります。
当社は、HGF タンパク質性医薬品の社会実装を通じて新たな価値を創造し、人々の健康と幸せに貢献してま
いります。

以 上





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