第26回 米国神経腫瘍学会議におけるMN-166(イブジラスト)のグリオブラストーマに関する最新データ発表のお知らせ

2021 年 11 月 4 日




各 位

会 社 名 M e d i c i N o v a , I n c
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 兼 CEO 岩城 裕一
(コード番号:4875 JASDAQ)

東京事務所代表 副社長
問合せ先 松田 和子
兼最高医学責任者(CMO)
電話:03-3519-5010
E-Mail:infojapan@medicinova.com


第 26 回 米国神経腫瘍学会議における MN-166(イブジラスト)の
グリオブラストーマに関する最新データ発表のお知らせ


2021 年 11 月 3 日 米国 ラ・ホイヤ発 - メディシノバ(MediciNova, Inc.)
(米国カリフォルニ
ア州 ラ・ホイヤ、代表取締役社長兼 CEO:岩城裕一) (以下「当社」といいます。 )は、当社の
共同研究者であるジャスティン ラシア(Justin Lathia)博士(クリーブランド・クリニック ラ
ーナー研究所 脳腫瘍研究及び治療法開発 中核研究拠点 共同責任者、ケース・ウェスタン・リザ
ーブ大学 クリーブランド・クリニック・ラーナー医学大学 分子医学部門 教授)が、2021 年 11
月 18 日から 21 日にかけて米国マサチューセッツ州のボストンにて開催される第 26 回 米国神経
腫瘍学会議 年会において、MN-166(イブジラスト)*1 の、新規のグリオブラストーマ(神経膠
芽腫)*2 動物モデルにおける、最新のデータについて発表することをお知らせいたします。

発表の詳細は、以下の通りです。

日 程 2021 年 11 月 20 日(土)
マイクログリア/マクロファージ及びグリオーマ
発表セッション
(Microglia/Macrophages and Gliomas)
セッション時間 10:45 AM - 12:15 PM
Sexually Dimorphic Myeloid Cells Drive Glioblastoma
発表タイトル
(性的二型の骨髄性細胞がグリオブラストーマを促進する)
発 表 時 間 11:50 AM - 12:10 PM
公式 web サイト https://www.eventscribe.net/2021/SNO/

以 上



1 MN-166(イブジラスト)について
MN-166 はファースト・イン・クラスの経口摂取可能な小分子化合物で、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)阻
害剤、ホスホジエステラーゼ-4 及び-10 の阻害剤で、炎症促進作用のあるサイトカイン、IL-1β、TNF-a、IL-6 な
どを阻害する働きを有しており、また、反炎症性のサイトカイン IL-10、神経栄養因子及びグリア細胞株由来神経
栄養因子を活性化する働きも認められています。グリア細胞の活性化を減衰し、ある種の神経症状を緩和するこ
とがわかっています。前臨床研究および臨床研究において抗神経炎症作用及び神経保護作用を有することが確認
されており、これらの作用が MN-166 の神経変性疾患(進行型多発性硬化症、ALS など)
、各種依存症、慢性神経

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因性疼痛などに対する治療効果の根拠と考えられております。当社は、進行型多発性硬化症及び ALS、薬物依存
症をはじめとする多様な神経系疾患を適応とする新薬として開発しており、進行型多発性硬化症、ALS、薬物依存
などを含むさまざまな疾患治療をカバーする特許のポートフォリオを有しております。


2 グリオブラストーマ(神経膠芽腫)について
原発性悪性脳腫瘍は、小児と若年者における癌死因の中で最も高く、メラノーマによる死亡よりも多いとされて
います。米国脳神経外科学会によると、グリオブラストーマ(神経膠芽腫)は脳グリア細胞(アストロサイト、オ
リゴデンドサイト)から発生し急速に周囲の脳組織に拡がる、進行が非常に早く、致死性も非常に高い脳腫瘍で、
世界保健機関(WHO)脳腫瘍悪性度分類で、最も悪性度の高いグレード IV に分類されます。米国脳腫瘍学会に
よるとグリオブラストーマは全脳腫瘍の 15%、グリオーマ(神経膠腫)の 56%近くを占めており、悪性脳腫瘍の
なかでも最も多く、米国では、2018 年中に約 12,760 名の患者が新たに診断されたと考えられています。近年の
脳神経画像検査、脳外科手技、化学療法や放射線治療などの進展向上にも関わらず、グリオブラストーマ患者の予
後については、わずかな改善がみられているにすぎません。グリオブラストーマと診断された患者の生存期間中
央値は 14.6 ヵ月、2 年生存率は 30%といわれています。また、診断後 36 ヵ月以上生存可能な患者は、わずか 5%
といわれています。



メディシノバについて
メディシノバ(MediciNova, Inc.)は、臨床開発ステージにあるバイオ医薬品開発企業であり、炎症性疾患、線
維化疾患、神経変性疾患などの様々な疾患領域において、新規低分子化合物の広範な後期パイプラインを開発し
ています。主要な開発品である 2 つの化合物、MN-166(イブジラスト)と MN-001(タイペルカスト)は、複
数の作用機序と高い安全性プロファイルを有しており、当社は、これら 2 つの化合物について現在 11 の臨床開
発プログラムを有しております。
当社の主力開発品である MN-166(イブジラスト)は、現在、筋萎縮性側索硬化症(ALS)及び変性性頸椎脊椎
症(DCM)で臨床第 3 相段階、進行性の多発性硬化症(MS)において臨床第 3 相準備段階にあります。加え
て、MN-166(イブジラスト)は、膠芽腫(グリオブラストーマ)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)及び薬物依存
症の治療薬として臨床第 2 相段階にあります。
MN-001(タイペルカスト)は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)について、臨床第 2 相の準備段階にあり
ます。
当社は、公的機関からの資金助成を受け、多くの医師主導型臨床治験を実施してきた強固な実績を有していま
す。
当社詳細につきましては https://medicinova.jp/をご覧下さい。本社所在地はアメリカ合衆国カリフォルニア州
ラ・ホイヤ、スイート 300、エグゼクティブ・スクエア 4275(電話 1-858-373-1500)です。




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