連結子会社による株式会社ブロンコス20の株式取得に関するお知らせ-スポーツビジネスDXに参入-

2022 年3⽉ 9 ⽇
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ス カ ラ
代 表 者 名 取 締 役 兼 代 表 執 行 役 社 長
梛 野 憲 克
(東証一部・コード 4845)
問 合 せ 先 内部統制・情報セキュリティ推進本部長
山 田 朋 宏
(TEL 03-6418-3960)




連結⼦会社による株式会社ブロンコス 20 の株式取得に関するお知らせ
〜スポーツビジネス DX に参⼊〜


株式会社スカラ(本社:東京都渋⾕区、代表執⾏役社⻑:梛野 憲克、東証⼀部・証券
コード:4845、以下「当社」
)の⼦会社である株式会社スポーツストーリーズ(本社:東
京都渋⾕区、代表取締役社⻑:⼩⽵ 克幸、以下「スポーツストーリーズ」
)は、株式会社
ブロンコス 20(本社:埼⽟県さいたま市、代表取締役:福⽥ 剛紀、以下「さいたまブロ
ンコス」
)を⼦会社化いたしましたので、 お知らせいたします。


1. 背景と⽬的
当社は、1991 年の創業以来、IT/AI/IoT/DX・新規事業開発・ファイナンスにより顧客
のニーズを柔軟に形にしながら独⾃のストックビジネスモデルで継続成⻑してきました。
更なる成⻑を⽬指し、2019 年 8 ⽉に中期経営計画を発表し「クライアントと共に社会問題
をビジネスで解決する、価値共創企業」へと舵を切りました。価値共創の推進において
は、価値創造経営⽀援事業領域、IT/AI/IoT 関連事業領域、社会問題解決型事業領域の 3
つの事業領域を設定しております。社会問題解決型事業領域においては、2020 年 4 ⽉にス
ポーツビジネス、⼦供教育、地⽅創⽣等の社会貢献性の⾼い事業に強みを有するグリッド
グループホールディングスグループを当社グループに迎え⼊れ、当該事業領域の更なる強
化、発展に尽⼒してまいりました。本件は、当該事業領域の⾶躍的な発展を強⼒に推進す
るものです。
当社グループは、社会問題解決型事業領域のひとつの切り⼝として⾃治体、学校、施
設、地域経済との繋がりの深いスポーツビジネスに従来から関⼼を持っております。内閣
府が発表した「⽇本再興戦略 2016」の中では 2016 年度に 5.5 兆円あるスポーツ産業市場
規模は 2025 年に 15 兆円を⽬指す旨が記載されており、⽶国に⽬を向ければ 2019 年時点
でスポーツ産業市場規模は 60 兆円に達しています。その中でもバスケットボールに関し
ては全世界での競技⼈⼝は 1 位の 4.5 億⼈(出所:FIBA/FIFA/スポーツ・マーケティン
グ・サーベイ)であり、⽇本においては 2016 年に新しく男⼦のプロリーグ「B リーグ」
が誕⽣しました。当社グループは B リーグについて、スポーツ産業の中でも成⻑期を迎え
ている領域であると評価しています。


さいたまブロンコスは、プロバスケットボールリーグ創設前の 1982 年に創設し、⻑い
歴史を持った地域社会に根ざしたバスケットボールチームです。⽇本唯⼀の男⼦バスケッ
トボールのプロリーグ「B リーグ」の 3 部リーグに所属し、⿊字経営を⾏っている健全な
経営体制を有しております。
特筆すべきは⾏政との連携によるチーム運営であり、B リーグ全体を⾒渡しても類を⾒
ない環境を構築してまいりました。埼⽟県内の多くの市町にて連携協定を締結するなど地
域に密着しており、今後はその取り組みを⼀層拡充する⽅針です。その中でスポンサー収
⼊、チケット収⼊、物販収⼊等の売上の⾶躍的な伸びが期待できるとともに、公共施設の
指定管理業務を受託することにより地域創⽣の事業展開が可能となります。
また、教育委員会や⼩学校との連携によるスポーツ⽂化の醸成、中学部活動改⾰、ギガス
クール構想事業など教育への取り組み、アスリートのセカンドキャリアなど社会課題への
取り組みと、当社グループとのシナジーを⼤いに推進できるものと考えております。
特にスポーツストーリーズにおけるスクール事業は、当事業が有するリソースにより、
さいたまブロンコススクール事業の拡充を推進させ、当事業においても教育や普及を⽬的
としたバスケットボールスクールやチアダンススクールの開設など、バリュエーション豊
富なスクールを埼⽟県下に展開出来ることや、運動教育に活⽤して展開しているバルシュ
ーレの普及活動を促進させるなど、双⽅にとって⼤きなスケールメリットを⽣めると確信
しています。そして、今後注⼒すべき事業の⼀つである中学部活動の改⾰においては、教
員の働き⽅を改善するための社会課題を解決する事業でもあり、さいたまブロンコスとス
ポーツストーリーズのシナジーは社会に⼤きな影響を及ぼすと考えております。
そして、当社グループがさいたまブロンコスの株式を保有する⼤きな意義として、プロ
スポーツのチーム育成、戦術策定に DX を適⽤してまいります。当社グループの IT リソ
ースを活⽤し、データによる選⼿獲得やデータ分析による戦略・戦術など、当社グループ
のリソースにより、勝利する事、昇格する事のみならず、当社グループの存在が、さいた
まブロンコスの存在を⾼められるよう取り組んでまいります。


上記を踏まえた本件実施により期待される事業シナジーは以下の通りです。


① スポーツビジネス DX への挑戦:当社グループのシステム開発⼒、データ分析⼒を
活⽤したデータに基づく選⼿獲得、育成、戦略、戦術の深耕と実践
② プロスポーツチーム保有効果
(ア) スポーツストーリーズのスクール事業における会員集客⼒の向上
(イ) スポーツストーリーズのバルシューレ事業における会員集客⼒の向上
(ウ) スポーツストーリーズのユースチーム事業の⽴ち上げ
(エ) スポーツストーリーズのチアダンススクール事業の⽴ち上げ
(オ) スポーツストーリーズの優秀⼈材採⽤⼒の向上
(カ) スポーツストーリーズ役職員のキャリアパス形成に貢献
(キ) さいたまブロンコス選⼿のセカンドキャリア形成に貢献
(ク) 当社グループ認知度向上によるグループ⼈材採⽤⼒に向上
(ケ) ファンクラブビジネスの⽴ち上げ(会員管理システム、スポーツカード、ク
ラブトークン、NFT の取り組み)
③ 地⽅⾃治体連携に強いさいたまブロンコス保有効果
(ア) スポーツストーリーズとさいたまブロンコスによる部活動改⾰の推進⼒向上
(イ) スポーツストーリーズのスクール事業拡⼤をドライブできる連携協定による
体育館、アリーナの使⽤機会獲得
(ウ) 当社グループによる⾏政 DX への参⼊機会の獲得


2. 異動する⼦会社の概要
(1)名 称 株式会社ブロンコス 20
(2)所 在 地 〒330—0061 埼⽟県さいたま市浦和区常盤五丁⽬ 1 番 20 号
(3)代表者の役職・⽒名 代表取締役 福⽥ 剛紀
(4)事 業 内 容 プロバスケットボールチーム「さいたまブロンコス」の運営
(5)資 本 ⾦ 95 百万円
(6)設 ⽴ 年 ⽉ ⽇ 1996 年 7 ⽉ 26 ⽇


以上

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