【NEグループ:会津ラボ】福島県浪江町における自動運転の実用化に向けた実証実験(第二期)採択決定!

NEWS RELEASE
平成30年7月2日

会 社 名 :
日本エンタープライズ株式会社
(東証一部 コード番号 4829)
代 表 者 名 : 代表取締役社長 植田 勝典
問合せ責任者 : 常 務 取 締 役 田中 勝
【NEグループ:会津ラボ】
福島県浪江町における自動運転の実用化に向けた実証実験(第二期)
採択決定!
日 本 エンタープライズ株 式 会 社 (本 社 :東 京 都 渋 谷 区 、代 表 取 締 役 社 長 :植 田 勝 典 )の
子 会 社 で あ る 株 式 会 社 会 津 ラ ボ ( 本 社 : 福 島 県 会 津 若 松 市 、代 表 取 締 役 社 長 : 久 田 雅 之 、
以 下 会 津 ラボ) は、福 島 県 の「平 成 30年 度 地 域 復 興 実 用 化 開 発 等 促 進 事 業 」の 公 募 に応 募 し 、
「 自 動 運 転 に 係 る 情 報 基 盤 の 構 築 及 び まち なか 巡 回 車 両 の 実 用 化 に 向 け た 実 証 実 験 」 ( 以 下 、
「本 実 証 実 験 」という。) が採 択 されましたので、お知 らせいたします。

本 実 証 実 験 は、 平 成 31 年 度 まで に 自 動 運 転 車 両 を用 い た公 共 交 通 サ ー ビスの 実 現 と関 連 す
る情 報 基 盤 の構 築 を目 的 としており 、今 回 は、前 年 度 の第 一 期 採 択 から の継 続 応 募 となります。
具 体 的 には、 浪 江 町 駅 周 辺 に お いて 、自 動 運 転 による 巡 回 交 通 サ ー ビスを実 現 し 、当 該 自 動
運 転 車 両 で 使 用 され る 各 種 センサ 類 のデ ータや 3次 元 マッ プ等 を地 域 情 報 基 盤 とし て共 通 利 用 で
きるシステム開 発 を実 施 します。

第 一 期 で あ る 平 成 29 年 度 は、① ブロ ッ ク チェ ーン を活 用 し たレー ザー セ ンサ 向 け 情 報 基 盤 の 開 発 、
② 3 次 元 マッ プの 取 得 及 び主 要 道 路 に お ける 自 動 運 転 実 施 の 可 否 検 討 を進 め 、浪 江 町 における
当 該 想 定 道 路 に お い て自 動 運 転 で の 車 両 運 行 が 可 能 で ある こ とを実 証 してきまし た 。第 二 期 の 平
成 30 年 度 に お い て は 、 開 発 し た プ ラ ッ ト フ ォ ー ム に よ る 運 用 を 開 始 す べ く 、 福 島 ト ヨ ペ ッ ト 株 式 会 社
( 本 社 : 福 島 県 郡 山 市 、代 表 取 締 役 社 長 : 佐 藤 修 朗 ) と協 業 し 、 実 際 に公 道 にて 、実 走 段
階 であるレベル3(ドライバーが介 入 できる状 態 での 自 動 運 転 )の検 証 を行 ってまいります 。

今 後 も 、学 術 機 関 や 国 内 に おけ る自 動 運 転 実 証 の 実 績 あ る事 業 会 社 の 協 力 の も と、会 津 ラ ボ
が有 する技 術 開 発 力 を活 かし、過 疎 地 域 や高 齢 者 向 けの公 共 交 通 機 関 として自 動 運 転 による
移 動 サービス等 のソフトウェア・運 行 に係 るノウハウを収 得 することにより新 規 事 業 の創 出 に努 めてまい
ります。
※自 動 運 転 はNHTSA(米 国 運 輸 省 高 速 道 路 交 通 安 全 局 )が自 動 化 のレベルを5段 階 で分 類 している。
レベル1:運 転 支 援 機 能 (自 動 ブレーキ、オートクルーズコントロールなど)
レベル2:部 分 的 自 動 化 (操 舵 、加 減 速 のうち複 数 の運 転 支 援 を実 行 )
レベル3:条 件 付 自 動 化 (全 ての運 転 作 業 を自 動 化 、緊 急 時 にドライバーが介 入 )
レベル4:高 度 運 転 自 動 化 (ドライバーはいかなる状 況 においても運 転 作 業 に関 与 しない※領 域 限 定 的 )
レベル5:完 全 自 動 化 (ドライバーはいかなる状 況 においても運 転 作 業 に関 与 しない※領 域 限 定 的 ではない)
※ こ こ で の 「領 域 」は 、必 ずしも地 理 的 な 領 域 に限 ら ず、環 境 、交 通 状 況 、速 度 、時 間 的 な 条 件 な どを 含 む 。



本件に関するお問合せ
<報道関係者> 日本エンタープライズ株式会社(広報・IR グループ)
TEL:03-5774-5730 EMAIL:ir@nihon-e.co.jp http://www.nihon-e.co.jp
<お 客 様> 株式会社会津ラボ(久田)
TEL:0242-23-8285 EMAIL:info@aizulab.com http://www.aizulab.com
※NEグループ:日本エンタープライズグループ ※記載されている会社名及び商品名/サービス名は、各社の商標または登録商標です
NEWS RELEASE

■本実証実験(第二期)の内容について
第 一 期 で取 得 した浪 江 町 駅 周 辺 の3次 元 マップを使 用 し、今 夏 から順 次 、公 道 での実 証 試 験
を目 指 して関 係 機 関 との 運 行 試 験 ルート調 整 を行 ってい きます。
なお、自 動 運 転 車 両 はZMP株 式 会 社 のRoboCa r MiniVa nを採 用 し、自 動 運 転 に係 るソフト
ウェアはLinuxとRO Sをベ ースとしオー プン ソースによって開 発 が 継 続 されてい る Autowa re を採 用 する
予 定 で す 。また 3 次 元 マッ プの 生 成 及 び Autoware の 導 入 ・ 運 用 につい ては、アイ サ ン テク ノロ ジー 株
式 会 社 、東 北 大 学 、その 他 関 係 各 社 の協 力 により、準 備 、実 証 を進 めて参 ります。



■主な参画者と役割(第二期)




■自動運転の将来性
今後高齢化が進む日本において、地方圏での交通手段の問題は、浪江町だけでなく各地で深刻化していくこと
が予想されます。現に、過疎地域では買 い物 や通 院 等 に不 便 を感 じることも多 く、また既 存 の公 共 交 通 機
関 も採 算 が取 れない事 から次 々と廃 止 されています。結 果 的 に運 転 能 力 が衰 えてきている住 民 が無 理 を
して自 動 車 の運 転 を強 いられることになり、第 三 者 を巻 き込 む様 な悲 しい事 故 が発 生 しています。
今回の自動運転が実用化されることで、自動運転に必要となる3次元マップの構成、運行管理、各種データを
保持・共有する為の情報基盤の整理がなされ、車輌の新たな追加や他地域での自動運転車輌導入時に即時可
能な自動運転車輌、システムを提供できることになります。完 全 な自 動 運 転 車 が導 入 されればドライバーのいら
ない公 共 交 通 機 関 となり、高 齢 者 も無 理 をせず移 動 が可 能 となります。
このプロジェクトを通じ、将来的にはドライバーのいらない公 共 交 通 機 関 の普 及 に繋 げ、より人 々が安 全 で
住 みやすい街 づくりの一 環 となることを目 指 していきます。

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