B-EN-G、mcframeにCO2排出量計算機能を追加 製造業向けサステナビリティを支える環境ソリューションを提供

報道関係各位
2023年1月20日
ビジネスエンジニアリング株式会社


B-EN-G、mcframeにCO2排出量計算機能を追加
製造業向けサステナビリティを支える環境ソリューションを提供


ビジネスエンジニアリング株式会社(東京都千代田区、取締役社長:羽田 雅一、以下「B-EN-G」)は、自社開発
の生産・販売・原価管理パッケージソフトウェア「mcframe 7」に製品単位でCO2排出量を計算する機能を追
加したCFP(カーボンフットプリント)* ソリューション「mcframe 7 CFP」を、2023年6月より提供開始する
ことを発表いたします。当製品は、単体での導入・利用が可能です。
*
CFP(カーボンフットプリント)とは、Carbon Footprint of Products の略称で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに
至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組
みである。LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を活用し、環境負荷を定量的に算定する。事業者と消費者の間でCO2排出量削減行動に関
する「気づき」を共有し、「見える化」された情報を用いて、事業者がサプライチェーンを構成する企業間で協力して更なるCO2排出量削減を
推進すること。「見える化」された情報を用いて、消費者がより低炭素な消費生活へ自ら変革していくことを目指す。 出典元:(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sangi/carbon_neutral/pdf/001_04_01.pdf


■背景とねらい
環境負荷の定量的な情報開示の要請が強まる中、製造業においては、会社・組織レベルのCO2排出量から、よ
り詳細な製品毎のCO2排出量へと関心が移りつつあります。CFPは、情報開示のためだけでなく、財務コスト
になりうるCO2排出量の削減につながる基礎データでもあるため、その整備が急務となっています。
B-EN-Gは、製造業分野での豊富なシステム導入経験、特にmcframeの原価管理で培った知見と技術を応
用し、きめ細かな積み上げと配分計算で精度の高いCFPを算出し、生産段階でのCFP管理を実現するソフト
ウェアを開発しました。

■CFPソリューション活用イメージ
mcframeは、幅広いラインナップを持つパッケージソフトウェアです。他のmcframeファミリー製品との相
互利用で、生産段階だけでなく、製品企画フェーズから経営の評価・分析フェーズまでを通し、お客様の環境負
荷課題を総合的に解決します。

mcframeファミリー製品とmcframe 7 CFPの連携イメージ

mcframe PLM mcframe 7 共通 mcframe 7 CFP



脱炭素企画・設計 環境マスタ管理 企業・組織単位の
環境負荷計算
ソリューション
企画・設計段階での 環境負荷の基礎データ管理
製品別のコスト・炭素量の把握 (インベントリデータ管理)




稼働実績・ 環境負荷 環境負荷分析・評価
SCM PCM
エネルギー消費 シミュレーション 原価・環境負荷
計画・実績管理 原価管理
実測・モニタリング バランス分析・評価
環境関連データの実測・モニタリング 製造や配送の受払情報の保持 製品別に製造コストと環境負荷を 標準・実際原価機能ロジックを使った 環境負荷を可視化して、分析・評価
インベントリデータの精度向上 販売後のアフターサービス 比較しながら予実を管理 積み上げと配分による環境負荷計算 原価とのバランスを分析・評価



mcframe IoT mcframe 7 SCM mcframe 7 PCM mcframe COCKPIT

Phase1 Phase2 Phase3




プレスリリース 2023 年 1 月 20 日 1 / 3
原価管理を応用した製品単位のCFPの算出と分析・評価(Phase 1~2で実現)
・mcframe 7の原価計算機能を応用した、原材料や工程に基づく排出量計算
・生産データからのきめ細かな積み上げと配分計算で、精度の高いCFP算出を実現
・CFPの標準値と実績値の差異把握、速報値の算出やシミュレーション、分析・評価が可能
製品企画・設計段階から、環境負荷を評価(Phase 3で実現)
・環境負荷をほぼ決定づける製品の企画・設計段階で、CFPを定量的にシミュレーション
環境関連データの実測と活用(Phase 3で実現)
・IoTソリューションによりCFP関連データを実測・モニタリングし、改善活動に利用
・実測データを、インベントリデータや配分基準などの精度向上にも活用
製造コストと環境負荷のバランスから意思決定(将来)
・経済性(製造コスト)と環境性(CFP)を定量的に評価できる仕組みの構築


■製品リリース計画(予定)
・Phase 1:2023年6月 mcframe 7ベースのCFP計算機能を提供
・Phase 2:2023年後半 分析機能を提供
・Phase 3:2024年以降 設計段階でのCFPシミュレーション(PLM)、環境データの実測・モニタリング(IoT)
上記以降、経済性と環境性のバランス評価機能などを順次提供


■mcframeについて
mcframeは、生産・販売・原価管理を中心として、海外向けERP、IoTやPLM製品なども備えた、ものづくり
デジタライゼーションを推進する自社開発のパッケージソフトウェアです。1996年のリリース以来、四半世紀
にわたり日本のものづくりによりそい、1,500を超える企業とそのグループ会社に導入されています。
組立加工からプロセス、大企業から中堅・中小企業、国内から海外まで、充実した標準機能と高い柔軟性を特
徴として、多くの製造業の課題解決を支援しています。
mcframeの詳細は https://www.mcframe.com/about をご覧ください。


■ビジネスエンジニアリング株式会社について
ビジネスエンジニアリングは、製造業を中心としたお客様のデジタル変革をITで支援しています。IT企画から
システムの構築、導入、運用にわたるコンサルティングおよび支援サービス、ならびに自社開発のパッケージソ
フトウェア「mcframe」の販売、導入で豊富な実績を有しています。また、基幹業務システム(ERP)やサプライ
チェーン(SCM)、IoT等で蓄積されたデータを活用して、システムの高度化やカイゼン活動をお手伝いしてい
ます。中国(上海)、タイ(バンコク)、シンガポール、インドネシア(ジャカルタ)、アメリカ(シカゴ)の5ヶ所に海外
子会社を有し、海外進出企業に対しても、日本と現地でよりそいながら製品やサービスを提供し、お客様の経
営課題を解決しています。
ビジネスエンジニアリング株式会社の詳細は https://www.b-en-g.co.jp/ をご覧ください。




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【当報道に関してのお問い合わせ窓口】
ビジネスエンジニアリング株式会社 経営統括本部 広報 猪野
電話:03-3510-1619 / E-mail:kouhou@b-en-g.co.jp


【当サービスに関してのお問い合わせ窓口】
ビジネスエンジニアリング株式会社 プロダクト事業本部
電話:03-3510-1616 / E-mail:mcframe@b-en-g.co.jp


*本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。




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