“目の外遊び”「Kubota Glass」 株式会社天旅との販売代理店契約締結のお知らせ

2023 年８月 22 日
各 位
会社名 窪田製薬ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役会長、社長兼最高経営責任者
窪田 良
コード番号 4596 東証グロース
問合せ先 広報・IR 部
（TEL：03-6550-8928（代表）
）




“目の外遊び”「Kubota Glass®」
株式会社天旅との販売代理店契約締結のお知らせ


窪田製薬ホールディングス株式会社(本社：東京都港区、以下「当社」)は、当社 100%子会社のクボタビジョ
ン・インク(本社：米国ワシントン州、以下「クボタビジョン」) が販売している「Kubota Glass」の販売代理店
として、株式会社天旅（本社：東京都台東区、代表取締役社長：劉 冰冰、以下「天旅」
）との代理店契約を締結
したことをお知らせします。


天旅は、中国を中心とした年間約 7,000~8,000 名の日本観光客に対し、日本の宿泊施設・バス・ガイド・食事・
観光案内・各種チケットの手配などをトータルでサポートしている大手旅行代理店です。本契約により、天旅を
利用した顧客が「Kubota Glass」を知り、そこで直接購入できるようにすることで、中国を中心としたインバウ
ンド需要に対し販売を最大化いたします。またその他にも、当社にある中国語のサポートについても連携するこ
とで、より多くの顧客ニーズに応えてまいります。


近視は世界で最も一般的な眼疾患であり、子どもの視覚障害の主な原因となっています。また、近視の発生率
は急速に増加しています。2020 年には、推定 26 億人（世界人口の 34%）が近視であり、そのうち３億 9900 万
人 （5.2%）が強度近視であると言われています。今後 30 年で、発症率はさらに上昇すると予測されており、
2050 年には近視が永久的な失明原因の第一位になると予測されています（*1）
。特にアジア諸国の近視保有率は
急速に増加しており、各国で近視に対する取り組みが強化されてきました。中国政府は、2018 年に各自治体の近
視削減目標を定めた国家計画を策定しました（*2)。2030 年には高校生までの近視発症割合を 70％以下にするこ
と、1 日 1〜2 時間を目安に屋外での時間を確保することなどがもりこまれています。


(*1) Scientific Reports「Biometric and refractive changes following the monocular application of peripheral myopic
defocus using a novel augmented-reality optical system in adults」
(*2) Jan, C. et al. 2020, ‘Prevention of myopia, China,’ Bulletin of the World Health Organization;98:435-437
 外遊び（野外活動）による近視の発症予防・進行抑制はさまざまな研究で明らかになっています。屋外で過ご
す時間が長いほど近視の発症率が低くなり、進行速度が遅くなっています。また、屋外の明るさは室内の明るさ
に比べて 10〜1000 倍ほど明るく、特に夏季においては近視の進行が最も遅くなる可能性があります。こうした
研究の結果から、台湾では 2010 年から１日２時間以上の屋外活動の導入を開始し、近視の発症率を大きく減少
させたほか、中国でも 2021 年７月に宿題と試験を減らし、児童のスポーツ活動への参加を促すことによる近視
の発症予防の取り組みが行われています。


Kubota Glass は、“目の外遊び”として、遠くを見ている映像環境を再現する AR（拡張現実）デバイスです。昨
今の近視人口の増加は、環境要因が大きいと考えられており、その中でも野外活動の減少が大きな要因と考えら
れています。Kubota Glass は、AR の技術を応用し、自然光のような広い波長と明るさのマイクロ LED を用い
て、遠くを見ている映像環境を再現しています。


本件について、
当社の代表取締役会長、
社長兼最高経営責任者の窪田良博士は次のようにコメントしています。
「中国のお客様の Kubota Glass に対する関心は非常に高く、以前から多くのお問合せをいただいておりまし
た。これまで、中国語でのサポートや販売拡大のための仕組みづくりが当社の課題となっておりましたが、今回、
株式会社天旅との契約締結によって円滑にご案内が可能になることを期待しています。今後も、より多くのお客
様へ製品を提供してまいりたいと考えております。
」


本件について、劉 冰冰氏は次のようにコメントしています。
「この度、窪田製薬ホールディングス株式会社との代理店契約を締結いたしました。当社では、訪日観光客の
方々に対して様々な旅行プランをご用意しています。その中で日本でしか手に入れることのできない優れた商品
をご案内することも多く、お客様の関心の高さからも、Kubota Glass を取り扱うことは当社としても大きなメリ
ットがあると考えております。
」


なお、当社は 2023 年 12 月期連結業績予測の開示については、明確な見通しの経った時点で開示を予定しており
ますが、影響は軽微です。


窪田製薬ホールディングス株式会社について
当社は、世界中で眼疾患に悩む皆さまの視力維持と回復に貢献することを目的に、イノベーションをさまざまな
医薬品・医療機器の開発及び実用化に繋げる眼科医療ソリューション・カンパニーです。当社 100%子会社のク
ボタビジョン・インク（米国）が研究開発の拠点となり、革新的な治療薬・医療技術の探索及び開発に取り組ん
でいます。現在は、ウェアラブル近視デバイス「クボタメガネ」および、在宅・遠隔医療分野（モバイルヘルス）
における医療モニタリングデバイス（PBOS）などの医療機器開発に注力しております。
（ホームページアドレス：https://www.kubotaholdings.co.jp）


免責事項
本資料は関係情報の開示のみを目的として作成されたものであり、有価証券の取得または売付けの勧誘または
申込みを構成するものではありません。本資料は、正確性を期すべく慎重に作成されていますが、完全性を保証
するものではありません。また本資料の作成にあたり、当社に入手可能な第三者情報に依拠しておりますが、か
かる第三者情報の実際の正確性および完全性について、当社が表明・保証するものではありません。当社は、本
資料の記述に依拠したことにより生じる損害について一切の責任を負いません。本資料の情報は、事前の通知な
く変更される可能性があります。本資料には将来予想に関する見通し情報が含まれます。これらの記述は、現在
の見込、予測およびリスクを伴う想定(一般的な経済状況および業界または市場の状況を含みますがこれらに限
定されません)に基づいており、実際の業績とは大きく異なる可能性があります。今後、新たな情報、将来の事象
の発生またはその他いかなる理由があっても、当社は本資料の将来に関する記述を更新または修正する義務を負
うものではありません。