JCRファーマとシスメックスの合弁会社であるAlliedCelが再生医療等製品の早期社会実装を目指し、新たなパイプラインを獲得

2023 年 11 月 7 日
各 位

JCRファーマ株式会社
シスメックス株式会社
AlliedCel 株式会社
株式会社 JUNTEN BIO

JCRファーマとシスメックスの合弁会社である AlliedCel が再生医療等製品の
早期社会実装を目指し、新たなパイプラインを獲得
~ JUNTEN BIO が開発した再生医療等製品の製造・販売ライセンスを取得 ~


JCRファーマ株式会社(本社 兵庫県芦屋市、
: 代表取締役会長兼社長 芦田
: 信、 「JCR」
以下 )
は、シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)との合弁会社である
AlliedCel 株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:薗田 啓之、以下「AlliedCel」
)が、株式
会社 JUNTEN BIO(本社:東京都千代田区、代表取締役:河南 雅成、以下「JUNTEN BIO」

とライセンス契約を締結し、誘導型抑制性 T 細胞(JB-101)による免疫寛容状態を誘導する再
生医療等製品の国内製造販売業を担うことを決定したことを、お知らせします。



AlliedCel は、造血 幹 細 胞を は じめ と する 幹 細胞 やそ の 他の 細 胞を 用 いた 再生 医 療等
製品 の 研究 開 発、 製造および販売を行う会社として、2022 年 10 月に設立しました。設立当
初から推進している造血幹細胞の増殖技術を用いたプロジェクトをはじめ、その他の技術開発
および事業化に関する可能性について、検討を進めてきました。

このたび、AlliedCel は、JUNTEN BIO とライセンス契約を締結し、順天堂大学(所在地:
東京都文京区、学長:新井 一、以下「順天堂大学」 )が研究し、JUNTEN BIO が開 発 した
誘導 型 抑制 性 T 細 胞( JB-101)に よる 免 疫寛 容 状態 を 誘導 す る再 生 医療 等製 品 の国 内
製造 販 売 業 を 担う こ とを 決定 し まし た 。
誘導型抑制性 T 細胞(JB-101)は、臓器移植後の患者さんに投与することで、免疫拒絶反応
を抑制し、移植患者さんが生涯継続して内服する必要がある免疫抑制剤からの離脱(免疫寛容
誘導)をサポートすることを効能として、現在、順天堂大学主管のもと生体肝移植患者を対象
とした医師主導治験を実施しています。この誘導型抑制性 T 細胞(JB-101)は、世界に先駆け
た本邦発の画期的な再生医療等製品の候補として、 2020 年に厚生労働省 「先駆け審査指定制度」
の対象品目に指定されており、2025 年度の製造販売承認申請を予定しています。免疫抑制剤の
投与量を減少または中止することは、臓器移植後の合併症や感染症などのリスクを低減するだ
けでなく、移植臓器の生着率向上も期待されています。
JCR とシスメックスは、再生・細胞医療の社会実装に向け、JCR が持つ再生医療等製品の開
発・製造・販売の実績やノウハウと、シスメックスが持つ品質管理検査の技術や IoT を含むロ
ボット技術を活用したワークフローの効率化に関する知見を融合し、幹細胞やその他の細胞を
用いた再生医療等製品の研究開発および早期事業化のため AlliedCel を設立しました。
AlliedCel の既存事業に誘導型抑制性 T 細胞(JB-101)が加わることで、再生医療等製品によ
る患者さんへの適切な治療機会の提供がより早期に可能となることを期待しています。



【参考】
2022 年 10 月 3 日リリース『JCRファーマとシスメックス、再生・細胞医療領域で合弁
会社を設立 ~幹細胞などを用いた再生医療等製品の研究開発および早期事業化を目指す~』
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4552/tdnet/2186409/00.pdf




【お問い合わせ先】
JCRファーマ株式会社 管理本部 広報・IR室
Tel 0797-32-1995

シスメックス株式会社 広報部
Tel 078-265-0500(代表)

以 上

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