抗アレルギー点眼剤DE-114A(エピナスチン塩酸塩)の製造販売承認を申請

2018 年 9 月 21 日
各 位
会 社 名 参 天 製 薬 株 式 会 社
代 表 者名 代 表 取 締 役 会 長 兼 C E O 黒 川 明
(コード番号 4536 東証第1部)
問 合 せ先 コーポレート・コミュニケーショングループ グループマネージャー
クリストファー・ホフマン



抗アレルギー点眼剤 DE-114A(エピナスチン塩酸塩)の製造販売承認を申請

参天製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役会長兼 CEO:黒川明、以下「当社」
)は、抗アレルギー点眼
剤 DE-114A(一般名:エピナスチン塩酸塩)について、2018 年 9 月 21 日付で国内における製造販売承認の
申請を行いましたのでお知らせします。


DE-114A は日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社から導入し、当社がアレルギー性結膜炎の治療を目的
として日本で開発した点眼剤で、日本で 2013 年から販売されている「アレジオン点眼液 0.05%」の高用量製
剤です。DE-114A の有効成分であるエピナスチン塩酸塩は、ヒスタミンの H1 受容体への拮抗作用を主作用と
し、さらに肥満細胞からの化学伝達物質の遊離・産生抑制作用を有しています。DE-114A は、アレルギー性結
膜炎の主症状である眼そう痒感および結膜充血を抑制することが国内で実施した臨床試験で確認されています。
また、重篤な副作用は眼局所、全身ともに認められていません。


アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、
結膜に炎症を起こす病気です。アレルギー疾患の有病率は世界的に増加しており、日本におけるアレルギー性
結膜炎の患者さんは約 2,000 万人と推測されています*。アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期
が予測できる花粉などが原因の場合には、花粉が本格的に飛散する前に治療を開始する「初期療法」により、
花粉飛散ピーク時の症状を抑制する効果が期待できます。


参天製薬では、本点眼剤の製造販売承認を取得することで、より多くの治療の選択肢を医療現場に提供し、
患者さんの QOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)の向上に寄与できることを期待しています。


<概要>
一般名 エピナスチン塩酸塩
剤型 水性点眼剤
申請時の効能・効果 アレルギー性結膜炎

* 出典:日本眼科学会 HP「アレルギー性結膜疾患」


以上
参天製薬(参天製薬株式会社、本社:大阪市)について
参天製薬は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、開発、販
売・マーケティング活動を行っています。世界約 60 を超える国・地域で製品を販売しており、国内の医療用眼科薬市場に
おいては No.1 のシェアを有しています。130 年近くの歴史の中で培われた科学的知見や企業力を活かし、今後も、価値あ
る製品・サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心として、社会への貢献を果たしてまいります。
詳細については、当社ホームページ www.santen.co.jp をご参照ください。

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