原発性手掌多汗症治療剤「アポハイドローション20%」(開発コード：HP-5070)の国内製造販売承認取得のお知らせ

2023 年 3 月 27 日
久光製薬株式会社


原発性手掌多汗症治療剤「アポハイド®ローション 20%」（開発コード：HP-5070）の
国内製造販売承認取得のお知らせ



久光製薬株式会社（本社：佐賀県鳥栖市、代表取締役社長：中冨一榮、以下「久光製薬」）は、
原発性手掌多汗症治療剤「アポハイド®ローション 20%」（開発コード：HP-5070、一般名：オキシブチ
ニン塩酸塩、以下「本剤」）の製造販売承認を本日付で取得しましたので、お知らせいたします。


原発性手掌多汗症は手掌から両側性に過剰な発汗を認める疾患であり、社交活動（握手など）
やペーパーワーク、電子機器の操作等に多大なる支障をきたすため、学校生活や社会生活上の
様々な場面で生活の質や労働能率を低下させる大きな要因となることが知られています 1)。


本剤は、久光製薬の TDDS（Transdermal Drug Delivery System：経皮薬物送達システム）技術
を用いて開発した塗布剤であり、原発性手掌多汗症患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験にて有効
性及び安全性が確認された、日本初の原発性手掌多汗症治療剤です。


本承認により、1 日 1 回、就寝前に手掌に塗布することで効果を発揮する本剤が、原発性手掌
多汗症治療の新たな選択肢となることを期待しております。


久光製薬は、本剤の適切な情報提供を通じて、原発性手掌多汗症患者さんのクオリティ・オブ・
ライフの向上に貢献してまいります。



以 上



【本件に関するお問い合わせ先】
企業戦略室 広報・IR 課
ＴＥＬ：03-5293-1732
※参考
販売名 アポハイド®ローション 20%（APOHIDE® Lotion 20%）
一般名 オキシブチニン塩酸塩
効能又は効果 原発性手掌多汗症
用法及び用量 1 日 1 回、就寝前に適量を両手掌全体に塗布する。
用法及び用量に
1 回の塗布量は、両手掌に対しポンプ 5 押し分を目安とすること。
関連する注意
包装 4.5mL（プラスチック容器）×20 本


【出典】
1) 日本皮膚科学会ガイドライン：原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023 年改訂版