二度目の緊急事態宣言下を含む2021年1月から3月のサイバー攻撃検知レポートを発表

【ニュースリリース】
2021 年 4 月 12 日
報道関係者各位


二度目の緊急事態宣言下を含む 2021 年 1 月〜3 月のサイバー攻撃検知レポートを発表
〜出社率の高まりとともに減少、一方で攻撃の多様化に引き続き注意〜

株式会社サイバーセキュリティクラウド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:小池 敏弘、以下「当社」)は、
二度目の緊急事態宣言下を含む 2021 年 1 月から 2021 年 3 月末までを対象としたサイバー攻撃検知レポートを発表いた
します。なお、本データは当社が提供する、Web サイトへのサイバー攻撃を可視化・遮断するクラウド型 WAF の「攻撃遮断
くん」、AWS WAF、Azure WAF 自動運用サービス「WafCharm(ワフチャーム)」で観測した攻撃ログを集約し、分析・算出し
ています。


■調査概要
・調査対象期間:2021 年 1 月 1 日~3 月 31 日
・調査対象 :「攻撃遮断くん」、「WafCharm」をご利用中のユーザーアカウント
・調査方法 :「攻撃遮断くん」、「WafCharm」で観測した攻撃ログの分析


■2021 年 1 月から 3 月にかけてのサイバー攻撃検知状況




2021 年 1 月の 1sid(sid=Security Identifier:ネットワークのユーザアカウントやグループなどを一意に識別するセキュリテ
ィ識別子)あたりの攻撃は 22,215 件/月、同様に 2 月は 16,654 件/月、また 3 月は 20,814 件/月の攻撃を検知しました。
3 ヶ月間における平均攻撃検知数は 19,894 件と、前年同期と比較しておよそ 2 割程度減少し、2020 年から 2021 年にかけ
て攻撃が減少傾向にあることがわかりました。
中でも 2021 年 1 月 7 日から 3 月 21 日にかけて発出された二度目の緊急事態宣言下では、1sid あたり 647 件/日の攻
撃を検知。これは、2020 年 4 月 7 日から 5 月 25 日にかけて発出された一度目の緊急事態宣言時と比較するとおよそ 3
割程度減少しました。
一度目の緊急事態宣言発出時は 2019 年の 1 年間のサイバー攻撃の平均検知数よりも約 25%多い攻撃数を検知してお
り、企業の急な業務体制変化の機を狙ったサイバー攻撃が一時的に急増した可能性があります。一方で二度目の緊急
事態宣言下では、一度目と比較して全国の企業における社員の出社率が高まっており※1、オフィスの人員が増加したこ
とや企業の業務体制の盤石化などの要因により、攻撃数は比較的に低い水準に留まったと考えられます。


■サイバーセキュリティクラウド 代表取締役 CTO 渡辺洋司のコメント
2020 年のコロナ禍で増加したサイバー攻撃は現在減少傾向にあるものの、昨年からテレワークツールの普及による VPN
経由の侵入リスクの拡大や、Emotet や Ragnar Locker などのマルウェアを使ったサイバー攻撃による事案が目立つように
なり、攻撃方法は年々高度かつ多様化しています。そうした攻撃への対応が急務になる中、今後国内企業のデジタル化
が加速することも見込まれサイバーセキュリティ対策は一層重要な経営課題になっています。
その一方、当社が実施した調査では経営層の Web セキュリティへの理解不足も浮き彫りになっています。こうした状況下
でニューノーマルな働き方やデジタル化を推進する企業をはじめ、改めて自社の Web セキュリティ体制や自社サーバの脆
弱性管理の状況を見直すことも必要です。


【クラウド型 WAF「攻撃遮断くん」について】
https://www.shadan-kun.com/
クラウド型 WAF「攻撃遮断くん」は、Web サイト・Web サーバへのサイバー攻撃を可視化・遮断する Web セキュリティサービ
スです。ディープラーニング(深層学習)を用いた攻撃検知 AI エンジン「Cyneural」を活用し、一般的な攻撃の検知はもちろ
ん、未知の攻撃の発見、誤検知の発見を高速に行うとともに、世界有数の脅威インテリジェンスチーム「Cyhorus」により、
最新の脅威にもいち早く対応します。導入社数・サイト数で国内 1 位※2 を獲得し、企業規模を問わずご利用いただいてい
ます。


【「WafCharm(ワフチャーム)」について】
https://www.wafcharm.com/




「WafCharm」は導入ユーザ数で国内 No.1※3 の、パブリッククラウドで提供されている WAF を“AI”と“ビックデータ”によっ
て自動運用することが可能なサービスです。AWS と Microsoft Azure の 2 大プラットフォームに提供しております。
機械学習を用いて最適な WAF ルールを自動運用する AI エンジン「WRAO(ラオ)※4」(特許番号:特許第 6375047 号)を
搭載しており、累計導入サイト数・導入社数国内 No.1※2 の実績を持つクラウド型 WAF「攻撃遮断くん」で培った累計 1.9
兆件以上のビックデータを活用し、お客様毎に最適な ルールを自動で適用します。サイバー脅威情報監視チーム
「Cyhorus」により最新の脅威にもいち早く対応します。また、国内有数のシグネチャカスタマイズのノウハウをもった、開発
エンジニアによるサポート※5 も合わせて提供しています。


【株式会社サイバーセキュリティクラウドについて】
会社名:株式会社サイバーセキュリティクラウド
所在地:〒150-0011 東京都渋谷区東 3-9-19 VORT 恵比寿 maxim3 階
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 小池 敏弘
設立 :2010 年 8 月
URL :https://www.cscloud.co.jp/
「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という理念を掲げ、サイバーセキュリティクラウドでは、世
界有数のサイバー脅威インテリジェンスと AI 技術を活用した、Web アプリケーションのセキュリティサービスを全世界に向
けてサブスクリプションで提供しています。また、クラウド市場世界シェア 47.8%※6 を持つ AWS において、世界で 7 社目と
なる AWS WAF マネージドルールセラーにも認定されております。
これからも私たちは、リーディングカンパニーとして、世界中の人々が安心安全に利用できるサイバー空間を創造するた
めのサービス開発を行い、情報革命の推進に貢献してまいります。


※1 出典:カオナビ「リモートワーク実態調査」
※2 出典:「クラウド型 WAF サービス」に関する市場調査(2019 年 5 月〜2019 年 6 月 調査)<ESP 総研 調べ>
※3 出典:日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020 年 7 月期_実績調査
※4 AWS WAF classic のみに対応
※5 一部プランのみ対象となります
※6 出典:Gartner(August 2020)・・・Worldwide Iaas Public Cloud Services Market Share, 2018-2019




<本件のお問い合わせ>
■サービスに関するお問い合わせ先
株式会社サイバーセキュリティクラウド
マーケティング部 PR・マーケティングチーム
電話:03-6416-9996 FAX:03-6416-9997
E-mail:pr@cscloud.co.jp


■報道関係お問い合わせ先
サイバーセキュリティクラウド PR 事務局(スキュー内)
担当:北出
TEL:03-6450-5457 Mail:csc@skewinc.co.jp

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