ユーコープ全店にて自動発注サービスsinopsの導入完了

関係者各位
2023年4月11日
株式会社シノプス
代表取締役 南谷 洋志



ユーコープ全94店舗にて需要予測型自動発注サービスsinops導入完了
~発注時間5万時間削減のほか、値引き廃棄ロス率の改善効果も~




株式会社シノプス(本社:大阪府大阪市、代表取締役:南谷 洋志、以下「当社」)は、生活協同組合ユーコー
プ(本部:神奈川県横浜市、代表理事理事長:當具 伸一、以下「ユーコープ」)が運営する食品スーパーマー
ケット全94店舗への需要予測型自動発注サービス「sinops」の導入作業が完了し、2023年2月より稼働してい
ることをお知らせします。

■背景
ユーコープは神奈川・静岡・山梨の3県に食品スーパーマーケット94店舗を展開し、組合員数は約 180万人
の消費生活協同組合です。ユーコープではグロサリーカテゴリのみ自動発注システムを導入していました。し
*1
かし賞味期限が短く、売り場管理が難しいとされる日配品 カテゴリへの自動発注システムの導入を検討され
ていました。そこで2021年6月より3店舗において、需要予測の精度や店舗における発注業務効率化に関する
実証実験を実施。発注にかかる時間を大幅に削減しつつ、期限切れの商品を廃棄することで生じてしまう値
引・廃棄ロス率の改善効果を実感いただき、全店に導入することが決定しました。この度、導入作業が完了
し、2月より全店にて稼働しています。

*1:毎日店舗に配達される賞味期限の短い食品の総称。デイリーとも呼ばれる。牛乳、乳製品、豆腐、生麺や生菓子など


■導入効果
今回の導入で発注にかかわる作業時間が大幅に削減されました。グロサリー、日配部門の年間稼働時間の5万
時間削減を目標にしていましたが、こちらは早期に達成し、2023年度中に10万時間の削減が実現できる見込
みとなっています。日配品カテゴリでは発注システムが未導入だったこともあり、発注担当者が約3~4人だっ
たところ、1人で発注業務が完結するようになったという声もあります。前述の2021年に実施した実証実験
では、グロサリーカテゴリでは在庫金額は9.3%、日配品カテゴリでは値引・廃棄ロスは0.7%改善していま
す。今後もこうしたデータを定期的に収集・分析することでsinopsの導入効果を高め、作業効率や売上・利益
率の向上させるための取り組みを引き続き行っていきます。

■自動発注サービス「sinops」
日配品・パン・惣菜にも対応した需要予測型自動発注サービスです。幅広いカテゴリの発注を自動化すること
で小売業の生産性を向上させながら、値引・廃棄ロスの削減、利益率の改善などに貢献します。自動発注のほ
か、棚割修正をタブレット端末で行える「sinops-Pad」や売り場やバックヤードの在庫の賞味期限チェックが
簡単に行える「sinops-Dcont」など幅広いサービスをラインナップしています。




※「sinops」は株式会社シノプスの商標登録です
■生活協同組合ユーコープについて
ユーコープは「人と人とをつなぎ、生きるを支える」をビジョンに掲げ、誰もが安心して暮らせる地域づくり
のために様々な取り組みを進めています。より良いものをより安く、安全・安心な商品の提供だけでなく、地
域の皆さんと一緒に、平和・環境・文化・福祉などの多彩な取り組みを通じて、誰もがくらしやすい健全な社
会をめざした活動と事業を行っています。

■株式会社シノプスについて
株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、需要予測型自動発注サービス「
sinops」(シノプス)を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。日配食品や惣菜といった賞味期限が
短く需要予測が難しいとされるカテゴリのシステム化に成功。多くの食品小売企業に採用いただいておりま
す。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活
用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース上場(証券コード:4428)。



株式会社シノプス 管理部 経営企画課
【本件に関するお問い合わせ】 Email: ir@sinops.jp
お問い合わせフォーム:https://www.sinops.jp/contacts




※「sinops」は株式会社シノプスの商標登録です

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