Gmailの「メール送信者のガイドライン」更新に伴う当社の対応について

2024 年 1 月 18 日


各 位


会 社 名 ユ ミ ル リ ン ク 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 清 水 亘
(コード番号:4372 東証グロース)
問合せ先 常務取締役 小 林 幹 彦
(TEL.03-6820-0514)



Gmail の「メール送信者のガイドライン」更新に伴う当社の対応について

2023 年 10 月に Google 社から発表されました Gmail の新しい「メール送信者のガイドラ
イン」に関する当社の対応について、下記のとおりお知らせいたします。





 概要
当社ではメール送信事業者として、送信ドメイン認証技術「SPF」、「DKIM」に対応するなど、さ
まざまな観点から迷惑メール対策に取り組んできました。
2023 年 10 月に Google 社から発表された Gmail の新しい「メール送信者のガイドライン」要件
に対する当社の対応をお知らせいたします。


 影響について
2024 年 2 月以降、Gmail の新しい「メール送信者のガイドライン」に記載される要件を満たさな
い場合は、メールが拒否されたり、受信者の迷惑メールフォルダに配信されたりすることがあり
ます。
なお、この措置は段階的に行われますが、詳細については Gmail の公式ヘルプを参照してくださ
い。
※Gmail の公式ヘルプは、随時更新される可能性があり、英語版が最新情報となることから、英
語版の参照をお勧めします。


[日本語版]
メール送信者のガイドライン
(https://support.google.com/mail/answer/81126?hl=ja)
メール送信者のガイドラインに関するよくある質問
(https://support.google.com/a/answer/14229414?hl=ja)
[英語版]
Email sender guidelines(https://support.google.com/mail/answer/81126?hl=en)
Email sender guidelines FAQ(https://support.google.com/a/answer/14229414?hl=en)


 段階的な措置
 2024 年 2 月より
要件を満たしていない一括送信者は、非準拠のメールトラフィックのごく一部で一時的な
エラー(エラーコードを含む)を受け取るようになります。これらの一時的なエラーは、送
信者が Google のガイドラインを満たしていないメールトラフィックを特定し、コンプラ
イアンス違反の原因となる問題を解決できるようにするためのものです。
 2024 年 4 月より
ポリシーに準拠していない一定の割合のメールトラフィックを拒否し、拒否率を徐々に引
き上げていく予定です。たとえば、送信者のトラフィックの 75% が要件を満たしている場
合、
残りの 25% のうち、
一定の割合で非準拠のトラフィックが拒否されるようになります。
 2024 年 6 月 1 日まで
一括送信者は、2024 年 6 月 1 日までに、すべての商用メール、プロモーション メールに
ワンクリックでの登録解除を実装する必要があります。


 Gmail の新しい送信者要件の概要(1 日 5,000 通以上の送信者に対する要件)
 SPF および DKIM の設定
 有効な正引きおよび逆引き DNS レコードの設定
 メール送信に TLS 接続を使用
 迷惑メール率を 0.3%未満に維持
 メッセージ形式は Internet Message Format 標準に準拠
 ヘッダ From を Gmail になりすまさない
 定期的に転送を行う場合は ARC ヘッダと List-id ヘッダを追加
 DMARC の設定
 DMARC アライメントの合格
 メッセージにワンクリックの登録解除機能を搭載(List-Unsubscribe ヘッダの付与)


 当社が対応すること
1. メール送信に TLS 接続を使用
gmail.com および googlemail.com への送信については、標準で STARTTLS に対応していま
す。
2. 「List-Unsubscribe」ヘッダの自動付与
「Cuenote FC」の利用者に対し、「List-Unsubscribe」ヘッダを自動付与する機能を今後、
リリースする予定です。(2024 年 2 月末頃)


 サービス利用者が対応すること
1. DKIM 作成者署名への対応
【Cuenote FC をご利用の方】
標準で「第三者署名」が付与されますが、利用者自身による「作成者署名」を利用してメー
ルを配信いただく必要があります。
「作成者署名」を設定するには、管理画面で DKIM 設定を行い、公開鍵を DNS サーバに公開
してください。
【Cuenote SR-S をご利用の方】
SMTP リレーでメール送信されている利用者は、「利用者自身による作成者署名を利用して
メールを配信する」または、「Cuenote SR-S で作成者署名を設定する」のどちらかに対応
いただく必要があります。
API でメール送信されている利用者は、「Cuenote SR-S で作成者署名を設定する」必要があ
ります。
2. DMARC への対応
DMARC に対応し、認証に合格するには、メールが SPF および / または DKIM によって認証
される必要があります。認証ドメインは、メールの From ヘッダに含まれているドメインと
一致している必要があります。
また、DMARC レコードの公開については、「メール送信者のガイドライン」では、適用ポリ
シーは「none」(p=none)以上を設定する必要があります。
3. 登録解除
メール受信者がメールの配信を簡単に解除できる方法を常に用意する必要があります。
なお、
「メール送信者のガイドライン」に記載されているワンクリックでの登録解除(List-
Unsubscribe ヘッダの付与)については、2024 年 6 月 1 日までに実装する必要があります。
4. 迷惑メール報告率 0.3%未満を維持する
「メール送信者のガイドライン」では、「Postmaster Tools」で報告される迷惑メール率を
0.10% 未満に維持し、迷惑メール率が決して 0.30% 以上にならないようにすることが求め
られています。
※Postmaster Tools の迷惑メール率は、当社サービスから送信されたメールだけでなく、
同じ送信元ドメインで送信されたすべてのメールを対象に計測されるため、ご注意くださ
い。
5. 「Internet Message Format 標準(RFC 5322)」に準拠する形式でメールを作成する
「Cuenote SR-S」をご利用の方で、SMTP リレーを用いてメール送信されている利用者は、
RFC 5322 に準拠する形式でメールを作成する必要があります。
6. 「List-Unsubscribe」ヘッダの付与(「Cuenote SR-S」をご利用の場合)
2024 年 6 月 1 日までに「List-Unsubscribe」ヘッダを付与する必要があります。
なお、以下運用で「Cuenote SR-S」を利用し、「List-Unsubscribe」ヘッダを付加した配信
を行う場合には、最新版にバージョンアップする必要があります。
※詳しくは当社までお問い合わせください。


・「Cuenote SR-S」のメール文書生成 API で「List-Unsubscribe」ヘッダを追加し、DKIM を
付与して配信する場合
・「List-Unsubscribe」ヘッダを付与したメールを SMTP リレーし、「Cuenote SR-S」 DKIM

を付与する場合


※ 「Gmail」は、Google LLC の商標又は登録商標です。

以 上

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