電通、メキシコの総合広告会社「AC社」の株式100%取得で合意

2016 年 5 月 16 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 石井 直
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、メキシコの総合広告会社「AC 社」の株式 100%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746 億 981
万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、メキシコの総合広告会社「Arrechedera
y Claverol」
(アレチェデラ・クラベロール、本社:メキシコシティー、以下「AC 社」
)の株式
100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。


2007 年に設立された AC 社は、広告戦略の策定、統合型クリエーティブキャンペーン、ブ
ランデッドコンテンツ※1、ソーシャルリスニング、ソフトウェア・ソリューションなど、広告
コミュニケーション全般のサービスを提供しています。現在 110 名の従業員を抱え、メキシコ
における独立系広告会社の大手となっています。同国の各種広告祭で計 3 度「エージェンシー・
オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、デジタル領域を融合したサービスに強みを持ち、国内
企業をはじめ多国籍企業からも高く評価されています。


買収後、当社は AC 社を当社グループの 9 つのグローバルネットワーク・ブランド※2 の 1 つ
でクリエーティブエージェンシーである mcgarrybowen(マクギャリーボウエン)のネットワ
ークに組み入れ、グループ各社との連携を図ることで、中南米でブラジルに次ぐ広告市場であ
るメキシコでの成長戦略を加速させていきます。


当社グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーである Carat カラ) 2016
( が
年 3 月に発表した「世界の広告費成長率予測」では、2015 年のメキシコの広告費は前年比で
4.3%増。2016 年と 2017 年もそれぞれ 3.3%増、3.1%増と堅調な成長が続くと予測しています。


なお、本件が当社の 2016 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。



※1 広告の形をしていないが、ブランドのメッセージを伝えたり、広げたりする機能を果たすコンテンツ

※2 電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」
(ロンドン)は、9 つのグローバルネットワ

ーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。9 つのブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu



Branded Agencies)
、Dentsu media、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、MKTG、Posterscope、Vizeum を

指します。


【AC 社の概要】
社 名 : Arrechedera y Claverol(アレチェデラ・クラベロール、AC 社)
本社所在地 : メキシコシティー
設 立 : 2007 年 2 月
株主構成 : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue): 78.9 百万メキシコペソ(約 4.7 億円)
(2015 年 12 月期)
代 表 者 : Juan Claverol (Co-Chairman, Business and Client Development
Director)
Sebastian Arrechedera (Co-Chairman, Creative Director)
Miquel Daura (Managing Director)
従業員数 : 110 名
事業内容 : 広告コミュニケーション全般のサービスを提供
以 上





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