電通、スリランカの有力広告グループ「グラント・グループ」のマジョリティー株式を取得し、同国に電通イージス・ネットワークの拠点を設立

2017 年 3 月 30 日
株式会社 電 通
代表取締役副社長執行役員 中本 祥一
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、スリランカの有力広告グループ「グラント・グループ」の
マジョリティー株式を取得し、同国に電通イージス・ネットワークの拠点を設立


株式会社電通(本社:東京都港区、社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億 981 万円)
の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、スリランカの有力老舗広告グループ「Grant
Group」
(本社:コロンボ市、Chairperson & Managing Director:Neela Marikkar、以下「グ
ラント・グループ」
)のマジョリティー株式を取得することにつき、同グループ株主と合意し
ました。
今回の合意には、同グループ傘下の「Grant Advertising Group」
(グラント・アドバタイジ
ング・グループ)の株式 85%と「Grant Agencies」
(グラント・エージェンシーズ)の株式 70%
の取得、および今後完全子会社化するオプションを当社が有することが含まれます。


1958 年に創立されたグラント・グループはスリランカで最も長い歴史を持ち、同市場では
最大級の規模を誇るグループの 1 つとなっており、独立系では最大規模となっています。総勢
150 名の従業員が 60 社以上におよぶグローバルおよびローカルの有力企業向けにサービスを
提供しています。
同社は Grant Advertising Group と Grant Agencies の 2 つのグループで成り立っており、
傘下には広告(マスメディアや OOH)・クリエーティブ・PR・コンテンツ・デジタルなどの
サービスを提供する計 7 つのブランドがあります。
7 つのブランドには、クリエーティブ力に定評があり、さまざまな広告賞で受賞実績を持つ
「Response Marketing」
(レスポンス・マーケティング) メディアバイイングを行う
や、 「Grant
Advertising」
(グラント・アドバタイジング)「Grant Media」
、 (グラント・メディア)などが
含まれます。


スリランカは 2009 年の内戦終結以降、高い経済成長を続けており、有望な新興広告市場と
なっています。当社はグラント・グループの買収により、電通イージス・ネットワークのスリ
ランカ拠点を確保するとともに、南アジア市場への事業拡大のための戦略拠点としていきます。


買収後、当社は「Grant Advertising」を「電通 Grant」
(電通グラント)に改称するととも
に、 Grant Media」
「 を当社グループのグローバルネットワーク ブランドの一つである
・ 「Carat」




(カラ)のネットワークに組み込み、グループ各社との連携を密にすることで、スリランカな
らびに南アジア市場での成長戦略を加速させていきます。


なお、本件が当社の 2017 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。


【グラント・グループの概要】
社 名 : Grant Advertising Group (Pvt) Ltd
Grant Agencies (Pvt) Ltd
本社所在地 : スリランカ・コロンボ市
設 立 : 1958 年 4 月
株主構成 : 買収手続き完了後
電通イージス・ネットワーク 「Grant Advertising Group」の 85%
同 「Grant Agencies」の 70%
収益(Revenue): 2 億 8,432 万スリランカルピー(約 2.1 億円)(2015 年 12 月期)
代 表 者 : Neela Marikkar(Chairperson & Managing Director)
従業員数 : 150 名
事業内容 : 広告コミュニケーション領域全般のサービスを提供


以 上





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