日本システム技術株式会社とNTT西日本、大学DX推進に向けた協業を強化-両社共同のソリューション開発を実施-

2023 年 10 月5日
各 位
会 社 名 日本システム技術株式会社
代 表 者 の
代表取締役社長 平林 武昭
役 職 氏 名
(コード番号 4323 東証プライム市場)

問い合わせ先 取締役執行役員 平林 卓

( T E L 06-4560-1000)



日本システム技術株式会社と NTT 西日本、大学 DX 推進に向けた協業を強化
~両社共同のソリューション開発を実施~

当社は、西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:森林 正彰)と大学におけ
る事務業務や教育環境の DX に向け、両社が強みを持つサービスの連携・開発などの協業強化に取り組
むことを別紙のとおりお知らせいたします。
なお、本件が2024年3月期の連結業績に与える影響は、2023年5月12日発表の業績予想に含まれま
す。今後の進展によって公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。


以上
NEWS RELEASE



報道関係者各位
2023 年 10 月5日
日本システム技術株式会社
西日本電信電話株式会社




日本システム技術と NTT 西日本、大学 DX 推進に向けた協業を強化
~両社共同のソリューション開発を実施~


このたび、日本システム技術株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:平林 武昭、以下「JAST」)
と西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:森林 正彰、以下「NTT 西日本」
)は、大
学における事務業務や教育環境の DX に向け、両社が強みを持つサービスの連携・開発などの協業強化に取
り組むことをお知らせいたします。


1.背景と取り組み概要
両社の文教分野における協業は約 20 年にも及びますが、この間に 18 歳人口は 3 割減少し、学生獲得競
争はいっそう激化、大学職員の減少も顕在化してきました。リカレント教育やリスキリングに関しては社会
課題となり、通信制大学の役割が大きくなる等、卒業生・社会人も含めた「学生の多様化」への対応が求め
られています。一方、複数大学による人的・物的リソースの効果的共有及び教育研究機能の強化を促すため
に、大学設置基準が改正されるなど、大学を取り巻く環境は大きく変化してきました。
両社の協業は、JAST が提供する戦略的大学経営システム「GAKUEN シリーズ」
(※1)
(437 校へ導入)
を、NTT 西日本が大学へ販売をするという販売連携、NTT 西日本が有する地域創生クラウドを GAKUEN
シリーズの基盤として JAST へ提供する相互販売連携の実施に始まり、NTT 西日本が 2016 年に、日本で初
めて全国のコンビニエンスストアでの成績証明書等の各種証明書の発行を可能とする「証明書発行サービ
ス」(※2)
(70 校以上へ導入)をリリースして以降は、両社のシステムのデータ連携を、案件毎に開発し
てきました。
しかしながら、前述のような大学における複雑化・多様化した課題に対応するためには、これまでの販売
中心の連携にとどまらず、各々の分野(教務システム・コンビニ証明発行)でトップシェアを誇り、ノウハ
ウを有する両社がそれぞれの強みを活かし、サービスを共同で検討・開発し、解決に向けて取り組んでいく
ことで合意いたしました。
その第一弾として、
「NTT 西日本の証明書発行サービスと JAST の教務システム」、
「NTT 西日本の LinkU-
ID(※3)認証連携サービスと JAST の卒業生ポータルサービス」に関して、標準連携の仕組みを相互に開
発し、大学における課題解決に対応すべく、2023 年度末から順次、全国の大学へのご提供を開始いたしま
す。
NEWS RELEASE




※1 GAKUEN シリーズ:教育の質向上や業務効率化が実現できる大学向けのサービスです。
URL:https://www.jast-gakuen.com/
※2 証明書発行サービス:大学発行の各種証明書をコンビニ・郵送で受け取りが可能となるサービスで
す。
URL:https://www.ntt-west.co.jp/business/cloud/lineup/university_certificate.html
※3 「LinkU-ID」は西日本電信電話株式会社の商標です。


2-1.「証明書発行サービス×教務システム」の標準連携
これまで、GAKUEN(教務システム)から証明書発行サービスへデータ連携するためには、案件毎に連携
の仕組みを個別に開発する必要があることに加え、職員が減少していく中、証明書レイアウトの作成や発行
判定といった各種設定を両サービスで実施する必要がある等、利用大学のコスト負担や導入期間・開発期間
の長期化が課題でした。
本協業では、単にデータ連携の仕組みを標準化するだけでなく、各種設定を教務システム側のみで対応可
能とすべくサービス連携を実現します。これにより、利用大学は、コスト負担の軽減や導入期間の短縮・職
員稼働の削減が可能となります。
なお、この新たなデータ連携の仕組みを先行的に採用し 2023 年 4 月より正式にサービス利用を開始いた
だいた中村学園大学様では、導入コスト・期間をおおむね半減することに成功し、取り組みの有効性を確認
するとともに、大学担当者様からも高く評価をいただいております。


2-2.「LinkU-ID 認証連携サービス×卒業生ポータルサービス」の標準連携
JAST では今後、2024 年 4 月に「卒業生ポータル」サービスをリリースし、NTT 西日本が証明書発行サ
ービスでお預かりしている大学生・卒業生の ID(約 900 万 ID)を管理する「LinkU-ID 認証連携サービス」
と連携させることで、大学卒業後の卒業生への情報配信や寄付金の受付、リカレント教育の提供など各種サ
ービスをシームレスに利用できるポータルサービスの提供を段階的に開始する予定です。教務システムで
圧倒的シェアを持つ強みを活かして、早期の利用拡大を目指します。
NEWS RELEASE



<連携イメージ>




3.今後の展開
JAST と NTT 西日本は両社の持つ強みを相互に持ち寄り、今後も大学や学生・卒業生の利便性向上に資
する新たなサービスの創出により、教育のデジタル化や運営の効率化、データ活用による意思決定支援等、
大学 DX の推進に一層貢献してまいります。


【本件に関するお問い合わせ先】
日本システム技術株式会社 GAKUEN 事業部
TEL:06-4560-1030 E-mail:g-event@jast.co.jp
URL:https://www.jast-gakuen.com/


西日本電信電話株式会社 広報室 報道担当
TEL:06-6490-0024 E-mail:nttw-press@west.ntt.co.jp


以上

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