ビーマップ、TIP OpenWiFiを搭載したWi-Fi6アクセスポイントEAP101-Tの受注を開始

2023年5月22日
各 位
東京都千代田区内神田二丁目12番5号
株式会社ビーマップ
代表取締役社長 杉野 文則
(東証グロース:4316)
問合せ先:取締役経営管理部長 大谷 英也
(電話03-5297-2181)


ビーマップ、TIP OpenWiFi を搭載した Wi-Fi6 アクセスポイント
EAP101-T の受注を開始
エンタープライズ無線 LAN アクセスポイントにオープンの時代が到来

株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉野文則、以下当社)は、当社が販
売するWi-Fi6無線LANアクセスポイントEAP101に、Telecom Infra Project(以下TIP)が推進する
TIP OpenWiFiベースのファームウェアを搭載した製品「EAP101-T」の受注を開始いたしました。TIP
OpenWiFiは、無線LANアクセスポイントおよびクラウドコントローラーのファームウェアをオープン
ソースとして提供することで、ベンダー依存のないオープンな無線LAN環境を構築することを目的と
したTIPの取り組みです。当社は、EAP101-Tを提供するEdgecore Networks Corporation(台湾、
President:Heimdall Siao、以下Edgecore Networks)と共に、日本国内の通信事業者に対しTIP
OpenWiFiの導入をサポートします。




■ベンダー依存のない「TIP OpenWiFi」とは
TIP OpenWiFiとは、通信インフラの普及を推進する世界的な業界団体であるTelecom Infra Project
(TIP)による、Wi-Fiアクセスポイントのファームウェアをオープンソースソフトウェア(OSS)とし
て開発する取り組みです。一般的なWi-Fiアクセスポイントでは、内蔵されるソフトウェアの修正は許
可されていません。そのため、ベンダー以外による機能の追加や変更は不可能でした。TIP OpenWiFi
に準拠した製品であれば、OSSとして公開されているソフトウェアを使用することで、通信事業者や企
業ユーザなどが独自の機能を開発し、Wi-Fiアクセスポイントに組み込むことができます。
また、TIP OpenWiFiは、多数のWi-Fiアクセスポイントを管理するための、コントローラー機能を
CloudSDKとして提供します。CloudSDKは、Wi-Fiアクセスポイントと通信し、遠隔操作や統計情報の
収集などコントローラーとして必要な機能をすべて備えています。なお、CloudSDKはユーザーインタ
フェースを持たないため、独自のユーザーインタフェースを開発することでご利用可能となります。
このように、TIP OpenWiFiを採用することで、特定のベンダーに依存することなく、分析機能やIoT
機能など、様々な付加機能を追加したWi-Fiシステムを構築することが可能となります。また、膨大な
量のWi-Fiアクセスポイントをクラウドコントローラーにより効率よく管理することが可能です。
しかし、TIP OpenWiFiによる開発は、高度な知識を必要とします。そこで、Edgecore Networksで
は、TIP OpenWiFiを採用する企業に対し、経験豊富なエキスパート「Oxhardチーム」による技術支援
を提供しています。


TIP OpenWiFiの特徴:
・ベンダーに依存しないWi-Fiアクセスポイントの開発が可能
・CloudSDKによるクラウドベースのコントローラー開発が可能
・TIPがOSSコミュニティーとしてソフトウェアの維持および品質管理を実施
・TIP OpenWiFiに準拠したハードウェアを複数ベンダーが提供
・エンタープライズ用途のWi-Fi6機能を装備
・Hotspot2.0およびOpenRoamingをサポート
・OpenMeshによるWi-Fiメッシュネットワークをサポート


■TIP OpenWiFiの評価・展開に最適な「EAP101-T」と「ecOPEN」
「EAP101-T」は、Edgecore Networksが提供するWi-Fi6無線
LANアクセスポイントEAP101に、 OpenWiFiベースのファーム
TIP
ウェアをプリンストールした製品です。同製品の工事設計認証(い
わゆる技適)はEAP101として取得済みであり、ガイドラインに従
いTIP OpenWiFiのソフトウェアを改修し、実装した場合において
も、技適の再取得は不要です。また、Edgecore Networksのエキス
パート「Oxhardチーム」がTIP OpenWiFiの導入を支援しますので、
安心して最新技術を評価いただくことができます。
ま た 、 TIP OpenWiFi の CloudSDK が 稼 働 す る Edgecore
Networksの商用クラウド型コントローラー「ecOPEN」がご利用い
ただけますので、購入直後からコントローラーを利用した管理が可
能となります。
このように、EAP101-Tは、TIP OpenWiFiの世界を体験したい技
術者から、大規模な導入を検討する通信事業者まで、様々なレベル
のお客様に安心してご利用いただける製品です。


■ワイヤレスジャパン2023会場にて「EAP101-T」を展示
2023年5月24日(水)~26日(金)に東京ビッグサイトで開催のワイヤレスジャパン2023の会場で
「EAP101-T」を展示いたします。当日は無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)のブースにて、当社社
員より詳しい説明などもさせていただきます。皆さまのお越しをお待ちしております。
・出展概要
【イベント名称】ワイヤレスジャパン2023
【開催日】2023年5月24日(水)~26日(金) 10:00~18:00(最終日17:00終了)
【場所】東京ビッグサイト西3,4ホール
【出展小間番号】W-39
【出展名義】無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)
【イベント公式HP】https://www8.ric.co.jp/expo/wj/
【イベント主催】株式会社リックテレコム


■Edgecore Networksについて
Edgecore Networks Corporation は 、 大 手 ネ ッ ト ワ ー ク ODM で あ る Accton Technology
Corporationの100%子会社です。Edgecore Networksは、世界中のチャネルパートナーやシステムイ
ンテグレータを通じて、データセンタ、サービスプロバイダ、企業、SMBの顧客向けに有線/無線ネッ
トワーク製品およびソリューションを提供しています。Edgecore Networksはオープンネットワーキ
ングのリーダーで、オープンな1Gから400GのイーサネットOCP Accepted™スイッチ、コアルータ、
セルサイトゲートウェイ、仮想PON OLT、光パケットトランスポンダ、商用およびオープンソースNOS
とSDNソフトウェアを選択できるWi-Fiアクセスポイントのフルラインを提供しています。
詳細については、 wifi.edge-core.comをご覧ください。


■Telecom Infra Projectについて
Telecom Infra Project (TIP)は、グローバルな接続性を高めるためのインフラソリューションを推
進する企業や組織からなるグローバルコミュニティです。世界人口の半分は依然としてインターネッ
トに接続されておらず、接続されていても接続性が不十分であることが多くあります。このため、イン
ターネットが提供する消費者向けの商業上のさまざまなメリットへのアクセスが制限され、世界の
GDP成長に影響を及ぼしています。また、現在のソリューションには柔軟性が欠如しており、技術プロ
バイダーの選択肢が限られていることもこの状況を悪化させています。そのため、通信事業者がネット
ワークを効率的に構築およびアップグレードすることは困難な状況となっています。2016年に設立さ
れたTIPは、サービスプロバイダやテクノロジーパートナー、システムインテグレータ、その他の通信
業界関係者に至るまで、数百社を含む多様なメンバーで構成されるコミュニティーです。TIPは、世界
が必要とする高品質の接続性を、現在および今後数十年にわたって提供する、オープンかつ様々な標準
ベースのソリューションの開発、テスト、展開に協力して取り組んでいます。詳細については、
www.telecominfraproject.comをご覧ください。


■EAP101ならびに当社が取り扱うWi-Fi製品については、下記サイトをご参照ください
https://www.wi-fi.bemap.co.jp/


■Edgecoreが取り組むTIP OpenWiFiについては、下記サイトをご参照ください
https://wifi.edge-core.com/openwifi


本件に関するお問い合わせ先
株式会社ビーマップ 事業推進本部 ワイヤレス・イノベーション事業部
電話:03-5297-2263 お問い合せフォーム:https://www.bemap.co.jp/contact/contact.php

9767