日本カーリット、過塩素酸アンモニウム増産計画 第2期工事 前倒し着手

2024 年 3 月 29 日

各 位
会社名 カーリットホールディングス株式会社
(URL:https://www.carlithd.co.jp)
代表者名 代表取締役兼社長執行役員 金子 洋文
(コード番号 4275 東証プライム)
問合せ先 広報・サステナビリティ推進室長 島田 拓
(TEL:03-6893-7060)


日本カーリット、過塩素酸アンモニウム増産計画 第2期工事 前倒し着手


当社連結子会社である日本カーリット株式会社(東京都中央区、代表取締役兼社長執行役員 小川 文
生、資本金 1,204 百万円、以下「日本カーリット」
)は、2023 年 8 月 3 日付当社リリース「日本カーリ
ット、過塩素酸アンモニウムの増産計画に本格着手」にて、第1期の設備建設工事についてお知らせし
ておりましたが、今次、第2期の設備建設工事の計画を早めて着工いたしますので、下記のとおりお知
らせいたします。


1.過塩素酸アンモニウムについて
過塩素酸アンモニウムは、 H-ⅡA/BロケットやH3ロケットなどをはじめとした固体ロケットブ
ースタ、また防衛産業用途の固体推進薬の主原料として用いられております。日本カーリットの社名の
由来である「カーリット爆薬」の原料として 1934 年から製造を継続しており、固体推進薬原料として
は 1964 年から販売を行っております。当社のコア技術である電気分解技術や、危険物の取り扱いノウ
ハウを用いた製品です。

2.増産計画着手の理由
当社グループは、2022 年度を初年度とした中期経営計画「Challenge2024」における戦略の一つに
「成長事業の加速化」を掲げております。過塩素酸アンモニウムは、事業ポートフォリオにおける「育
成領域」にあたり、防衛用途の需要の高まりおよび宇宙産業を含めた将来需要予測を踏まえ、現状能力
の 2~3 倍の生産能力を目指した総額 25 億円(予定)の増産計画に着手し、現在第1期の建設工事を進
めております。

3.第2期工事着工早期化の理由
このたび、建設・設備資材の納期長期化の影響を勘案し、また将来需要予測への対応を踏まえ、当初
計画よりもスケジュールを早める形で第2期工事に着手いたします。なお、第1期および第2工事への
投資総額は 10 億円強となる予定です。今後も、本計画の状況につきましてはステークホルダーの皆様
へ積極的な情報開示を推進してまいります。

4.計画の概要
(1) 立 地:日本カーリット 群馬工場内(群馬県渋川市半田 2470 番地)
(2) 工 事 期 間:2023 年 11 月~2026 年度末頃を予定
(3) 全 面 操 業:2027 年度を予定
(4) 設 備:原料製造設備および過塩素酸アンモニウム製造設備等
(5) 工事の進め方:
・第 1 期工事 2023 年 11 月~2024 年度下期(進行中)
・第 2 期工事 2024 年 4 月~2026 年度上期(着工時期の早期化)
・第 3 期工事 2025~2026 年度末 予定
以上

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