日本カーリット、過塩素酸アンモニウムの増産計画に本格着手

2023 年 8 月 3 日


各 位
会社名 カーリットホールディングス株式会社
(URL:https://www.carlithd.co.jp)
代表者名 代表取締役兼社長執行役員 金子 洋文
(コード番号 4275 東証プライム)
問合せ先 広報・サステナビリティ推進室長 島田 拓
(TEL:03-6893-7060)


日本カーリット、過塩素酸アンモニウムの増産計画に本格着手


当社連結子会社である日本カーリット株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 小川 文生、資本金
1,204 百万円、以下「日本カーリット」
)は、過塩素酸アンモニウム増産計画に着手し、2023 年 11 月
より第1期の設備建設工事を本格化いたしますので、下記のとおりお知らせいたします。



1.過塩素酸アンモニウムについて
過塩素酸アンモニウムは、 H-ⅡA/BロケットやH3ロケットなどをはじめとした固体ロケットブ
ースタ、また防衛産業用途の固体推進薬の主原料として用いられております。日本カーリットの社名の
由来である「カーリット爆薬」の原料として 1934 年から製造を継続しており、固体推進薬原料として
は 1964 年から販売を行っています。当社のコア技術である電気分解技術や、危険物の取り扱いノウハ
ウを用いた製品です。

2.増産計画着手の理由
当社グループは、2022 年度を初年度とした中期経営計画「Challenge2024」における戦略の一つに
「成長事業の加速化」を掲げております。過塩素酸アンモニウムは、事業ポートフォリオにおける「育
成領域」にあたり、防衛需要の拡大や国内生産の必須化といったマーケットを想定し、過塩素酸アンモ
ニウム生産設備の増強を検討しておりました。 中期経営計画のリリース段階においては、 投資規模を「機
動的に設定」としておりましたが、この度、防衛用途の需要の高まりおよび宇宙産業を含めた将来需要
予測を踏まえ、現状能力の 2~3 倍の生産能力を目指した増産計画に着手し、第1期の建設工事を本格
化いたします。

3.計画の概要
(1) 立 地:日本カーリット 群馬工場内(群馬県渋川市半田 2470 番地)
(2) 工 事 期 間:2023 年 11 月~2027 年度末頃(予定)
(3) 全 面 操 業:2028 年度より(予定)
(4) 設 備:原料製造設備および過塩素酸アンモニウム製造設備等
(5) 工 事 時 期:
・第 1 期工事(2023 年 11 月~2024 年度下期)
・第 2 期工事(2026 年度 予定)
・第 3 期工事(2027 年度 予定)
日本カーリット 群馬工場(左から 工場全景、工場正門)




以上

3313