ベイシス(4068)、第22期社内RPA推進により手作業時間を4256時間削減 地方拠点の発案により、光回線配線工事の一部業務を全国規模でRPA化

2022 年 8 月 22 日
各 位
会社名 ベイシス株式会社
代表者名 代表取締役社長 吉村 公孝
(コード番号:4068 東証グロース)
問合せ先 取締役経営管理本部長 高野 竜介
(TEL 03-5769-2141)




ベイシス(4068)、第 22 期社内 RPA 推進により手作業時間を 4256 時間削減
地方拠点の発案により、光回線配線工事の一部業務を全国規模で RPA 化


ベイシス株式会社は、第 22 期(2021 年 7 月~2022 年 6 月)の社内 RPA の取り組みで、社内業務の手
作業処理時間を 4256 時間削減し、地方拠点の発案により、全国規模での業務 RPA 化を推進した結果
を報告いたします。

詳細は、別添プレスリリースをご参照ください。
以上
プレスリリース
報道関係者各位
2022年8月22日
ベイシス株式会社


ベイシス(4068)、第22期社内RPA推進により手作業時間を4256時間削減
地方拠点の発案により、光回線配線工事の一部業務を全国規模でRPA化



インフラテック事業(モバイルエンジニアリングサービス及びIoTエンジニアリングサービス)を手掛
けるベイシス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:吉村公孝、証券コード:4068、以
下ベイシス)は、第22期(2021年7月~2022年6月)の社内RPAの取り組みで、社内業務の手作
業処理時間を4256時間削減し、地方拠点の発案により、全国規模での業務RPA化を推進した結
果を報告いたします。

※RPAとは「Robotic Process Automation」の略語で、ロボットによる業務自動化の取り組みを表
す言葉です。RPAにおけるロボットとは、自動化を実現するソフトウェアを指します。 デジタルレイ
バー(仮想知的労働者)やオフィスロボットとも表現され、主にバックオフィスにおけるホワイトカ
ラー業務の代行を担います。

ベイシスは、RPAエンジニアリングサービスを提供している企業として積極的に社内業務をRPA
化しております。ベイシスのRPA推進チームでは、かねてより「お客様だけでなく社員への貢献ま
で」を掲げ、社員に向けてRPA研修の定期開催や社内広報活動など、社員各々にRPAへの関心
を持たせる取り組みをすることで、社内業務のRPA化を促進し、社内DX推進の一端を担っており
ます。
第22期(2021年7月~2022年6月)では、4256時間の手作業処理時間削減を計上できました。
〇ベイシスの第22期RPAの具体的な取り組みについてのご紹介

ベイシスには、社内業務のRPA化を進める「RPA推進チーム」が存在します。このチームへ、他
部署がRPA化したい業務の依頼をすることができ、チームは依頼を受領後に、業務ヒアリングか
ら要件定義などの上流工程を経て、Robot開発に取り組みます。第22期(2021年7月~2022年6
月)の新規に限った依頼の部署数は9部署(44Robot)あり、そのうち9部署(30Robot)で運用を開
始することが出来ました。

第22期(2021年7月~2022年6月)、ベイシスの全国の拠点で日々施工している、屋内での光回線
配線工事において、地方拠点発案によるRPA活用が行われ、全国的な課題が2点解決されまし
た。

1点目は、光回線配線工事に必要な資料(工程表・現場情報・図面など)の展開の自動化です。
これらの資料は、毎日全国の工事班(40班以上)に展開する必要がありますが、手作業になって
おり、全国の9地域(北海道・東北・関東・北陸・東海・関西・中国・四国・九州)で合計280分/日の
時間を奪われていることが課題でした。
これに対して名古屋に拠点を置く事業所の社員からRPA化が発案され、資料の展開をRPA化し
ました。管理者の手作業は図面および現場情報ファイルを格納するのみとなり、データ加工及び
送付はRobotが行います。(下図参照)
これにより、280分/日の作業量を削減することができました。
またこのRPA化に際しては、既存のコミュニケーションツールと組み合わせる手法で開発されまし
た。これはベイシスとしても新しい取り組みであり、今後のRPA活用の幅を広げる事例となりま
す。




2点目は、現場への入場および退場時におけるチェックの自動化です。
現場はクライアントによって、入退場が作業チケットで管理されています。
当該現場における課題は、作業チケットの開始または終了時の処理忘れの確認に時間や手間が
掛かり、可能であれば1日に数回の確認をしたいところ、それらを時間的制約により実施できないことで
した。かつ、管理者が全ての作業チケットの状況を把握できていないという課題も存在しました。
これに対して広島に拠点を置く事業所の社員から、全ての地域の作業チケットを1台のRobotが確
認し、処理忘れについて毎日複数回確認を実施し、管理者に報告することで、作業チケットの処理忘れ
の早期発見に繋げる仕組みが発案されました。(下図参照)
RPAが入退場のシステムをチェックする事により、作業チケットの処理忘れを検知し、管理者へ
通知する事で、現場班に対して処理忘れを素早く報告する事が可能となりました。

※こちらのRobotですが、工程表を確認して当日の現場も把握しているため、作業チケットの現
場の工程が変更している場合は、その旨も通知する仕組みを備えており、作業チケットの処理が
行われていない理由も確認することが可能となっております。




このように、ベイシスでは東京本社だけではなく地方拠点でもRPA活用が推進されており、全国
の各プロジェクトでの効率化、品質向上が図られています。

〇第22期のベイシスにおけるRPA推進のキーポイント

ベイシスは全国に東京本社含め、6つの拠点を展開しています。ですが、これまでのRPA活用
は、東京本社メンバー以外のアイディアの提案が少ないことが課題でした。
かつ、「現場の状況に即したRPAの浸透」は充分といえるほどには進んでいないのが現状でし
た。これらはベイシスのみならず、一般にRPAを推進する企業において散見される典型的な課題
です。
この課題に対して、ベイシスの各拠点統括を管掌する部は、方針としてRPA推進を拡大させる方
向に舵を切り、トップダウンで働きかけ、それに現場が呼応しアイデアを発案するという好ましい
成果が生まれました。
第一線の現場で働く地方拠点メンバーが声を上げて案を発し、そしてこのアイデアが新規の
Robotとして運用が始まり、全国全社的に、大規模に利活用されたという実績は、大いに意義の
あることと捉えています。
東京本社のみならず、地方拠点の現場の社員も業務DX化へ高く関心を持っていると確認でき、
全社的なDX推進意識の高まりを具体的な事例に基づいて証明できたという点で、今期はテクノ
ロジー活用に対して一歩躍進をした期でありました。

ベイシスでは、全国規模で社内のRPAを奨励し、RPAの推進によって、定型業務や大量のデータ
処理の作業時間を減らし、結果、社員は人間にしかできない『よりクリエイティブな業務』に時間を
確保することを目指し、今後も取り組んでいきます。

〇ベイシスについて https://www.basis-corp.jp/

ベイシスは2021年に東証マザーズ(現グロース)に上場、「ICTで世の中をもっと便利に」を企業
理念に掲げ、デジタル社会をインフラで支える「インフラテック事業」を行っています。通信・電力・
ガス等のインフラ事業者に対し、通信インフラの設計・施工・運用・保守サービスおよび各種プロ
ジェクト支援等のサービスを提供しています。

ベイシスは、社外向けRPA事業として、RPAエンジニアリング支援、コンサルティング支援、RPA
開発者育成研修実施等を行っております。RPAに特化したサイトもございますので、下記サイト
URLを是非ご覧ください。

ベイシスRPAサービスサイト:https://www.basis-corp.jp/rpa/
ベイシスRPA事例紹介サイト:https://www.basis-corp.jp/case/rpa/
問い合わせ先:basis_rpa_sales@basis-corp.jp


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報道関係者ご連絡先:ベイシス株式会社 社長室 広報
担当 中出(なかで)
Mobile:070-3292-1986
広報メールアドレス:t-nakade@basis-corp.jp

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